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【痛い!】お尻にできた粉瘤を治療してきた【恥ずかしい!】

新型コロナウィルスも終息に向かっているように感じる。

日々の感染者数を話題にする人も少なくなった。Go Toトラベル/イートなど政府主導の経済活動支援も始まった。

しかしながら、新しい生活様式として取り入れられこのまましばらく習慣はあって、マスクやフェイスシールド・アクリルパーテーションなど飛沫感染対策は相変わらず必要だし、各施設の入場制限など今後もしばらく続くだろう。

そして、在宅勤務・リモートワークや外出自粛期間中に巣ごもりしながらできる趣味を開拓してしまうなどして、外出解禁ムードが高まるも、自宅にいる時間が多くなってしまったりする人。

そう、私自身もその一人である。

コロナでの外出自粛期間中に、家で楽しめる趣味としてラジコンとミニ四駆作成に目覚めてしまい、外出するよりはるか多くの金額を投入してしまった…

在宅勤務もそうなんだけど、長時間座って何かをするということは、肩首腰に負担がかかるほか、お尻にも常に体重がかかることによりお尻の底が痛くなるんですよ。

じつはここ10年くらい、お尻にある”デキモノ”が数か月に一度悪さをし、腫れて痛くなることを繰り返してました。ネットでいろいろと調べてるとおそらくその”デキモノ”は粉瘤と呼ばれるものに似てるなということがわかりました。

しかしながら、2週間くらい放置しておけば痛みは無くなるし、なんせ病院でお尻診てもらうのはとても恥ずかしい…ということもあり放置しておりました。

そしてコロナ禍突入し、初めての違和感が僕を襲いました。

その夜寝ていると、突然の寒気が起こりブルブル震えが来て、数分間寒くてどうしようもありませんでした。風邪でも引いたかな?まさかコロナ?など不安に思いましたが、翌朝起きて熱もなく、何事も起こらなかったので気にせず過ごしてました。

今思えばその時も硬い床に座りっぱなしの作業で、お尻のデキモノが痛かった記憶があります。が、因果関係があるなんて思いもよりませんでした。

そしてつい先日。

その時も連日、ミニ四駆の組み立てや改造でデスクワークが続きお尻の魔物が疼き始めていました。

そしてまた就寝中の寒気。翌朝ちょっと熱っぽいなぁ。倦怠感もある。と思いながらも検温すると36.5℃と自身の平熱よりは少し高めではあるけど、一般的には熱がある状態とは言えない。なんだろう?コロナのかかり始め?まさかなぁ…そんな思いと体調で3日間ほど過ごしました。

3日目の夜。お風呂でお尻のデキモノを鏡で観察しながら、つぶして膿を出そうとグリグリ押してみる。こうすることでいままで少し楽になってた。でも今回は簡単に潰れなさそうだ。痛みだけ増して自己治療を諦めた。

その次の日。やはり熱っぽさは取れずだが検温すると36.8℃。お尻のデキモノもめちゃくちゃ腫れてる!ちょっとおかしいなぁ?と思いながら一日過ごす間にみるみる熱が上がる感覚。さすがにこれはやばいと定時ダッシュで家に帰り検温すると、まさかの38.0℃!

マジか?コロナ?どうしよう…

とりあえず翌日の仕事の予定をキャンセルし1日空けておく。コロナにしては症状が違う気がする。においもするし咳も出ない。前回の寒気の時を思い出し、もしかして?とお尻のデキモノについて調べる。

【粉瘤】アテロームとも呼ばれます。垢や皮脂などの老廃物が皮膚の下に溜まることによりできる良性腫瘍のことです。 症状は、はじめは皮膚表面に現れるごく小さなしこりですが、悪化するにしたがい、徐々に大きな袋状へと変化します。炎症性粉瘤になってしまう原因は、押されるなどして粉瘤が圧迫され袋が破裂し、角質や皮脂などの内容物がまき散らされた結果、炎症反応が起こるためです。症状が強い場合は、発熱、倦怠感などが出現することもあります。


…なん…だとぉ?!

一応、コロナだった場合も考慮して、家族やその他濃厚接触者へ体調の確認を行う。全く何ともない。就寝前に解熱剤を飲み翌朝熱が下がってることを確認の上(コロナでない可能性をできうる限り確認したうえで)皮膚科へ粉瘤の治療へ行った。

病院ではまず患部であるお尻を先生に診てもらった。いつもは女医さん好きだけど今回ばかりはおっさん先生で良かった…「これは麻酔かけて切っちゃった方が早いなー」ということで、何の心の準備もできていない状態で処置室のベッドにうつぶせに寝かされる。なんだよ、抗生物質出してもらうだけのつもりでいたのに…

看護婦さんが来て、前処理を行う。ちょっとチクッとしますよー!と言いながら麻酔を数カ所打つ。痛いけど全然我慢できるレベル。なんだヨユーwなんて思ったことを後悔する。

先生が登場し、早速粉瘤除去開始。

もちろん処置内容は見えてないので、事後ネットで調べた除去方法の知見と、感触からの想像で書く。

先ずはメス状のもので患部に切り込みを入れる。うん、痛くない。そしてその切り込まれた部分から粉瘤の内容物をぶちゅッとグリグリッと押し出す。ん?!ちょっと痛む。けどまだ大丈夫…

内容物が出たせいで、ちょっとだけ異臭が漂う。溜まっていた老廃物はこんなにおいがするのか、こんなものが自分に中にあったのか、と怖くなる。

次に、粉瘤の袋を取り出す処置に移る。なにかをお尻の切り込みに突っ込まれ、中を掻き出すような動き。これは結構痛い!「おっ!」と声を上げてしまう。先生は優しく「ちょっと響いちゃいましたね、もう少しですよ」

と、時間にしてものの5分くらいでしょうか。粉瘤除去の処置が終わりました。

患部に塗る薬と痛み止め(飲まずに済んだけど)を処方してもらい、1週間後に再診に来るように言われたのち帰宅。なんだか全然体調が違う。検温すると36.2℃くらい。お尻は痛いけど熱も倦怠感もなくなった。やはり発熱の原因は粉瘤だったと思う。

それから2週間で内容物の残りも出切り、傷もふさがり完治した。


今まではおしりを触ると少しだけポッコリ存在していた粉瘤も、今はスッキリ何もなくなった。10年間の間、ときたま僕を困らせたデキモノは無くなった。思う存分デスクワークしても大丈夫になった。

けれど、もうそろそろ思う存分外出したいと願っている。

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