見出し画像

「北海道ボールパーク開発立役者が語る『共同創造空間』」に注目!

北海道「エスコンフィールド」開発、立役者が語る「共同創造空間」 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

北海道ボールパークFビレッジは、2023年3月に開業した日本ハムの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核としたボールパークです。周辺にはクボタの農業学習施設、アウトドア用品店が入る商業施設などが集まります。2028年度には北海道医療大学によるキャンパス移転も控えます。JR北海道の新駅も開設予定です。運営会社であるファイターズ スポーツ&エンターテイメントの三谷仁志取締役が、開発の経緯や思いを語ったインタビュー記事です。

「プロ野球・日本ハムのボールパーク『北海道ボールパークFビレッジ』のコンセプトは『共同創造空間』だ。100を超す企業や団体がFビレッジに関わり、まちづくりを推進する。球場内には三菱地所がワーケーション施設、ボールパークには日本エスコンがマンションを開発するなど様々なパートナーが主役となって事業を進める。」

「共同創造空間の考えに至った原点は2010年。日本ハムの本拠地が札幌ドームだった頃、前沢賢取締役とプロ野球のあり方や付加価値の高め方について議論した。」

「野球場を拠点とした住宅や教育施設などが充実したまちをつくりたいと話した。そのために、企業などが主体となって事業を広げられるプラットフォームを提供しようと考えた」とのことです。

「当初は札幌ドームを核としたボールパークを想定していたが、既存の施設で魅力をつくるには限界を感じた。そのため北広島市に新球場の建設を2018年に決めた。前沢氏とアメリカの米大リーグや米プロフットボールNFLなどスポーツチーム約100カ所のスタジアムや球場を訪れ、新球場構想の参考にした」そうです。

「比較的新しい球場である札幌ドームを使わずに建設する新球場構想には批判も多かった。現在の新庄剛志監督らを選手として擁した2006年など日本ハムは札幌ドームで複数回優勝経験がある。札幌ドームは日ハムファンにノスタルジーを感じさせる場所だったため、ファンにもなかなか納得してもらえなかった。」

「認められたと感じたのは開業後だ。2023年の開業初年はボールパークへの来場者が340万人を上回った。試合のない日の来場者の滞在時間も3時間を超す。ビール醸造所併設レストランや温浴・サウナ施設などには多くの人が集まった。」

「通常、日本では野球場に来て真っ先に席に座る。エスコンフィールドHOKKAIDOはまず飲食店やショップなどに立ち寄る方が多く回遊性の高い目指していた野球観戦が確立しつつある。」とのことです。

「一方、ボールパークの完成度はまだ半分に満たない。今後はエンターテインメント施設やオフィスビルなどを誘致し、日ごろから人が行き交うまちを目指す。これからも事業者とともに世界がまだ見ぬボールパークをつくっていきたい。」と意気込みを語りました。

北海道日本ハムファイターズの本拠地がある北海道ボールパークFビレッジは、球場だけではなく様々な施設があります。ホテルやショッピング施設がありますが、その中にユニ・チャームが提供する「ユニ・チャーム DOG PARK」やクボタが提供する「KUBOTA AGRI FRONT」があります。

「ユニ・チャーム DOG PARK」は愛犬と遊べるボールパークのドックランをコンセプトに、ワンちゃんと野球観戦ができる「ユニ・チャーム マナーウェア DOG SUITE」を常設しています。

そして、「KUBOTA AGRI FRONT」は”食と農業”の魅力・可能性を、楽しくおいしく学ぶ農業学習施設をコンセプトとして、ツアープログラムやカフェを提供しています。2023年11月5日にはこどもトラストセミナーで「KUBOTA AGRI FRONT」にて農場の経営者の一人となり、チームで農業経営に取り組むシミュレーションゲーム「AGRI QUEST(アグリクエスト)」等を体験させていただきました。

野球だけではない、多くの体験ができる北海道ボールパークFビレッジ。ここでの、ユニ・チャームやクボタでの価値提供に今後も期待しています。