開演によせて

お久しぶりです!脚本・演出の岩瀬です。
AtoZ企画のまとめは上げていましたが、1から記事を書くのは久々になります。

『←ゆめうつつから→』の幕開けを目前に控えた今、色々と振り返ってみようかなと思います!
…こういうの書いてみたかったんです(笑)。


脚本の依頼を受けたのは去年の夏。秋には本格的に動き出し、今年の春までに3本書き上げました。
『淡いコイの逝き先』は以前コンクールに出したものをブラッシュアップし、『神楽の言霊祓い』は"音"がメインとなる朗読劇だからこそ書いてみたいもの。『宇野と佐野』はあまり書いたことのない作風にチャレンジした作品、となっています。


どれも大切な物語だけど、様々な作品を経験しているキャスト陣に、演じていただくに値するものなのかどうか不安でした。
楽しんで演じていただいてる様子を見つつも、この状況下でコミュニケーションも制限される中、あまり腹を割った話も出来ず(私が口下手なのもよくない)、今もまだちょっぴり不安です。

なのでいよいよ始まる本番で、やっとお客様に作品達が届いた時、どのような感想をいただけるのか。
今からとても楽しみ&緊張しています…!


何事も上手くいくばかりでないのは当然で、稽古中に挫けた時に、何よりも支えになったのは観に来てくださるお客様の存在でした。


私の推し達はイベント等で「ファンの皆様の声援が力になる」とよく話してくれます。
今回、その言葉の本当の重みを知ることが出来ました。

「観に行くよ!」と言ってくださる1人1人の声が、こんなに力になるなんて。
こんなところで挫けちゃいけない。楽しみにしてくださる方のために、最後まで絶対にやり遂げる。


エンタメに携わる者として、当たり前の事かもしれません。
でも私にとっては大切な気付きで、この先ずっと大事にしていきたい気持ちに出会えたと思っています。


顔を知っている友人達も、まだ見ぬお客様も、作品を受け取ってくださる全ての方に、心から感謝しています!
ほんの少しでも、心に残る時間になれば幸せです。
ご来場お待ちしております。


岩瀬悠

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