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「たけながの1年で大体40ステージやった気がするが果たして…企画」結果発表

noteをご覧のみなさま、お久しぶりです、武長慧介です。
コメディアスのメンバーとして活動しています。
 
2022年も終わりですね。みなさまはどんな一年でしたでしょうか?
一年の締めくくりに「THE FIRST SLUM DUNK」は、もうご覧になりましたか?まだの人は、ぜひ年末年始に映画館へ!(わたしは3回観ました。
 
さてさて、本題に戻りまして…。こちらの記事は、わたし武長が劇団内外でどんな活動をしてきたのかを振り返るというものでして、いまやコメディアスのちょっとした恒例行事となりつつあります。今年でついに4回目。

昨年の記事はこちら。年々緩くなっていくブログタイトルにもご注目 ↓

お恥ずかしながら、昨年何を書いていたのか、いまの今まで忘れていたのですが、2022年も結果的に色々な作品に関わらせていただきました。

本人の感覚としては、今年は「大体40ステージくらい関わったような…?」気がしているのですが、果たして何本出演していたのか…その予想に狂いはないのか…一挙にプレイバックしていきたいと思います! 

<鈴木コメント>
今年も鈴木が一緒に振り返っていきます。
スラムダンク結局3回も見たのかよ!!だったらもう少し早く記事を上げてほしかったよ……(記事公開日の深夜にコメントを書いています)

<武長コメント>
ほんと、ごめん。

◆1月

1.[イマジネーションものまね]紅白歌合戦2021@YouTube

わたしの掛け持ち先の劇団である「劇団 短距離男道ミサイル」の忘年会(年忘れ稽古)の際にノリで撮影したホームビデオです。撮影したときの様子は、正直なにも覚えていないです。

<鈴木コメント>
2022年振り返りなのにいきなりタイトルに2021ってついてる。
内容は悔しいけどちょっと面白かった。でも多分深夜だからだと思う(追記:日中に改めてみたら全然面白くなかった)。
あと、#Shortsタグ付けてますけどYoutube上でショート扱いになってないですよ。

2.【男道ラジオ#06】Yesterday Once Or(収録:2021年12月)【SOUND ONLY】@YouTube

短距離男道ミサイルの不定期WEBラジオ「男道ラジオ」の武長出演回。東京の自宅からオンライン通話をしながら収録できることもあり、割と楽しんで参加していたのですが、このところ収録していません…少し寂しい。

<鈴木コメント>
16:02からがDJ-Kのセキュリティソリューションですね。
今気づいたけどこれ去年の42.と被ってないか……?

◆2月

3~4.キャプテン・バルボアのマチョムキン体操@日立システムズホール パフォーマンスフェスティバル

2022年は短距離男道ミサイルでの舞台出演が多く、計算してみたら一年間の約1/3は仙台にいたみたいです。 

<鈴木コメント>
キャプテン・バルボアの説明が何一つされていない!!!ので、代わりに説明します。
平たく言うと劇団短距離男道ミサイルによるヒーローショー的コンテンツです。
キャプテン・バルボア(以下バルボア)とゴウ・リッキー(以下リッキー)という2人のヒーローがプリンスキョジャークー(以下キョジャークー)という悪者を追いかけて地球にやって来るわけですが、ヒーローの一人であるリッキーがキョジャークーに洗脳攻撃を受けてしまいます。リッキーは自らの意思に反して操られ、バルボアと戦うことに。
ピンチに陥るバルボアですが、その場に居合わせた子供たちとマチョムキン体操を行うことで○○エネルギー(注:ここで書けないような単語だから伏字というわけではなく、この単語は当日の子どもたちが決めるためこのような表記にしています。当然子どもたちの状態によってはここで書けないような単語になることもあります)をチャージし、見事リッキーの洗脳を解き、バルボアとリッキーの2人でキョジャークーに打ち勝ちます。
最後はキョジャークーも一緒にマチョムキン体操をして仲直りをするという、ハートフルな内容です。
※この内容は記憶だけで書いているので間違っていたらごめんなさい。

<武長コメント>
あってます!ちなみに最近「ポッツァーリ」なる新しい悪役が誕生したみたいです。ぽっちゃり→ポッチャリ→ポッツァーリ…?

