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ギャランドゥ・ノイマン

UFCとかで割と男臭さのあるMMAファイターの名前っぽ。ライトヘビー級くらいで、赤パン履いて、豪快なフックでアゴ打ち抜いて殴り倒すパターンの勝ち方が多いんやけど、負けるときも失神KOとかで、記録より記憶に残るタイプの「漢」やね。しらんけど。

そんな枕の妄想はとりあえずおいといて。鉄と鉛のラストダンス含め、去年から再開したライヴ活動で頂いたギャランドゥならぬギャランティーの行方のお話。裕也へのお礼とHEREのクラウドファンディングに使わせてもうた。んで残りでマイクを買わせてもらいました。ライヴで使う用。もちろん東京へ行く移動費やスタジオ代、宿代なんか含めたら大赤字なんやけど、音楽でメシを食ってるわけではなく「趣味(誤解あるかもやけど)」で演ってることなので、そこいらは含めず。純粋にライヴの集客に応じて頂いたギャラ(+αもあるが)の使い道。

「自分」を買ってくれたことの恩返しになるような形がいいなぁーと考えてたところに丁度、滝くんが「井上さんの声に合ってると思います。是非オススメです。」とマイクについて話し掛けてきてくれて。あ、ココやな!と。ここなら自分の未来にもbetできることになる!まだルーレットがぐるぐる回ったままライヴさせてくれないので、シックリくるのかどうか分かりませんが、音にこだわり抜いた「,a」の総指揮者が言うんやから間違いない。次のライヴが楽しみです。

棟方志功が版画を彫るときのようにムシャムシャとむさぼり歌いたいので、その細かな咀嚼音までライブで表現できるんやないかなと思ってます。口を開くときに上唇と下唇がジッパーのように剥がれていく微かな音が聴こえるのが理想。うつむき気味で歌うやや歪みかけた声(バンド時代にトモナリの家で四つん這いで曲作りをしていて編み出した)をマイクにのせようと思うと、感度を上げてもらう必要があるのでマイクはには触れない。ので、マイクとの距離感が非常重要になってくるんやけど。スタンドに差したマイクとの距離感を声量に合わせて身体全体で調節するのにも限界があるなと感じてきてるので、マイクを持った状態でなんとかならんか考え中。次のライブでPAさんとも相談しながら試せたらと思てます。

曲作りについてはもはや癖の領域なので、求められなくても毎日やるんやけど(クオリティは別の話)。歌うことに関しては筋肉のことなので、気をつけてないとサボってまう。「経験は筋肉を滅ぼす」やないけど、ほんま知恵がつくと横着しまくろうとするので、そこだけはケツ叩くようにしてる。とはいえ年齢重ねることで失うものは残念ながら確実にあるので。そこを補うことや別角度を発見することにも面白味を見出すことにしてる。老いは恥ではない、45歳でチャンピオンに返り咲いたフォアマンも言うてる。ギャランドゥ・ノイマンもまた、そういうスピリットを持ったファイターやと思うねん。しらんけど。

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