民衆の敵とは誰なのか
Bunkamuraシアターコクーンで上演中の『民衆の敵』を見ました。以下ネタバレを多く含みますが、「近代演劇の父」と呼ばれるイプセンの作品なので、ネタバレ程度ではこの戯曲の面白さは損なわれないだろう、と勝手に解釈して、がんがんとネタバレも交えて書こうと思います。
舞台のいいところは生身の人間が目の前で演じるところにあると思っているので、「噓から出たまこと」という言葉があるように虚構であると同時にその世界を現実に体験でき、youtubeで音楽が無料でいつでも聞ける時代になって