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旅を通じて「暮らし」を見つめ直す

先日、石川県珠洲市という能登半島の先端へいってきました。

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目的は、この土地へ移住した友人に会いにいくため。

正直、能登半島の先端に何があるとか知らなかったし、人生で自分自身がそこに足を運ぶ機会が訪れるとは思っていませんでした。本当に彼がいなかったら訪れることはなかったかもしれません。

でも、ひょんな事から別の友人2名と一緒に行ってみることになりました。

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僕はこれまでやってきたのは、旅というより旅行。

いわゆる観光地を巡って、推している飲食物を楽しむ。それが遠方へ足を運んだ時の楽しみ方でした。でも、最近王道の旅行では物足りなさを感じてきている自分がいます。

誰もが行くような観光地にいくなら、とてもディープな場所に足を運び、聞いたことのないような地元民に愛される居酒屋にいきたい。

ようは、その土地での「暮らし」に興味を抱くようになりました。まさに先日の愛媛の旅的な楽しみ方です。

そんな楽しみ方をしようと思うと、やはりその土地に住んでいる人に会いに行くのが一番いい。

その土地に住んでいないと知れないような、お店や場所や魅力をひとつずつ知れるから。あと、人も。

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今回の珠洲への旅は、梅雨の時期ということもあり、ほとんどが雨。残念ながらあまり多くの場所へ足を運べませんでしたが、むしろそれで感じれた暮らしがありました。

雨の中できるのは仕事しかない。
ということで、宿泊施設から近い珠洲市民図書館に足を運ぶことに。

すると、地元の中学生がわいわいしている様子を見れて、おばあちゃんが本を読みにきている姿を見れて、仕事に打ち込む人もいて、その近所で生まれている「暮らし」を感じることができました。

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とある日の夜には、友人の友人が集まってくれてサムギョプサルパーティー。

どうやらこの日に誕生日を迎えた方がいたみたいで、それを祝うために集まったんだとか。そういう日常の祝い事で集まる関係が素敵だなぁ、と思うのです。

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こういう”人が集まるところ”を見ていると、その地域のコミュニティの一部が垣間見れるから個人的に好きな空間。

どういう人がいて、どういうことをしていて、何が好きで、どういう生活を送っているのか?

そんな些細な話が僕にとっては深い学びになるんです。

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ここ数年で、僕の興味は「暮らし」に移っていきました。

もちろん、人の関係性やコミュニティの興味も持っているので、この組み合わせで模索したい欲が強い。

いろいろ考えてみたんですけど、結局「暮らし」は何事にも紐づいている気がします。

コミュニティでの活動も、メンバーひとりひとりにとっては「暮らし」の一部になっているはず。それがオンラインのコミュニティであってもです。

「暮らし」というと、どうしてもオフラインでの活動をイメージしがちですけど、それに止まることなんてないはず。

オンラインでのコミュニティ活動も立派なそのひとの「暮らし」。生活の一部になっていることは、ある意味すべて「暮らし」と言ってもいいのかもなと。

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ただ、「働く」ことは別物だと思っていて、働く=暮らしになるひとはごく少数。

働くは経済活動であり、暮らしは本来人間が生きていく上で必要な活動。そんな棲み分けができるかもしれません。

住むこと、食べること、寝ること、コミュニケーションを取り関係性を築くこと、体を動かすこと。そんな日常的にある生きていくのに当たり前にあることこそ「暮らし」であり、そこに目を向けることが「暮らしと向き合うこと」なんじゃないかなと。

少しずつではありますが、いろんな人の暮らしに触れることで、”暮らしとは何か?”が見えてきたような気がしています。

またいろんな暮らしを見にいこう。

珠洲市ありがとうございました!

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