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後輩が彼氏のこと可愛いって言ったんだ

先日、後輩ちゃんとオンライン飲み(?)をしていたときのこと。(この後輩ちゃんについてはいずれまた話したい気がする)

この後輩ちゃんとは同担なので推しくんの話をしていたのだけれど、後輩ちゃんが「推しくんのことは世界で三番目にかわいいと思ってる」と言った。割とランキング上位に食い込むやんって思ってたら「一位は猫で、二位は彼氏」って耳を疑う発言をした。

世界でかわいいランキング二位に"彼氏"が食い込むことなんてある????って純粋に質問をしてしまったのだけど、後輩は真っ直ぐな声で「彼氏は何をしてもかわいい」と言い切った。「え、そんなことあるわけないじゃん、そんなことあんの??本当に??」って何度も何度も確認したのだけれど、後輩の答えは変わらなかった。

どう考えても私の歴代の彼氏は私の中の世界でかわいいランキングトップ10にすら入らないし、何をしてもかわいいという感覚がない。なかった。好きであればあるほど、期待するし、求めてしまう。そのくせ束縛されると強い逃走感に襲われ、そして苦しくなって・・・カタストロフィー


そもそも私は人に対して同じ感情がずっと続かない。聞こえは悪いかもしれないが、そうとしか言いようがないからしょうがない。一度好きになるとずっと好きだ。それは変わらない。でも好きの大きさが変わる。波がある。

会えてるうち、連絡の取れるうちは常に"大好き"でいるけど、何ヶ月・何年と会えなかったり連絡取らなかったりすると徐々に"好き"が小さくなる。多分その徐々に小さくなる好きはもう"情"なんだとは思うけど。

"羨ましい"と思った。彼氏に対してそう思える純粋さが羨ましいと思った。でも、当たり前だった。よく考えてみたら、私は私から好きになった人とはお付き合いしたことがない。出来なかったのだ。告白すら出来なかった。

私は勝ち確の時しか告白出来ない弱虫なのだ。フラれて、その後今まで通りの関係でいてくれる保障なんてどこにもないじゃないか。だから、勝ち確じゃない限り告白なんかできなかったし、勝ち確の時は告白云々の前にセックスに雪崩込んでしまうから、その時に彼氏になるのかセフレになるのかっていう選択しかしたことない。

クズを拗らせたブスの末路がコレ。
ブス拗らせて承認欲求セックスで満たしてクズ拗らせて、私モテるって、勘違いして。本当にしょーもない。頭が悪い。とことんバカ。救いようのないバカ。

彼氏とセフレの違いも良く分かっていない。いや、わかるよ。好き同士の人間がお付き合いしましょうねって言って、お互いが”彼氏””彼女”っていう認識のもと交際していくのが”恋人”。わかる。
私は難儀なセクシュアリティを抱えているが故にその”好き”っていう感情がセフレに対しても同じ容量あるし、お互い合意を得て定期的にセックスする間柄なのに、なぜそのお付き合いしましょうねっていう文言が必要で、【恋人は一人につき一人まで】っていうのが暗黙のルールになっているんだろうか・・・。とても不思議。


話がだいぶ逸れた。時を戻そう。
好きな人に対して”かっこいい””かわいい”っていう感情は私にもある。けど、彼氏が実質一番かわいいって言い切る後輩がかっこよすぎて惚れそうになった。旦那のことを”かわいい”って思えるようになったら私の心情はもう揺らがないんだろうな、と思いつつ、まぁ無理だなと諦め。

そうそう、推しくんのことはかわいいと思っているよ。世界で何番目にかわいい?って聞かれると困ってしまうけれども。私なら殺してくれそうって言われた時も「推しくんを殺すくらいなら、私が死ぬ」って言い張ったくらいにはかわいいと思ってるし(どういうことなの)、一週間以上も残る噛み痣をつけてしまうほど食べちゃいたいくらいかわいいと思っているよ(本当にどういうことなの)。いやぁ、後にも先にもあんな出来事もうないだろうね!欲望が具現化したね!本当にごめんなさい(土下座)

でもあまり人間に対して外見以外の部分でかわいいと認知したくない。存在をかわいいと思ってしまったら、もうそこはずぶずぶの沼じゃん。すでにハマっているんですけど。可愛いものは壊したくなる。食べてしまいたくなる。キュートアグレッション。あれ?矛盾してない?殺せないのに壊したい…あれ?殺せるんじゃ…???こわ・・・自分がわからなさすぎてこわ・・・
推しくん皆のアイドル枠だから独り占めできないの。後輩が彼氏と一緒に住みつつ推しくんを飼うって宣言したとき「こいつ天才が過ぎる」って思ったもん。アメーバのように分裂してくれたらいいのに。そしたらみんな幸せだよ。


また話が逸れた。
とにもかくにも私は人間に対してかわいいと思ってしまってはいけない人間だから、素直に彼氏のことかわいいと思って長くお付き合いできている後輩がうらやましいのであった。(終われ)


最後まで読んでくれてありがとう♡