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日経ARアプリ

今更(2019年9月)ながら日経新聞のARアプリを使ってみました。随分と前から日経新聞にARの記載があることは知っていましたが、あえて使おうとは思っていませんでした。今回はとある事情があって、試してみた次第です。

結論から言うとちょっと残念でした。まとまっていませんが、ひとまず気づいたところは下記のようなことです。

1. どのようにすれば使えるのか、最初のうち(30秒ほど?)は戸惑いました。「チャートにARアプリをかざしてください」と思いっきり紙面に書いてあるのに、アプリで一生懸命日経ARアプリダウンロード用のQRコードをスキャンしようとしていました。使用前の日経ARアプリをダウンロードするときにQRコードからではなく、App Store から検索で探していたため間違えた面もあります。

2. これはアプリや日経のことではありませんが、上記App Storeからダウンロードしていた時にアプリの評価とレビュー欄で、ちゃんと読めないとの文章がありました。私が間違えた使い方をしているときに、私の場合もちゃんと読めないなあと漫然と思っていました。直前の文章や出来事に引きずられることが自分の体験としてよく分かりました。

3. 日経ARが使える記事をざっと探してみたところ、日曜版の1面しかなさそうでした。多くの情報から目的のものを探すことが大の苦手とする私のことですので、他にもあるような気がします。いえ、きっとあるはずです。でもせっかくアプリまであるのにもったいなと思います。

4. チャートを動画とすることの難しさを実感します。わざわざARを用いるのは、静止画から動画にすることで情報が読者により分かりやすく正確に伝わるようにすることが目的のはずです。それに相応しいコンテンツとすることは単に動くグラフでは不十分で、もっと本質的な内容とすべきでしょう。これがまた難しいことも、動くインフォグラフィックスを現在作っている経験からよく分かってしまいます。

5. スマホ上のARアプリで紙面に重なる二次元的な情報に違和感を感じました。身体的な動きと画面内又は紙面上の情報を認知する方法が、スマホと新聞では違っていて、すごく不自然に感じました。この考察はしっかり行う必要がありそうです。

と、制作現場のことを想像しながらも、一人の読者として勝手なことを書き連ねてみました。

※ まあ、せっかくなので勢いでnoteに書きましたが、冒頭のとある事情とは新しい iPhone 11 and 11 Pro の発売です。自分の経済状況に見合わない高額な製品を購入するためには、皆が納得できる理由が必要なのです。ARがこれからのトレンド!デザインを議論するには 11 Pro が必須!となることを密かに期待していましたが、現時点では見送りですね。<TH>


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