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国際女性デー 女性の働きやすい国ランキングに思うこと

3月8日は #国際女性デー とのこと。
正直、このような日があったことも、こう言うランキングがあったことも今回初めて知りました。

日本は主要29カ国中、ワースト2位。
大きな理由は、「女性は依然として家庭か仕事の選択を迫られている」(記事より)とのことです。


日本で女性が働きにくい、と感じる件は少し置いておいて、
上位を占める北欧各国(1位 アイルランド 2位 スウェーデン 3位フィンランド)が働きやすいと感じる理由はなんだろう?とふと思いました。


北欧といえば、手厚い社会保障があることでも有名ですが、税金の負担が高いことでも知られています。商品やサービスによりますが、消費税は20%を超えます。所得税についても日本より高く設定されています。

なかなか私がわかるような記事がヒットしなかったのですが^^;いろいろ記事を読むかぎり共通していることがいくつかありました。

・女性の就業率が高い。男性とほぼ同じです。
・保育施設が充実している
・制度が多い
・男性の育児参加
・国会議員の比率の高さ(40%超え)

私は個人的に、スウェーデンの「ライフインテグレーション」が気になりました。
仕事と家庭わけるのではなく、統合してくという考え方です。「ワークライフバランスの発展形」と書かれていました。
より自分達に心地のよいバランスに調整していくことだそうです。

今回、調べて感じたのは、
上位国3つには、育児も家事も男女で隔たりがないのではということ。子育ても家事もどちらかのものと決めつけずに家族ごととして認識しているということ。
子供がいる母親じゃなくて、「子供がいる家庭」
家庭だから父でも母でも両方とも該当するというような感じです。

また、女性が働きやすいということは同時に男性も働きやすいということ。
高い税率を払っていくために、共働きは必然でそのために家族(夫婦)が共にどうしていくのがいいのかを考えているのかなと思いました。

↑こちらの記事の中で

父親の多くは家事や育児を“協力するもの”ではなく、“分け合うもの”と考えている

とあり、妙に納得したのでした。

北欧諸国では残業がほとんど発生しないそうで、定時で退社し、家族や友人との時間を楽しむそうです。
これは独身でも既婚でも子供に有無に関係なくなんだとか。

この背景には、収入が上がれば上がるほど納める税金が増えてしまうので、長時間労働に意味がない、定時で帰宅することが前提になったようです。

収入上げるためには、長時間労働するしかないと私は考えがちだったので目から鱗でした。

私はこれまでも漠然と幸福度の高いと言われる北欧の国に憧れてきました。
なんでこの国の人がそう感じるのか、憧れる生活スタイルなのか、いつかしらべてみたいと思っていたけどなかなか着手できず、本も読んだけど結びついていませんでした。
今回、自分が興味のある「働き方」とこの北欧各国が結び付いたことで、その情報収集力が増し、記事が少なかったことでますます知りたいと思えました。関連の読みたい書籍も見つけて楽しみです。

今回この、女性が働きやすい国ランキングを読んで、「女性」だけに限定されていることに違和感を感じたわけですが(男性だって働きやすい国ってわけじゃないし、男性の働きやすさを考えなくてもいいわけでもない)、
結局言えるのは、性別関係なく制度が整っていたり、国として社会として性別を特別視していないことなのかなと思いました。
高い税率にも意味はあるし、納得して納めているのだろうなと思いました。
会社の誰かの意識改革も必要だけど、私自身の意識改革がまず必要であることも再確認できました。

長文、お読みいただいありがとうございました。

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