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塩田千春展@森美術館を見て。

昨日、今更ながら私も森美術館に塩田千春展に行きました。
塩田さん自体の内面の強さと繊細さを感じられ作品群でした。
出来上がった物ではなく、毎回展示ごとに糸を張る作業を考えると並なパワフルさではないと思います。
糸の一本一本が重なる美しさはわたしは個人的に手織りや糸紡ぎをやっているといつも感じていたのですが、これだけのスケールでやられると本当に圧倒されます。
東ドイツの壊される建物の厚いペンキで塗られた木枠のガラス窓のインスタレーションのあの汚れたガラス窓の感じ、糸で結ばれたドールハウスと窓から見える東京夜景のミニチュア感の一つの作品としてみせる表現がまたたまらなく好きでした。
以前に横浜トリエンナーレで観た大きな天井から床まで吊り下げられたドレスもとても圧倒されたのを思い出しました。

もうすぐ展示も終わりますが、行っておいてよかったです。


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