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第12話「相手を気持ちよくさせると」読むだけで人生を照らす物語

人はそれぞれ、役割を演じています。

・人のお世話を焼いてしまう
・言ってはいけないことを言う
・バカを演じる
・誰からもわかってもらえない状況を作る
・どこにいっても嫌な目にあう
・頑張り屋さん


そんな役を演じている時は、本来の自分ではありません。「親をなんとかして助けなきゃ」という強迫観念から、役を演じているんです。役を演じていると、一点集中してしまい、意識だけでものごとを見てしまいます。

ホワイトボードにかかれている「・」が意識だとしたら、それ以外は
無意識。役を降りて無意識に委ねるには、相手の感覚に注目するのがよいかもしれません。

自分では感覚を感じていると思っていても、意外と「見ていない、聞いていない、感じていない」んです。

相手と話している時に「見て・聞いて・感じて」という言葉を頭の中で繰り返していくと、意識が混乱して、視野が広がり、相手が見ているもの、感じているものを感じることができます。そして、共に心地よい状態になっていくんです。


私たちは、不快を選びがちでした。「心地よさを選んでもよいのだろうか?」という遠慮がありました。

「役割を演じて本当に心地よいか?」「その不快は誰からのものか?」
そんなことを問いかけてみると、違った物語が生まれ、笑い合う楽しくて
対等な関係が生まれるかもしれません・・・

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