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マッシュアップで誰でも漫画がつくれるシステムをつくりました

Comicaroid(コミカロイド)ー マッシュアップで漫画をつくる

画力以外の力で漫画をつくる

「いつか漫画をつくってみたい!」そんな想いを胸に秘めながらも私には絵のセンスが圧倒的に欠けていました。それでも夢を諦めきれずになんとか漫画をつくれないものかと模索を続けてきました。いつしか「画力ではない他の力で物語をつくれないか?」そんなふうに考えるようになり、画力以外の自分の力と向き合うことになります。

幸いなことに自分にはプログラミングの力がありました。絵は描けませんがコードは書けるんです。だからコードの力で漫画をつくれるシステムをつくって、漫画づくりからつくってしまおうと考えました。

顔も知れぬクリエイターさん達と制作した二次創作

はじめは自分がつくりたい漫画をつくるためにCGで漫画をつくれる仕組みを開発し、誰に見せるわけでもなくひっそりと制作をしていたのですが、その過程で様々なフリー素材にお世話になることになります。世の中には世界のクリエーションを加速させるために3Dモデルや画像など、様々な素材を無償で公開してくれているクリエイターさんがいます。

そしてフリー素材の継ぎ接ぎで漫画を作っているうちに気づいたことがありました。それは今私がつくっている漫画は私個人の力だけでつくれたものではなく、世界のクリエイターさん達に支えられてはじめてできた作品なのだということです。

予てより漫画は一人の天才によってつくられるものでした。もちろんアシスタントさんや編集の方など様々な人々がいてはじめて世に送り出されるのが漫画ではありますが、やはり作家頼みの部分が大きいでしょう。

けれども私が試作した習作はそういった漫画とはちょっと違う面持ちを感じたのです。そこにあったのは顔も知れぬ世界のどこかにいる誰かさんが一緒につくってくれた作品でした。大袈裟かもしれませんが世界のクリエイターさんと制作を通してつながれた気がしたのです。まるでみんなと一緒に楽しく二次創作をした時のようなえもしれぬ感覚でした。

イラストレーションではなくマッシュアップで漫画をつくる

そんな"つくる楽しみ"をもっとみんなと味わえないものだろうか?そんなふうに考えるようになり、世界中の人々がつくった素材を繋ぎ合わせられるようなインターフェースをつくろうと決意しました。

こうしてできたのが世界中のデータをコミカライズし、それらを組み合わせることで漫画がつくれるシステム、Comicaroidです。圧倒的個人によるイラストレーションではなく、多くの人々によるマッシュアップで漫画をつくる仕組みです。

このシステムを通して私の「漫画をつくりたい」という情念はだんだんと成仏されてきていますが、もし私と同じような思いを抱えている人がいて、私のシステムがその想いの一端を叶えることができたら嬉しく思います。

まだまだ発展途上のシステムですが、一緒にいい物語をつくりましょう。

β版への応募について

Comicaroidはβテスターの応募を受付中です。(2022/12/15)
応募はこちらから:https://comicaro.id/form/betatester 

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