見出し画像

きょうの画材「7: ナチュラルキッチン フレームS」


絵の一部とは言うものの…

「額も作品の一部」と絵画の世界ではよく言われます。
とはいえ、本格的な額装って手間も予算もかかるもの。
そんな時に助かるのが100円ショップのフレーム類。
皆さん工夫を凝らしてうまく利用されています。

一部界隈で有名なあのミニ額

セリアさん、キャン★ドゥさんなどで扱われている
短辺5㎝程度のものがミニ額の定番ですが、私は同じ木製で
もう一寸大きいものが欲しいかなと思っていたのですね。
でも写真L版サイズまで行くと大きすぎる…
そんな機微を叶えてくれる製品を見つけたのは、
ナチュラルキッチンさんの「木製インテリアフレームS」。

私にフィットなミニ額

左からミニ額、フレームS、L版写真サイズ。

使いやすくアレンジもしやすい木のボディに、
絵の縦横に両対応できる吊り具二つ、可動式の裏板固定パーツ。
スタンドとして使うための木の軸とほぞ穴2つ…と
基本的なフレームの機能がしっかり揃っています。

裏板が着脱しやすい作りが嬉しい。

ちょっぴり気になる所と言えば、黒い大ぶりなプラの吊り具。
表から見えた時に目立つし、フックの座りも今一つ…
でも100円の製品に求めすぎるのも酷なもの。
という訳で今回の日記、ここにDIYでひとさじ手間を加えます!

用意するもの


・額に入れるイラスト

・細いネジ回し(プラスの物)

・細い紐
(外から見えないので色柄は問いませんが、結び目を引っ張るとつるつるとほどけてくるような材質は不向きです)


飾る絵の縦横を決める

まずは肝心の絵、縦横を決めます。
このフレームは規格サイズではないので
内寸に合わせた原画を用意する必要があります。
セットされているプラ板をそのままテンプレートにして
紙にトリミングのラインを付けておくと便利です。

少し誇らしげに印も捺してみました。

完成したらトリミング線に合わせて、額からはみ出すエリアを
ちょきちょき切り取って。飾るものが用意できました。

DIYで裏紐をつける

まずは、吊り具を二つともネジ回しで一度外して…

小さなネジ、見失わないように。

それぞれに細い紐を取り付けます。

ねじねじ、くるくる。

裏紐が絵の下辺に対して水平になるように確認しつつ
二つの吊り具を向かい合わせに取り付けます。
取り付けの高さは、私はだいたい中央の少し上あたりにしています。

最後に両脇の紐を、たるまないようキュッとしばって完成。

100円額のアートスペース

吊り具も紐もスッキリ。

裏紐の真ん中部分をフックにかける事で、
表からは吊り具も紐も見えず、壁面から少し浮き上がった
どことなく展示作品風の佇まいになりました。

描くのも買うのも、そして飾るのも
アートはとかくお金のかかる趣味と思われがちですが、
ライフスタイルに合わせカジュアルな楽しみ方もできる
親しみやすいものになっていけばいいな…と思います。


今回使った画材

【額装】
・ナチュラルキッチン 
 木製インテリアフレームS ナチュラル
・打ち紐
・プラスドライバー

【絵】
・ヴィフアール水彩紙細目
・三菱ポリカラー ねずみいろ
・墨運堂 青龍胎
・三菱ユニスター 4B
・吉祥顔彩 赤金
・てん刻用スタンプ印泥

今回もご覧頂きありがとうございました。楽しい画材ライフを!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?