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アヒルと鴨のコインロッカーを読んで②

早く事が解決して欲しいという気持ちでがーっと全部読んでしまいました。

読後感ですが、割とあっさりと終わってしまったなあ…という印象です。

あまり文字を読まない&久しぶりの小説ということもあって、どんでん返しを期待しすぎていたところが大きいと思います。

最近で言うと、葬送のフリーレンってアニメやってるじゃないですか。なんだか、雰囲気が似てるなって思いました。

こう、ゆっくりと噛み締めるような物語だと思ったのです。もっと読みたかったですね。

1番面白いなと思ったのは、河崎が河崎ではなく、ドルジだと判明したところです。こういう所から、私はどんでん返しが好きなんだなと気が付きました。

違和感は最初にあったんですよね。椎名の名前を河崎(ドルジ)が初めて聞いた時です。
しいな、しいな、タノシイナ。確かそんなことを言っていました。

そんな覚え方あるか?と印象強く残っていたのですが、伏線でしたね。

河崎は、ポリシーはしっかりしてるんだけど、真意は掴めないような、人を垂らし込めるような存在だと思っていたので、多少変なところがあっても、まあそうだよなって思わされてしまいました。

琴美に関しては、割と最初の方から、死んでしまったんだなと思っていましたが、急激な展開でしたね…。

ただ、死後の描写があることから、ファンタジー的な希望を持たせてくれたと思います。まあ、神を信じるか、信じないか、みたいなのにちょっと触れたようでしたね。

結果としては、3人のうち2人も亡くなってしまったわけですが、悲しいわけではなく、むしろあたたかい物語だったなと思います。

でもなんだろう…やっぱり、この物語を読んで、何かを学んだり、理解したり、知見が広がった感じがしないんですよね。私の読解力の低さが大きいと思いますが…。

凶悪犯に追いかけられているというストレスにずっと晒されていたので、うまく読み切れなかったというのもあるかもしれません。

むずかしいですね。。

あ、河崎は結構すきです。登場人物の中で1番好きです。ああいう、自分のポリシー、芯がしっかりしてる人って、内容はどうあれ輝いて見えます。

ちなみに私の芯は、私の幸せを追求することです。なるべくずっと幸せでいたい。自分が幸せでいないと、周りの人を助けられる余裕が無くなるからです。まあ、言うまでもないかもしれませんね。

それじゃ、今日はこの辺で。

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