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自分の世界は変えられる

長い間日本語の50音の中だけで生きてきて、それが当たり前だと思っていました。

日本の英語の授業では発音まで詳しく勉強しなかったので、以前の私は英語の発音を何となく日本語の音の中から無理やり当てはめていたように思います。

留学してから発音を今一度勉強し直し、th, v, f, r, sh +20個もの母音など、日本語の50音とは別に自分が今まで存在を認識していなかった音達がある事にようやく気づきました。



今回のブログは発音に関しての話ではなく、人間の認識について。

TEDでSafwatさんが触れている色のお話がすごく興味深かったのでシェアします。


簡単に言うと古代の絵画に使われている色は限られていて、特に青という色は認識されるまでに時間がかかり、空の色は青いという今では常識の事実が、昔のある時代の人にとっては見えていない世界であったという事です。

この広い世界を全て知り尽くす事は難しいのかもしれないですが、認識できる世界が増えると見え方も変わってきます。

留学する前は知らない世界に飛び込むのは怖かったですが、結局は知らないから怖かっただけで、見た目や言語、宗教、生活習慣が違えどみんな同じ人間が生きている世界なんだという事をひしひしと感じています。

私達は本能的からなのか異物を排除しようとしがちですが、他人に対しての理解が薄いと判断を見誤り、最悪の結果として戦争が起こるのかもしれません。

人口の約三割を国外出身者が占める(移民の子世代・孫世代を含めるともっと)オーストラリアでは、英語が第一言語でない人も多く、アクセントも様々です。

でもそのおかげか英語が流暢でない人に対しての多くの理解があり、優しく接してくれる人が多いように思います。

これは人と人の関係に限らず、動物園の飼育員が豊富な知識のもと動物とコミュニケーションがとれるように、違う生き物同士の関わりにも言える事だと思います。

色んな思い込みにとらわれず、どんな存在に対しても平等に手を差し伸べられる人でありたいです。

※追記
2011年3月11日の大震災と津波が起きてから10年。本日シドニーにて記念式典に参加してきました。

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日本以外の国の人達によって岩手の鬼剣舞が演奏、パフォーマンスされました。

他国の文化を学ぶだけでなく、広める事に貢献している彼らにすごく刺激を受けました。

このような文化交流が今後も続いてほしいと強く思います。


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この世の中にはまだまだ私の目には見えていない事がたくさん起こっているはずです。

新たな色を知らなくても生きていく事はできるのですが、自分の世界に色が増えていけば、もっと他人に優しい世界に変えられるのではないかと信じています。

I wish piece for the world🌈

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