5~8.七福神の舞@日立システムズホール パフォーマンスフェスティバル

ミサイルが七福神に扮して、イベントの成功祈願をおこなうおめでたい演目です。パフォーマンス冒頭、七福神それぞれによる自己紹介のパートがあるのですが、そこで自作のラップをやってスベリました(オーディエンスの年齢層を考慮すべきでした。残念。)

<鈴木コメント>
お客様の年齢層のせいにしてはいけませんね。

<武長コメント>
俺は福禄寿。齢(よわい)160の、なかなかの長寿。

9~21.Ultimate Fancy Ojisan@王子小劇場(佐藤佐吉演劇祭)・せんだい演劇工房10-BOX box-1

2020年3月に参加予定だったものの中止となった佐藤佐吉演劇祭、ついに参戦できました。Ultimate Fancy Ojisan、略すと”UFO”です。

観に来てくれた劇団員の池田曰く「一人だけ体のはり方を間違っている」と評された武長の出演シーンでしたが、トータルでは作家・本田椋の真摯さやベテラン俳優陣を中心としたパワフルさ・繊細さが織り込まれた懐の深い作品だった気がしています。ただわたし個人としては反省の多い作品で、喉を潰してしまい仙台公演ではほぼ全編カスカスの声になっていたのは情けない限りでした。

作品のカラーがギュッと詰まってて結構好きなフライヤーの素材写真

<鈴木コメント>
この写真めちゃくちゃいいよね!空と海が信じられないくらい綺麗だし。赤色のそれもミサイルに見える。
劇の内容はいろいろ個人的に話した気がするからここでは細かく書かないけど、ミサイル的要素(パワフルさ)と俳優陣が持つ真面目な要素(繊細さ)がそれぞれの良さをつぶしてしまってる印象でした。
2つの観点で楽しめる演劇を作るためには、単に2つの要素を足していれるだけではダメなんだなあと。他の劇団の作品でもたまに感じることではあります。

◆5月

前月”UFO”公演で喉を壊したりしたことを反省しまして「自分のカラダをきちんと使いこなせるようになろう!」と一念発起し、ムエタイ教室に通い始めました。 

<鈴木コメント>
私もこれくらいの時期にリングフィットを始めました。が、今はもうやめてしまいました…。

◆6~8月

この時期は会社の仕事を結構真面目にやっていた気がします。ペット向けの新規事業(注:ボツになった。)を企画して、友達や道行く人にインタビューしたりもしました。 

<鈴木コメント>
インタビュー対象の一人としてうちの母が選ばれたのですが、武長に関係ない話をいろいろしたようで、なぜか武長経由で自分の弟がいまノルウェーにいるということを知りました。

◆9月

22~25.BNN@神鍋高原キャンプ場 ファイヤーサークル(豊岡演劇祭)

短距離男道ミサイルが、兵庫県豊岡市で開催される豊岡演劇祭にフリンジプログラムで参戦。キャンプ場のファイヤーサークル(=たぶんキャンプファイヤーとかをみんなでやるための広場)での上演ということで、武長としては初の本格野外劇となりました。なんやかんやあって、ハーモニカ演奏もデビューしました。ほかにも色々あったので気持ち長めに振り返ります。
 
▼作品について
宮沢賢治の残した数少ない戯曲「飢餓陣営」を、シリアスかつちょっとアナクロな手つきで翻案した戦争モノで、全編にわたって絶妙な緊張感があるといいますか…なかなか神経をすり減らす作品だったのですが、そうしたストイックさとミサイルらしい馬鹿馬鹿しさ(例:劇中、半狂乱の男たちがバナナと牛乳をミキサーにかけてバナナミルクを生み出すなど)の緩急の往来が心地よく、魅力的な作品に仕上がった気がしています。
そうそう、タイトルの”BNN”はほぼ「バナナ」と同義です。
 
