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小坂の「ばれいしょ」栽培録 ~産地化に向けた新たな挑戦~

明治時代には「東洋一の銅山」のある町として、秋田県下第二の都市として繁栄した小坂町。

秋田県の北東部に位置しており、その冷涼な気候を活かして「ばれいしょ」の産地化に取り組んでいます。

加工用は、北海道より早く8月から収穫を始めて、生食用は、冬頃まで長期間に渡って出荷できるのが、小坂の強みです。

新たな産地開拓を進めていた大手食品メーカーへの出荷を目指して、平成30年度から試験栽培にチャレンジしてきました。

ゼロからのスタートに苦戦しながらも、試験栽培3年目でようやく取引が実現しました!大面積に対して比較的少ない労働時間で栽培可能な品目として、取組拡大に向けて奮闘しています。

本特集では、県内でも珍しいばれいしょの大規模生産に向けた取組を紹介していきます!

植え付けが始まりました!

まずは種芋の殺菌から!

ばれいしょの病気を予防するために、植え付け前の種いもを殺菌剤に漬けていきます。

その後、しっかりと乾燥させてから、植え付けを始めます。


植え付け機械をお披露目!

植え付け作業では、ばれいしょ専用の機械を使います。

植え付けと同時に、肥料散布も一緒に出来ちゃうんですよ^^


植え付け開始!

植え付け作業は、運転手1人、肥料と種いもの状況確認係2人の3人体制で行います。

機械を使うと、わずか3時間で約40a(4,000m2)の畑に植え付け完了です!


いもが大きくなってきました!

ばれいしょほ場が満開!

6月中旬頃からきれいな白い花が咲き始め、6月下旬頃に満開を迎えました!


専用機械で土寄せ作業!

専用機械を使って、じゃがいもの株部分に土を寄せていきます。

土寄せすることで、雑草が取り除かれ、茎の倒伏が防止出来るだけでなく、いもが土の外に出づらくなり、より多くの収穫が見込めるようになります。


試し掘りをしました!

6月下旬に試し掘りをしました!
新しいいもが幾つも実り始め、大きくなり始めていましたよ^^

収穫は8月の予定なので、土の中で大切に育てていきます。


いもの収穫が開始!

収穫期のばれいしょほ場です!

7月下旬、茎や葉の緑色が黄色みがかって来ると、収穫も間もなくです!

8月上旬には待望の収穫期を迎えました^^


収穫機械をご紹介!

収穫作業では、ばれいしょ専用の収穫機を使います。

10a(1,000m2)の畑を、わずか2~3時間で収穫していきます!


収穫作業を見てみましょう!

この収穫機械は、ばれいしょを掘り上げるのと同時に、機械の上で簡易的な選別も行えます!

出荷先によっては、この後更に商品になるいもを選別したり、サイズ毎に分別を行ったりしていきます。


取材協力:小坂町ポテトコントラクター
ご協力ありがとうございました!!


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