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【妊娠記録】一発で出来ると思い込んでた【妊活~】

※2022年3月21日の日記の移植です

2020年、未曽有のパンデミックにより生活が一変した。派遣社員だった私は派遣切りに合い、来期も続けたかった仕事がなくなってしまった。しかし、ありがたいことにそのまま派遣会社の正社員(出向社員)という形で採用してもらうことになった。

その後、テレワークで在宅になった私が毎日狭い安アパートに閉じ込められている生活に耐え兼ねて、新築の一軒家を購入した。

私たち夫婦の結婚遍歴は少し変わっている。
お互い結婚願望はなく、妊娠出産を経験したい私と、自分の子どもが欲しい旦那の需要と供給が一致しての結婚。けれど、ノリと勢いで結婚してしまい、生活の基盤が何一つ整っておらず、すぐに子どもをというわけにはいかなかった。
結婚3年目で結婚式を挙げ、結婚6年目で家を買った。

そして結婚7年目、私の仕事が安定し産休育休も取得できる環境が整った。24歳で結婚したけど、気付いたらもう31歳になっていた。旦那は37歳になろうとしている。妊娠を考えるなら今しかない。

7月某日、旦那に告げた。
「そろそろ避妊を辞めて、妊活をしようと思う」
旦那は私の仕事などの心配をしてくれたが、仕事の都合も年齢的にも今しかないと思うと説明したら納得してくれた。年齢が年齢なのでもしかしたら不妊治療をしなくてはいけない可能性もあることも伝えた。
3か月独自のタイミング法で妊娠しなかったらすぐに病院に行く、双方検査をして体外も検討しなくちゃいけないとなったら子どもはあきらめて大型犬を飼おうと決めた。

結果、基礎体温を測り3か月独自のタイミング法で妊活をしたけれど、一度も陽性反応は出なかった。夫婦揃って一発で出来るかもと思い込んでいた。

基礎体温も高温期に体温が上がりきらないことや、高温期が続かないことが素人目で見てもわかっていた。私はもともと子宮内膜症疑いがあり、高校生のころからピルを常用していたので「やっぱりか」とも思った。「ごめん、多分私が原因だわ」と旦那に伝え病院に通うことに決めた。

不妊外来を専門とする病院はさすがにハードルが高かったため、タイミング法や人工授精までならやってくれる街のレディスクリニックへ行った。
そこの先生はとてもやさしい話し方をするおじさん先生だった。今までの私の既往歴やピルを常用していたこと、基礎体温を測っていたこと、高温期が続かないこと。最初にすべてを伝えた。先生は「卵胞チェックをしてタイミングを取ってみよう、そしてすぐにお薬を飲んでみようか」と提案してくれた。とても迅速な対応に安心できた。

「じゃあ、明日明後日くらいでタイミングを取ってみよう。4日後に排卵されているかチェックするね」と言われ、その指示通りにタイミングを取り、再び病院へ行った。「あれ?まだ排卵されていないね?」

どおりで。独自でタイミングとっても合わないわけで。私は比較的安定して27日周期で生理がくるのだけれど、卵胞が育つのがゆっくりで、排卵も遅かったようだった。病院の先生も首をかしげていた。「前回からあまり成長もしていないからそのまま排卵されるはずなんだけどね…今日、明日でもう一度タイミング取れる?3日後にまた来て」と再び指示された。

3日後の検査では、無事に排卵が確認でき、デュファストンという黄体ホルモンを補充する薬を次の生理予定日まで飲むように処方された。

妊活を始めて思ったことは、排卵後から生理予定日までの間が地獄のように長いこと。SNSでは「そわそわ期」と言われているようだ。これまでの3か月間そわそわ期を経験し、生理予定日に生理が来なかったら妊娠検査薬をしようと決めていた。朝、まだ生理がきていないことを確認して、検査薬を試してみる、「陰性」。夕方には生理が来る。その繰り返しだった。

生理予定5日前くらいから下腹部や太ももの付け根がちくちくした。生理予定日より遅れることはほとんどなくても早く来ることはよくあることだった。けれどいつまでたっても生理は来なかった。こんなこと初めてだったので「もしかして?」と思った。けれど、期待しすぎてもまた陰性だった時に凹むと思い、いつも通り生理予定日まで待った。デュファストンも無事に飲み切り、とうとう生理予定日になった。

生理予定日の朝。いつもよりちょっと緊張気味で妊娠検査薬を試した。これで陰性だったらどうしようかな、あと何回タイミングやるのかなと一瞬考えていたとき、すぐに結果が出た。

「陽性だ…」

初めて見る陽性反応に驚いた。本当に2本線って出るんだ、なんて小学生みたいな感想しか思い浮かばなかった。すぐに旦那に連絡をした。「家に帰ってちゃんと確認するまでは信じない」と言った。何言ってんだこいつ、とも思ったけれど、旦那も旦那で毎月「陰性だった」と告げられるたびに落ち込んでいたらしい。

それから一週間待って、病院へ行き、無事に胎嚢を確認することができた。「まさか1回目で妊娠するとは思いませんでした。おめでとうございます」病院の先生もタイミング法と薬を同時に試して1回で妊娠するとは思っていなかったようだった。

これが私の妊活の記録。大した事ないけれど、早めに病院にいくことは大事だなと思ったので、まだ病院へ行く勇気のない人の背中を押すことができていたらいいなと思う。



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