Colourful days

ロンドンの大学に留学中の女子。ふと思ったことを書くノートブック。 YouTubeチャン…

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ロンドンの大学に留学中の女子。ふと思ったことを書くノートブック。 YouTubeチャンネルはこちら↓ https://www.youtube.com/channel/UC-Z_nOlt8nCD9ilxYpyFl_A

最近の記事

花火も買えない22歳

友達の誕生日にケーキを作り、ロウソクを買いにスーパーに行った私は、逆さまな線香花火?(下の写真を参照)を見つけた。お店で誕生日ケーキを頼むと出てくる景気の良いロウソクだ!とそれに飛びついてレジに持っていった。 イギリスのレジはセルフレジと人間が対応するレジ?の両方がある。セルフレジの方が回転率が早いし、量も多い。だから私は絶対にセルフレジに並ぶのだが、一つだけ大きな問題がある。 年齢確認だ。 年齢確認、というと日本では20歳未満が酒類を買うときに確認される(しかもそれも

    • 同類が集まるインターンから見えたこと___将来に焦る必要ある?

      この夏、インターンを焦って探す大学生が多かったのではないだろうか? 内定取り消しや募集人数減少に関するニュースが目に付くようになると、コロナが就活を困難なものにするという事実に多くの学生たちが自分の将来を心配し始めたに違いない。 それならば今からインターンをして内定に繋がるようにと就活に焦る学生が多くのインターンに応募したであろう。東京や大阪で行われることの多いインターンだが、今年に関してはオンラインにインターン形式を変更する企業も多く、地理的な格差が縮まることも相まって

      • 曖昧な「みんな」の作る、曖昧な「普通」

        「日EU経済連携協定」の会合の写真を見ながら、私は日本側の席に髪を金髪に染めていた頃の自分が座っている図を想像した。 …とても違和感があると思った。それは私が若い女性であることと、金髪であることが理由だった。同時に、そうした違和感を感じさせてしまう社会に対して生きづらさを感じた。 この写真を通して、EU勢に比べて日本勢がより「普通」や「常識」といった概念を基軸とした価値観を持っていることがわかる。同年代の男性で構成された日本勢に比べて、EU勢は年齢幅のある男女で構成されて

        • イギリス珍事② ブラックユーモアに案外ついていける

          イギリスの友達と初めてお酒を飲んだ時、席に着いた友達の一人が黒い箱を取り出し、持ってきたわよ、とばかりにニヤリと笑った。 その箱には、”cards against humanity (人道/倫理に反するカード)” と書かれている みんなその箱を見て「やろうやろう!」とノリノリになっている 私は訳がわからなくて、その箱はなんなのかと聞いた。 “Omg you don’t know?! (知らないの?!)” と聞かれ、私がうなずくと、友達は説明をしだした どうやらその

        花火も買えない22歳

          止まっても大丈夫。

          止まっても大丈夫 理由もわからないまま走る必要はないんだ 夢がなくても大丈夫  少しでも幸せを感じる瞬間があるなら    ("paradise (楽園)” by BTS) BTSのこの歌詞を聞いた時、私は高校三年生だった。受験も終わり、ほっと一息ついた頃だった。私のそれまでの「夢」はイギリスの大学に留学することで、それ以外のことはほとんど考えずに高校三年間を過ごした。私とBTSとの出会いは私が高校生の頃、毎日勉強する中で癒しとなっていた存在だった。 BTSはデビュー曲 "

          止まっても大丈夫。

          植民地主義はまだ続いてるよ

          「植民地主義はまだ続いてるよ ("colonialism is still here") 」 と、同じ人類学を学ぶイギリスの友人に言われた時、はっとした。私は理解したつもりでいて全く理解していなかったんだ、 "colonialism (植民地主義)" を... 人類学の授業で取り扱うことが多い植民地主義というトピック。友人と授業後にそのことについて会話していた時に、私はつい、 「植民地支配時代が終わった後、イギリスは…」 と、植民地支配/主義を過去形にして話してしまっ

          植民地主義はまだ続いてるよ

          イギリス珍事➀ 食器の泡を洗い流さない

          え、なんでこの食器アワアワなの…? 洗ったもののみが乾かされて置かれるはずの場所に、泡がまだついたままの食器が置かれていた。 私は現在イギリスに留学中で、イギリス人の友達3人(フラットメイト) と家をシェアしている。とても素敵な友達なのだが、こういう驚きが生活の中に落ちていることがたまにある。 どうやらこれは習慣の様で、イギリス人と住んでいる日本人の友達にこの事について聞いてみると、やはり彼女のお友達も泡をすすがない様子。 更には食器を洗う時、スポンジなどに洗剤をつけ

          イギリス珍事➀ 食器の泡を洗い流さない

          単純でいいんだと思う

          私の気分というものは、とても単純だ。特に「人」は私の気分を、強風が吹いた時のカザミドリのように回転させる。 友人や家族との関わり合いだけが「人」との関わり合いではない。 全く知らない人(例えば駅ですれ違う人やスーパーの店員)と微笑みあったり、その人から嫌な視線を受けたり(もしかすると私も嫌な視線を送っているかもしれない)、ちょっとした会話をしたりして、私とその人との間に一瞬でも関係性ができることは私を嬉しくも悲しくもさせる。 これは個人的な体験から思うことなのだが、日本

          単純でいいんだと思う

          自分の修飾語って何?

          どこに行っても、何かと求められる「自己紹介」 新学期がスタートした学校でも、新しい職場でも、自己紹介は付いて回る。 ここnoteでも「はじめての記事は自己紹介やこれからやりたいことを書くのがおすすめです。」とある 自己紹介はオフ/オンライン関係なく必要なようだ。 でも、いざ自己紹介をするとなると短い時間に自分をまとめる言葉が見つからない 私の場合、大抵は「ロンドンの大学に留学しています。好きなことは歌うことです。あと、日本人だけどお寿司はあまり好きじゃないです。」と

          自分の修飾語って何?