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2022年は敢えて苦手なことに飛び込もうと思う

毎年、会社の期首である4月には経営方針と銘打った売り上げ目標、利益目標とその目標を達成させるための行動目標を立てています。前年までの世の中の動きや取引先の状況とこれからの経済状況などを鑑みて、当期のやるべきことを決めていく作業となります。

一年の計は元旦にあり、とよく言いますが自分としてこの時期に立てた目標…もとい希望や願望?はあまり叶ったり効果があったりしたためしがないので自分自身の目標というものを立ててきませんでした。毎年、年末になると「俺、この1年もなんとなく過ごしてきちゃったなー」と思いはするけど大事な部分ではちゃんと頑張ってるし、後悔とか反省はなくサラッと年明けを迎えていました。

自分も2022年で48歳になる年です。幸い仕事にも家庭にも愛にも不自由なく過ごせていますが、このまま”なんとなく時間が過ぎてしまう感”について向き合わないといけないな、という気持ちがあります。

自分のこの気持ちはどんなところから湧き上がってくるのだろう。

47歳にもなると、生きてきて大概の事は何とかうまくこなせるようになっているのだと思いますが、この余裕(と言っていいのかわかりませんが)が、自分は物事に本気で取り組んでないのではないか?という感覚を生み出しているのではないかと仮定してみようと思います。

そして、47歳にもなるとこだわりも少なくなってきてちょっとしたことが面倒になってきたりします。そして、自分が出来る範囲の事だけをそつなくこなして、なんとなくやった気に浸ってしまうことが多くなりました。

これではいけない。

何かもうちょっと日常にチャレンジ感や、やり切った感を感じるにはどうしたらよいのだろうか。

若いころなんて自意識過剰で自分がいちばんでやりたいことをやりたいときにやるんだと、娯楽や消費や快楽や怠惰も気分の移り変わりに合わせてやってきた。年を取ってそれで生きていけるならそれでもいい。でもそれは欲望に流されてるただの動物に過ぎない。なによりも、年を重ねていくとそんな欲望ですら薄れてくる。快感もあまり感じなくなり興味が無くなってくる。

こうなってくると中年の危機を感じるわけです。自分のアイデンティティが揺れ動き、自分の人生って何だったの?という葛藤が生まれてきます。そしてこの先、何者にもなれず、誰からも注目されず、やりたいことも見つからず、孤独と寂しさと虚しさに苛まれていく。

でも。やりたいことが無ければ、自分の苦手なことや逃げてきたものに飛び込んでみて、苦手意識を克服してから人生を終えるのもいいんじゃないかと思うようになりました。もう少し若い時に女性に対して抱いていた苦手意識を克服するためにナンパを始めたように。やってみてから、女性ってこんなことで落とせるんだ、こんな愛おしいんだ、こんなめんどくさいんだ、女って怖いな、女遊びなんて大したことないな、でも経験しておいて絶対よかったな、と思う。

年頭にいくつか苦手意識を持つことを掲げた。これらの事を経験していくための目標と行動指針を考えました。必死になって取り組むことこそ人生最大の喜びと信じて。

2022/1/7

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