当たり前ってなんだろう

最近人と関わる中で、意識するようになった言葉がある。それは当たり前という言葉だ。

提出物の期限を毎回守っていて偉い。
皆勤ですごい。
わからないことは確認していて良い。

これは私が上の人から言われたことである。普段何か褒められると嬉しい。だが私の中で当たり前になっていることについては、少し複雑な気持ちになることがある。
私が当たり前だと思っていることに対して、他人はどのようなところが当たり前ではないと感じるのか。それが最近気になった。


そこでその言葉を掛けてくれた相手に、どのようなことがすごいと感じたのかを伺った。
すると、一つ一つは出来て当たり前のことかもしれないが、それを継続させていくには努力する必要があると仰っていた。その人は出来ていない人を見ると尚更、出来ている人を評価したいと思うとも仰っていた。

行動が続いているということが評価されていたのである。
理由を聞くまでは全然気がつけなかった。
褒められても、それを褒められたと感じられなかったこともある。だが話を聞いてからは、その人はそのように考えているのだと、素直に受け止めて良いと思えた。

私の当たり前は、誰かにとっては当たり前ではない。その逆も然り。また、人によって当たり前と考えていることが異なる。だから誰かと比べられないと思う。

意外と、当たり前の概念や定義はあやふやかもしれない。
当たり前という言葉を使うときには、最大限気を付けようと思った。私は自分の当たり前を誰かに押し付けないようにしたい。