▼神鍋高原について
豊岡の滞在期間、俳優チームがお世話になったのが「神鍋ハイランドホテル」という宿でして、こちらのご主人に大変よくしていただきました。

ちょっとした立ち話で伺ったところでは、ご主人は三代目の経営者で、その昔初代が「夏の神鍋はキャンプ客でにぎわうけれども冬場はシーズンオフで活気がない。山に囲まれた立地を生かして、スノーリゾートにすれば冬場もお客さんが来てくれるのではないか!」と発案したのが創業のきっかけなのだそうです。以来、冬の神鍋はスキー・スノボ愛好家で賑わう土地になったようで、宿舎の真正面(徒歩10秒の距離!!)にも広大なゲレンデがズドーンと横たわっていました。雪と温泉とキャベツの街、それが神鍋。

この写真だけ見るといい芝居っぽい感じがする写真(ほぼ原西さんの絵力のおかげ)
撮影:bozzo

<鈴木コメント>
写真すげ~~~!!これぞ「劇が見たくなる写真」って感じだ!そしてこの画とバナナミルクづくりをどうやって両立させたのか全く分かりませんが、おそらく唐突にクッキングコーナーみたいな形で始まったんじゃないかと予想しています。
ミサイルのクッキングコーナーはめちゃくちゃ面白いので、ぜひこれからもどんなシリアスな芝居でもどんどんクッキングしていってほしいです。

26~27.七福神の舞@豊岡演劇祭

出石城跡地・豊岡市役所で2回ほど、ゲリラパフォーマンスを実施しました。楽しかった。

地元の新聞にも取り上げていただきました!ありがとう。

<鈴木コメント>
今回はラップはしなかったんですかね?
夏空が綺麗。

<武長コメント>
ラップはしなかったけど、豊岡市役所では去り際に無計画に長尺でしゃべったため、変な空気になりかけました。

28~34.キャッチミー開封ユーキャン@小劇場楽園

コメディアスの本公演。初の下北沢。劇場近くのカレーパンとピザといなり寿司がおいしかったので、住みたくなりました。若者の街とか言いつつ、家賃高いし、意外とおじさんも多いよね。
 
前作「段差インザダーク」以上にお客さんが一緒になって楽しんでくれている感覚があって、コメディアスが面白がっている手触りが少しずつ東京の客席にも共有されつつある気がしました。これも書きたいことが色々あるけれど、劇団noteでも触れているだろうし、このくらいで。

ゲネプロと初日のみトラブルが発生したため、ゲームマスター(武長の役)が追加出動!

<鈴木コメント>
ぽんぽこ24でCMを流していただいた際、「下北沢にいそう」というコメントをもらってましたが、実は今回が初めての下北沢でした。
作品についてはいろんなところで語っているので割愛しまして、上の写真について少しだけ。
この劇は進行のきっかけのほとんどを物理現象が握っておりました(ひもが切れたり、輪っかがフックに引っかかったりしてはじめて次のシーンに進める、というようなことです)。いっぽうで武長以外の俳優は腕しか出ておらず著しく行動の自由度が低い。この状況で発生するのがなにかというといわゆる「進行不可能バグ」です。演劇で使う単語じゃないと思うのですが、とにかく小屋入りしてからはこのバグ取りにかなり時間がかかりました。
ただバグというのはゼロにはできないもので、本番も予期せぬバグが発生する可能性があると。そうなったときの最後の手段として、ゲームマスターである武長が裏から出てきて、進行可能な状態まで助けてくれるという対応を用意していました。結果的にこれがゲネと初回でいきなり発生してしまい、上のような写真を撮られるに至ってしまいました。
その後は修正パッチを当てたので発生しませんでした。

<武長コメント>
「下北沢にいそう」って悪口なんじゃないか…そんなことないか笑

<鈴木コメント>
マジで?あれか?「電車とか好きそう」系列の悪口か?

