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母の誕生日に思うこと

こんにちは、かしぱんです。

5月7日。今日は母の誕生日。

これを機に母との思い出を少しだけ振り返ろうと思います。

幼いころは、母より父のほうが好きだった。
母も、自分より姉のほうが好きだったと思う。

「お姉ちゃんと違って、あなたは何にもできないんだから」
「お姉ちゃんを見習いなさい」

何度も言われて、そのたびに劣等感に苛まれた。
それだけにとどまらず、今でも自分の思考を蝕んでいる。

そんな母と向き合うようになったのは、適応障害の診断を受けてからだ。

通院のとき、二人きりの車の中で、少しずつ話すようになった。

それまでは、ほとんどのコミュニケーションをLINEで済ませていたため、
会話はぎこちなかったが、そのわずかな時間の積み重ねが、長年の隔たりを少しずつ溶かしてくれた。

進学を機に、1人暮らしを始めた。

この前のGWに、様子を見に来てくれた。

久しぶりに母と買い物をし、充実した時間を過ごせた。

「楽しかったね」
「そうだね。また来てね」

こんなやり取りができるようになるなんて、想像もしていなかった。

初めて感じた母のありがたみ。

自分たちには、距離を置くことが必要だったのかもしれない。

誕生日おめでとう。

母の日には1日早いけど、いつもありがとう。

親不孝で、消えるためにはどうすればいいかを考えているような子どもだけど、この世に存在する間はお世話になります。

体に気をつけて、お元気で。


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