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こんな夢をみた②ヤコブの梯子

以前書いた「こんな夢をみた①」は、幼少期にみた夢を曲にしてみた、という話でした。

今日紹介する2021年2月11日生まれのヤコブの梯子(CNo37)はその逆で、作った曲に関していろいろ調べていたところ変な夢をみた、という話です。

ロボット馬につかまって、巨大な氷の塔を一瞬で駆け上がる

これはつい最近みた夢です。天に届くような巨大な氷の塔があり、最新のロボット馬の背につかまって3ステップくらいで頂点に到達しました。馬が氷をガリッ、ガリっと掻く音や馬の振動を今も覚えています。す、すごい!と思っていると、一緒にいた友人が、「これは今の最高の技術を駆使して作ったAIだから」と興奮気味に言います。

頂点に達したところで写真を撮るからちょっと止まってと下から叫ばれ、そんな場合なのか、と不安がりながら頂点で立ち止まります。氷の塔の頂点にはヒョウかトラか、何か氷でできた動物の頭がついています。下に降りる方が危ないから慎重に、と思っていると、馬はふわっと宙に浮かび、それにつかまっている私もふわっと浮かび、風船のようにゆっくりと地上に降りてきたところで目が覚めました。

なぜこんな夢をみたのでしょう⁇
私は自分のみた夢を分析するのが好きです。この夢の場合、自分でその原因をかなり特定できるので面白く、目が覚めてから笑ってしまいました。なるほど、そういうことか、と。以下では、現実世界で私がしていた行動から、順に内容を紐解いていきます。

①ヤコブの梯子

ヤコブの梯子というのは、皆さんも見たことがあるはずで、天から地上に差し込む太陽光のことです。雨が上がってきた時などに見られ、私の中では虹などとイメージが近いです。

冒頭の写真は父親が亡くなったとき火葬場で見た虹です。火葬が進むにつれ、ずっと降り続いていた雨が上がってにわかに虹がかかり、悲しみの中にも未来に向かう光の筋を見たような気持ちでした。この気持ちを曲にしたのがヤコブの梯子です。

noteで紹介するにあたり、ヤコブの梯子の由来が分からなかったのでWikipediaで調べてみました。

旧約聖書の創世記28章10–12節で族長のヤコブが兄エサウから逃れる際に見た夢に登場する。

Wikipedia
ブレイク「ヤコブのはしご」(アートバイブル,日本聖書協会)

天から地上に続く梯子を天使たちが昇降しているという夢で、ヤコブはこの夢で神様から祝福のことばを聞く、という縁起のいい夢です。

さらに続きを読むと、

讃美歌320番「主よみもとに近づかん」は、創世記28章の下りでのヤコブの気持ちを歌ったものと言われる。この賛美歌は、映画「タイタニック」で、沈みつつある船上で、音楽家たちが最後まで演奏し続けた曲でもある。

Wikipedia

そうか、あの曲か!と思わずyoutubeで確認しました。

タイタニックが沈没するとき衝突するのが巨大な氷山です。私の夢の、天に届くような氷の塔、というのはここから来ているようです。

②GPT-4

今話題のchatGPTがGPT-4になってさらにすごくなる!という話を友人としていました。もうシンギュラリティ来るね、などと話していたことが、「わずか3ステップで頂点に達する(目的達成する)すごいロボット」という比喩的な夢になったと思われます。

③馬

また別の友達とLINE電話で話をしましたが、雑音がひどくて、半分氷になった雪道を歩くような、ガリっガリっという音が入り、声が聞こえないよ〜と不満を言っていたのですが、馬の駆け上がる音はまさにこの音でした。

というわけで、不思議な夢でしたが全て現実で経験した感覚をもとにしたものだった、というお話でした。

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