読書会レポート

「なぜ?を読み解く読書会〜コミュニティについて〜」 #イベントレポート

WOLSAM運営のまこしです。
12/1(土)に開催した読書会のレポートを書いたので、感想やコメントをいただけたら嬉しいです!

■なぜ開催したのか?

今回行ったのは、グループ対話と読書を通して、参加したい/目指したい/つくりたいコミュニティについて考えるイベントです。

こころの音を聴いて前向きな一歩を踏み出すきっかけとなる場・コミュニティとして、これまでWOLSAMはリアルイベントを中心に活動してきました。今後は、オンラインでの発信をきっかけとして関わる人や、一緒に企画・運営してくれる人も増やしていきたいなと企んでいます。

コミュニティ形成・運用について考えるにあたり、コミュニティに想いのある人同士が出会って、コミュニティに関して普段感じている疑問に暫定解を見つけたり、自分が参加したい/目指したい/つくりたいコミュニティを言語化するなど、参加者同士の化学反応が起きる場になればと思い、今回の読書会を企画しました。

■どんな人が集まってくれたのか?

コミュニティに関心のある大学生、社会人10名程度に参加いただきました。大学、大学院で教育活動や、教育関連の研究をされていた方から、社会人のプロボノとして社外で関られてている方、お仕事も人材サービスからコンサルなど、コミュニティを中心に、関心分野も背景も様々となっており、その違いがとても面白かったです。

■何をやったのか?

【1.内省】
まずはじめに、ワークシートを使ってそれぞれのコミュニティに対する想いや考えを言語化しました。

【2.対話】
次に、1人ずつワークシートに沿って話していく中で、グループの他3人が気になったことを質問をして深掘りしていきました。

【3.読書】
内省と対話を経て、いよいよ読書パートに入りました。今回の読書会は、課題図書があるわけではなく、コミュニティに関する積読をそれぞれ持ち寄ってもらうスタイルでした。

そもそも読書の目的とは、最初から最後まで読破することではなく、気になったことが解消できればよいというのが持論です。また、ただ文面を見るだけではなく、人に説明することで理解が促進されると思っています。

そのため、下記のような流れで読書ワークを進めていきました。

①著者の身になって自己紹介・本を書いた経緯・本の概要について語る。
②グループ全員の本について、それぞれ気になること/知りたいことを付箋に書き出す。
③それぞれの本について集まった付箋の中から、1番気になること/知りたいことを投票する。
④持参した本ではなく、グループメンバーの本をそれぞれ1冊担当して、人気No.1と2の問いに対する答えを探して発表する。

じっくり時間をかけて読むのではなく、今回はあえて概要把握や設問は3分、問いの解消は7分という短期集中型で実施しました。

【4.振り返り】最後に、全体の振り返りを行いました。こちらもまずは各々ワークシートに記入をしてから、共有をしていく流れです。

■実際どうだったのか?

私の場合は上述の通り、はじめはWOLSAMにおけるファンづくりについて考えていこうと思っていました。

もっとも、グループ対話を通して得た『そもそも会社をコミュニティとして捉えていない』という気づきが面白かったので、下記の2点を考えていくことにしました。

①何をコミュニティとして捉えているのか
②会社とはこれからどう関わっていきたいのか

※赤い丸を入れた箇所が、対話を通して追記したものです。

問いの答え探しパートでは、『仕事はもっと楽しくできる』(ONE JAPAN)という本を読み解きました。

そして、イベント全体の振り返りメモは下記の通りです。

今回のイベントを通して、①私がコミュニティとして捉えるかどうかは『愛着』がキーワードであると気がつきました。また、私が愛着を感じるのは、絶対的なリーダーの一方的な発信を信仰するのではなく、互いに信頼して双方向に刺激し合い変化していける人たちの集まりだと感じます。

どうしたら双方向に刺激しあえるのかは、次の2点にまとめられます。

A)『配慮はするけど、遠慮はしない』というスタンス
B)  役割を見出せる環境

A) 遠慮をして言い合えなければ、何も始まりません。もっとも、物事の背景を考えたり、相手に合わせたコミュニケーションとるといった配慮ができなければ、同じく何も変わらないと思います。
B) その場に自らの役割が見出せないと、当事者意識を持って何かを発信していこうという気がそもそも起きない感覚があります。

②上記を踏まえて、会社とはこれからどう関わっていきたいのか。
まずチームに対しては、配慮の土壌となるそれぞれのメンバーの理解を深めていきたいです。それぞれが日々何を思い何を考えているのか知ったうえで、GOOD(それいいね!)&MOOT(もっとよくなりそう!)どちらも言い合える関係性を目指していけたらと思います。

そして、チームを超えた社内の面白い人たちと出会って、仲間を増やしていきたいです。これまで社外活動としてWOLSAMを動かしてきましたが、これからは社内向けのイベントも企画するなどして、面白い人たちが自然と集まって繋がる場をつくれたらと思います。

今回のプログラムをまとめると、次の図になります。

①まず自分でコミュニティについての内省を行う。
②他の参加者と話し、改めて自分の考えに気づいたり、他の人の考えから新たな気づきを得る。
③本を読み合い、それぞれの本に関しての問いを見つけ深める。
④まとめとして、①〜③を行った上での気づきや学びを振り返り、相互に発表をし合う。

■今後の開催予定は?

対話と読書を手段として気づきを得るという意味での読書会は、今後も様々なテーマで開催していこうと思います。扱ってみたいテーマがあれば、お声がけいただけると嬉しいです!

WOLSAMでは、年間を通して、様々な企画を実施しています。
企画、イベントの情報は下記Facebookページをご確認頂けると嬉しいです。


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