◆10月

35~37.シシ ~心静かに遊べ我が連れ~@KOMOBASE sendai, 石巻好文館高校

わたしにとっては、初のミュージカル作品・初の学校公演という嬉しいこと尽くしな一本でした。本作「シシ」は、2020年2月に初演予定だったもののCOVID-19の影響で中止となってしまい、今回が満を持してのお披露目となる、関係者の思い入れがこもった大切な作品。縁あって合流させていただき、本当にありがとうございました。
 
▼作品について
あらすじを少しだけ。江戸時代の三陸海岸沿いの小さな漁村。慶弔の大津波によって多くの村人がなくなり、残された人々は復興を目指すも、船は流され生業としていた漁にも出られず、さてどうしようか…というところから始まる物語。そんな苦境のなかでも力強く生きる人々が、今日まで続く三陸の郷土芸能「鹿踊(シシオドリ)」を生み出すきっかけを描いています。

学校公演の前日、石巻にて。
なぜか現地のホテルが軒並み埋まっており、一人用には贅沢すぎる部屋に泊まりました。

<鈴木コメント>
コメディアスも学校で公演してみたいけどなあ。
『ヘーメンキカの魔獣』が勉強にもなる(?)しいいかと思ったけど、『ザック』でリアル子供たちにタケチンをぶつけるというスリリングなこともやってみたい(高校生くらいなら対象化して笑ってくれそう)。
……だめかな。

<武長コメント>
『ザック』はこういう大人が出てくる作品ですね。もし僕が先生だったら、こいつは呼ばないと思う笑

◆11月

38~39.七福神の舞@にっかわ文化祭

作並小学校・旧新川分校の校舎を会場としたステキなお祭り!
こちらが年内最後の出演になりました。ありがとうございました。

<鈴木コメント>
これいつのタイミングで仙台に行ってたのか全然覚えてない、ほんとお疲れ様です。

◆11~12月

番外編です。いくつか次回作の撮影や稽古がありました。

  • 1/27-28 テアトロコントvol.60出演(コメディアス「ヘーメンキカの魔獣」)が決定!鈴木がすごい速さで台本を書いている。すごい。

  • 2/23-26 出演作品(りこりた「花の枯らし方」)の稽古に参加しています。仙台の同世代の演劇ユニット「りこりた」の旗揚げをぜひ盛り上げたい!!

  • 来年公開予定の映画(富田真人監督「不在という存在」)の撮影があり、劇団員の池田と共演しました。

このあたりの詳細はたぶん来年書きます!

<鈴木コメント>
年明けからも活動が目白押しです。お楽しみに。

巨大な黒板と対峙するコメディアスの面々(「ヘーメンキカの魔獣」稽古風景)

◆総括

というわけで、今年の出演本数は 39ステージ/年という結果となりました!
 
昨年の42ステージから微減ですが、今回は芝居のアフタートークとか、謎の会議(※)とか見解が分かれるコンテンツがなかったので、実質的には昨年以上に精力的に活動した一年だったといえそうです。

※ 謎の会議=こういうやつ(昨年11月の出演作品)↓

とくに今年に関しては、観ていただいた作品をきっかけに初めましての現場にお呼びいただく機会もいくつかあり、宮城・仙台のホーム感がぐっと深まった気がしています。これからもよろしくお願いします!
 
2023年については「準備を丁寧に」「東京での出演機会を(できる範囲で)増やしてみる」という方向性で、また楽しくやれたらいいなと思います。

出演本数は、まあ、このくらいが丁度いい気がする。たぶん。
正月明けにでも考えましょう。まずは休もう。
 
みなさま、良いお年を!(武長)

<鈴木コメント>
いやいや、今年はこれまででいちばんしっかりした活動が多かった印象でした。あんまりツッコミどころがなかったのでコメントが真面目寄りになってしまっています。個人的にはこれまでみたいなグレーなやつ(謎の会議)も楽しみにしてはいますよ!
あとは、コメディアス誕生の地・仙台でも継続して呼んでもらえてるのがありがたいですよね。ふるさとは大事です。
来年も無理せず頑張っていきましょう。お疲れ様でした。

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