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det[,a]il #3 ~春モノ電気服、後編

少しだらだらとした箇条書きになってもた。お経ほどありがたいもんやないけど、あくびとイイ感じでちちくり合いながら読み切ってもらえたら、「,a」の聴こえ方がまた違ってくるんやないかと思います。どうぞヨロシク。

M4「DANCE HOLE」
初めて裕也と一緒に作った曲。2018年6月に大阪で卓郎くんと飲む機会があって、そこで「裕也、合うと思う。」ってことで間取り持ってくれる話。しかしながらなんやかんや実際に会えたのは、翌年2019年4月。9mmのリハにお邪魔して、その後武田くん交えて飲みに行って。チャゲアスいいやんね、って話が膨らんで、後日、裕也がこのメロディをくれた。自分以外の人が作ったメロディに言葉を乗せるのがほぼほぼ初めてやったんで、かなり新鮮な作業の連続で楽しめた。メロディと歌詞の塩梅を徐々に徐々に擦り合わせていって、ざっくりとやけど曲のできてく過程をYouTubeなりインスタに上げていってた。一緒にやるにあたって何か感じるものがあればと思って、もともとブログで書いてた1000文字小説の「生まれつき、僕の胸には穴があいている。」を読んでもらってて。今の自分の表現の原点的な文章なので、どんなメロディがきても、テーマは「穴」に決めていた。「,a」のレコーディングが決まって、曲出しした時点では裕也のアコギだけのつもりでいたけど、滝くんがこの曲のアレンジも買ってでてくれて。それじゃぁ僕にエレキ弾かせてください、ってな裕也の嬉しい申し出もあり、ガッツリ踊れるナンバーに仕上がった。個人的には、2番Bメロのジャジィーな感じからのサビ前の気持ちの上がるギターと、Cメロの右から左から裕也がたくさんのところ、曲全体通してドラムのフィルが好きなんやけど、落ちサビからの盛り上がるとこのフィルとギターのピッキングのアンサンブルが特に好き。

M5「Miss Mary Sussie」8年前。
2012年3月に武田くん三橋くん滝くんとでセッションするにあたって書いた曲。歌詞の内容的には、バンド時代の「Mary Sussie」の続編。おばあちゃんになったSussieに話聞いてもらってるような内容。鉄と鉛で初めて作ったデモテープが「Mary Sussie」で、その頃の初期衝動や情熱に対して問い掛けてるんかも知れん。この続編書いてしばらくして「ヨコハマメリー」の存在を知って、イメージとかなり近くてちょっとびびった。話は戻って、ギタリスト3人とセッションするので、ソロをそれぞれ1回ずつ取れるようなイメージで構成した。なので、少しだらだらと長い印象やったけど、滝くんがアレンジでスッキリさせてくれた。歌入れ時点ではまだメインのギターが入ってない状態やったけど、ギターソロのない「,a」の唯一ギターソロっぽい場面転換的な箇所も情熱的で、最終的には楽曲全体で哀愁のBluesに落とし込むことができた。ボーカルはかなり小技と感情を散りばめたんで、ミックス難しいやろなと思ってたけど、滝くんのチョイスも、フェーダー突くとこも、完っっ璧やった。ギャフンとしか言い様がない。一番声を張る曲やったんで、6曲中6番目、一番最後に歌入れをした。歌い終えた直後、喉が燃え尽きた。

M6「エンドロールに願いを」
2019年9月4日に鉄と鉛の一夜限りの復活ライヴを終えた夜の打ち上げのときに、裕也と次の曲について話してて、テーマは「青春」にしたい旨伝えてた。随分お酒がすすんでたから少し記憶が曖昧やけど、、自分にはバンドを続けていく力がなかった。自分にとっては青春は一生ものではない。けど、一旦辞めたことのある、一旦ステージを降りたことのある、その強さを示したい。青春みたいなこの情熱に新しい名前つけにいかなあかんねん。みたいな話とともに伝えたと思う。次の日には裕也がメロディを作って送ってくれた。イントロだけで泣けた。言葉は思いのほか難産で、ワンコーラス書くのに10日くらいかかった。裕也とこの曲についてお互いの思いをすり合わせていくなかで、「鉄と鉛」というバンド人生の映画があったとしたら、そのエンディングでで流れてほしいなというイメージがありました、って裕也が言ってくれて。自分が誰に向けてこの曲の歌詞を書くべきか定まった気がした。それでも歌詞は二転三転して、最終的にレコーディング直前でCメロの歌詞がでてきたとき、ダルマに目を入れることができた感覚があった。曲全体の音域の高低差が結構あって、Aメロは自分史上一番低いんやないかと思う。意識したわけちゃうけど、福山雅治や平井堅ばりにエッジボイスの効いた歌い方になってる。今まで震わせてこんかったとこ震わせれるのが、人とやる魅力かもしれんね。

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