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頑張れない時、どうしたらいい?

頑張れない時、ありますか?
私には、あります。

私は「世の中に『頑張らなきゃいけないことなんて一切ない」という理屈を持っているので、厳密に言えば、私にあるのは「頑張れない時」ではなくて「はつらつと動けない時」なのですが、まあまあ、ここではひっくるめて「頑張れない時」としておきます。

みなさんは、どうでしょうか。

体調が悪い時。心の調子が悪い時。
なんだか知らないけどうまくいかない時。
漠然とモヤモヤしたり不安を感じる時。
なんとなく集中できない時。

私には一ヶ月に一週間ちょっと、この「頑張れない時」があります。
意味もきっかけもなくネガティブになったり、集中できなくなったり、体がだるくなったりします。ものすごく眠くなることもあります。実際に体の調子が悪くなることもあります。症状はいつも違います。

ついこの前までこの「頑張れない」時間をものすごく辛く感じていました。

「私がこんなところで躓いている間に、他の人はもっとたくさんの活動をしている、置いていかれる」「時間がもったいない」「こんなことで頑張れない私はなんて弱くて甘ったれなんだろう。」

そんなことばかり考えていました。
…ほんとうは「頑張れない」ということより、こんな自分の思考の方が、辛かったのね。
今ならわかる。だけど、その時の自分にはわからなくて、自分のことを追い詰めてばかりいました。

「頑張れない時」、どうすればいいのか。

今ならわかります。答えは簡単なのです。
休めばいいのです。

これはもう、唯一で絶対の答えだと思います。

やりたいのに、やれない。焦りますよね。
でもね、ちょっと立ち止まって、考えてみてください。
休まない人なんて、いません。
憧れのあの人も、偉大な成功者も、どんな人間でも、絶っ………対に休んでるんです。
この頃あまりにも頑張り過ぎたあなたは、神様から「おぬし、休まきゃいかんぞい」と強制的にお休みをもらった。
ただそれだけのことなのです。

…そういう不思議ちゃん話で納得がいかないなら笑、私は今度はこんな言葉をかけます。

んじゃ、頑張ってみなよ」。

もし今の状態で、「休んでいられないから…」と無理に頑張ったら、どうなるでしょうか。
集中できない状態で作業や仕事をして、本当に100%納得のいく仕事をしたり、やりたいことを達成したりすることができますか?
もしも無理をして頑張ったことによって、その仕事や作業に影響が出たとしたら。
そんな中途半端な自分のことを、ほんとうに心から「よくやったね。」と誇りに思うことができますか?
もし周りにまで余波が及んだら?その責任を、果たしてすべて自分一人で取り返すことができるでしょうか…。
なんとか失敗なく作業を終われたとしても、いつものような進度ではできないでしょうし、よしんばいつも通りのノルマがこなせたとして、その頃にはすっかり心身共に疲れ果てていることでしょう。さらに悪いコンディションで次の日を迎えることになります。悪循環です。

「頑張れない時」に無理に頑張ったところで、結局効率も悪いのです。


嬉しいことと悲しいこととが巡り合わせで順繰りにやってくるように、良い波も悪い波も、巡り合わせで順繰りにやってきます。それは全人類、誰しも同じことです。あなただけではありません。
その波があって、時に苦悩するからこそヒトは美しいのだと思います。悪い波が来た時というのは、休息の時です。改めて自分自身というものをみつめ、向き合い、その声を聞くために、どうしても必要不可欠な時間です。

「頑張れない時」くらい、頑張らなくたっていいじゃないですか。

好きな映画を観ましょう。
好きなお菓子を、寝っ転がって食べちゃいましょう。
お昼頃まで、お布団でごろごろしましょう。
カフェでおいしいランチを食べましょう。
大好きな友達に声をかけてみましょうよ。
気になっていたサークルに、思い切って連絡しちゃいましょう。
家の中で音楽をかけてライブごっこをするのもいいし、
クラブデビューして夜にハジけてみるのもいい、
街を歩いて、おもしろそうな舞台の公演に飛び込んでみるのも良いではないですか。
ためていた録画を一気見しましょう。
大好きな漫画を1巻から読み直しましょう。
「頑張れない」んじゃない。
頑張らないための、これはチャンスです。
『頑張らない』を、謳歌すればいいのです。

『頑張らない』を謳歌したら、ある日ふと思うでしょう。

「あ〜、また頑張りたいなぁ。」と。

そうしたら、また歩き出したらいい。
それこそが、「頑張れない時」から抜け出すベストタイミングなのです。

仮に、もしも。
もしも、
「あ〜、頑張らないって楽しい。
もう頑張るの嫌だな…。」
と、思ったとしたら。

そうしたらもう、一切、頑張る必要はありません。

やりたくないことなんてね、やる必要ないんです。
やりたくないことや頑張りたくないことを頑張らなくたって、あなたはそのままで素敵なんだから。


19歳の春から25歳の冬まで。
私はどうしても「頑張れなかった」し、そんな自分がいつもいつもいつもいつも嫌いでした。
だけどね。26歳の今、生きてきていちばん楽しいし、これから先、もっともっと幸せになれる気しかしないのです。

だからね、「頑張れない時」が、冬が、どんなにどんなに長くたって、大丈夫。
あなたはね、絶対、大丈夫なんだよ。
安心して、「頑張れない時」を謳歌してください。

私もまた、「頑張れない」一週間ちょっとを謳歌することにします✌️!



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