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日経新聞記事「ホンダ、EVの走行中ワイヤレス給電に本腰」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
ホンダ、電気自動車の走行中ワイヤレス給電に本腰 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

以下、記事のサマリーです。
ホンダのDWPTシステム: ホンダは、電気自動車(EV)に走行中に道路から無線で電力を供給する「走行中ワイヤレス給電(DWPT)」システムを開発中です。
技術の利点: DWPTが普及すれば、EVは小容量の電池で長距離走行が可能になり、充電インフラの整備が不要になります。
高出力システム: ホンダのシステムは、送電コイル1つ当たり最大150キロワットの出力を持ち、乗用車と大型車の共用が可能です。
コイルの素材: コイルにはテープ状の「銅条」を使用し、表皮効果を抑えて高出力と小型化を両立しています。
今後の展望: ホンダは今後2〜3年以内に実証試験を行い、製品化の準備を進める予定です。
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日本では昨年に、東京大学などの大学や企業11団体が日本初のDWPTの公道での実証実験を開始しています。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」前の交差点に白く塗られている個所があり、そこに送電コイルが埋まっているワイヤレス充電スポットになっているそうで、東京大学の藤本教授によるとスポットの上に1秒間停止するだけで、約100メートル走行できるそうです。10秒だと約1キロメートルです。

今回のホンダのシステムでは送電出力が150kWとなっており、柏の葉キャンパス駅での実証実験の25kW、2025年に開催される大阪万博では15kWのEVバスなので、より様々な車両に対応できると思います。

なお、これはスマートフォンのワイヤレス充電と同じ仕組みを活用していますので、我々に馴染みのある技術です。

今後、EVが普及するためのインフラとしてホンダがどう取り組んでいくのかに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。