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武蔵野大学工学部建築デザイン学科との共創プロジェクト、屋上活用コンペティションレポート

こんにちは、,COMMAの岸田です。
,COMMAの建物の屋上に、素晴らしい空間があるのを皆さんご存知でしょうか。
これまでワーケーションプランの利用者インタビューでも屋上の写真が登場していますが、こんな感じで茅ヶ崎の海を一望でき、開放的な最高の空間になっているんです。

2021/11月時点の屋上の様子

ただ、現在は家具とかも何も置いておらず、手付かずの状態。
そこで、この度、武蔵野大学 工学部建築デザイン学科と共創プロジェクトとして、「,COMMA屋上活用デザインコンペティション」を実施し、3月27日(日)にプレゼンテーションと講評会を開催しました。

このプロジェクトは武蔵野大学2・3年生の有志6チームが、それぞれが考える,COMMAの屋上の活用方法を、本当に実現させることを見越したプロポーザルを提案。

本気で屋上活用案を実現するため、,COMMAの設計・施工に関わった人たちを中心に以下5名が審査しました。

建築家:佐藤 芳和(,COMMA内装設計を担当)
武蔵野大学工学部建築デザイン学科 講師:太田裕通
発起人/オーナー:小池 弾
共同発起人:岸田 卓真
株式会社シビア:土橋 徹也(,COMMA施工を担当)

また、実際に活用されることを想定し、,COMMA会員の方2名も当日のオブザーバーとして参加いただきました。

プレゼン資料一覧
当日のプレゼンの様子

本記事ではこれから、各案をご紹介させていただきます。

プレゼン一覧

①「やりたいこと、全部」【最優秀案】

メンバー: 高橋了太、田代麻華、木村凪沙、長田澪来

企画意図: 屋上空間で何ができるかに目を向け、「やりたいこと、全部。」を可能にした。海への視線を意識して全体を45度回転させ ている。パレットの利用で管理性や安全性にも気をつかい、より特別な心地よい空間を提案した。

チームメンバーが,COMMAの屋上で何をしたいかを考え、全てを実現できるようにパレットを様々な形で配置した本案が最優秀賞を獲得しました。
施工実現性、運用面、コスト、そして空間の魅力を併せ持ったとても魅力的なアイデアで、実際にこの空間で本を読んだりコーヒーを飲んだりして過ごしたいなと思わせる提案でした。

②「フレームで変化する空間、時間、風景」

メンバー: 安保花、畑中美代

フレームで変化する空間、時間、風景

企画意図: コの字型のフレームを用いて空間や時間、屋上から見える風景を切り取りありふれた日常を特別なものにする。フレーム は様々な使い方がある。使う人によって変化し、自分だけの空間を作り出すことができる。

コの字型のフレームという単一のルールで、座る・立つ・佇むなど様々な使い方を実現している技ありの提案。,COMMAの屋上から見える海や街並みなどの色んなの景色を切り取るという考え方も非常にユニークでワクワクさせられるアイデアでした。この法則で作られた公園のランドスケープなども見てみたいと思いました。

③「TSUNAGARI」

メンバー: 稲葉士道、高橋京佑、佐藤凌太

TSUNAGARI

企画意図: 会員同士の新しい繋がりや会話が生まれるようなデザインで茅ヶ崎の自然を感じることができるリラックス&ワーキング スペースを提案。THUNAGARIをコンセプトにいろんな繋がりの実現の可能性を考えた。

茅ヶ崎の中で、様々なバックグラウンドを持った人同士がつながっていくという,COMMAの哲学を体現しようとしてくれたアイデアで、屋上を使いやすくしたいという意欲をとても感じました。

④「どこでも working」

メンバー: 小野莉沙、遠藤栞音

どこでも working

企画意図:今回、,COMMAの屋上にて童心に帰って仕事ができる場所にしたいと考える。ここの利用者にとって公園で遊べるよう な場所で仕事を楽しめるようにしたいと思った。斜面や高さを活用して、自分の好きなスタイル、時間を思い思いに過ごす事ができる。

,COMMAに働きに来ている人にフォーカスした案だと感じました。どこまでも、働く人が気持ちよく過ごせることに気配りをされたアイデアで、先程のTSUNAGARIと同じく、利用者にフォーカスされており、実際に使ってみたいディティールが随所jに見られる提案でした。

⑤「10人10色の拠り所」

メンバー: 鈴木萌花

10人10色の拠り所

企画意図:様々な角度からアプローチできる居場所を作りたいと思い、COMMAの新しい役割を提案してみました。家具と芝とでで きること、広がるアイディアで、ワクワクすることを意識してデザインしました。

なんと唯一、一人で提案してくださったアイデアです。,COMMAの屋上をさまざまなシーンに適応できるようにしたいというシステムのアイデアで、構造のフィージビリティスタディを深掘ればさらに可能性が広がっていくと感じられる提案でした。

⑥「Hang がえる」

メンバー: 小野沢賢人、塩田亮太

Hang がえる

企画意図:利用者と共に考える家具。基本的な部材が規格の鉄パイプのため比較的安価かつ自由度の高い使い方ができる。利用していく上で様々な使い方を付け足したり、無駄なものをなくしたりすることで、利用者、使い方に変化してゆく。

施工費用を考慮した、鉄パイプ主体のアイデア。おそらく、企画者たちのハンモックのある空間に対しての強いこだわりが反映されていると感じられました。個人の強い思いを提案まで持っていくパワーを感じました。

これら、どれも力強い提案をいただき、我々,COMMAチームも非常に刺激を受けたコンペティションでした。

最優秀案:やりたいこと、全部

最優秀案に選ばれた「やりたいこと、全部」のアイデアを実現するために、これから別途プロジェクトを立ち上げ、進めていく予定をしております。

最優秀案チームの受賞コメント

「今回このような機会を開いていただきありがとうございました。在学中、課題で設計する機会は何度もありましたが、実現を前提にしたものではありませんでした。しかし、今回のコンペでは実現に向け考え設計することができとても良い経験をしたと思っています。また、初めて受賞することができ、嬉しく思ってます。今後、実現に向けて今の案よりより良いものを作れるように頑張ります。」

引き続き、進捗をnote等でアップデートしていきますので、ぜひチェックしてくださいね!!

関連リンク

,COMMA Co-working, Cafe and Bar
https://comma.today/

武蔵野大学工学部建築デザイン学科太田裕通研究室
https://otalab.info/

【武蔵野大学】学生21名の創作活動による茅ヶ崎のコミュニティスペースづくり「あわいDEカタチ」共創プロジェクトが始動!(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000067788.html

神奈川県茅ヶ崎市のコミュニティプレイス共創プロジェクトのコンペティションにて工学部建築デザイン学科の学生がデザイン案を発表(武蔵野大学公式ページ)
https://www.musashino-u.ac.jp/news/20220412-01.html


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