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どうしても許せないあの人は、タイムカプセルキーパー:その3

間 空いてしまい長くなりましたが、 ようやく 最終章、完結編です。
前回までは こちら↓

タイムカプセルキーパーとは、『あの日』埋めた 忌まわしき黒歴史が詰まったタイムカプセル、もとい ブラックボックスを 掘り起こさせようとしてくる、憎っくき連中です。笑




そもそもで言うと タイムカプセル キーパー、タイムカプセルの番人たちは、なぜ 執拗なまでにタイムカプセルを掘り起こさせようとしてやってくるのか。



…平たく言うと、それが仕事だからです。 仕事というか ミッション。使命、天命、宿命。



つまり 「誰かから」 請け負って きているということ。

…何だと…?! 一体 誰なんだ!!


って、そんなことをお願いできる人は そうそういません。

察しの良い方なら 勘づいたかもしれませんが、そう、それは "私たち自身" です。



私たち自身が 種を埋め、私たち自身が その種に気づきたいがために、タイムカプセルキーパーたちにあらかじめ お願いしている ───。
自作自演とは このこと。


矛盾しているようですが、だからこそ 彼らはわざわざ やってきてくれる。それも無償で。
頼まれたってやりたくもないことを。

… まあ その辺の真偽は 目に見えることではないですし、少し スピリチュアル要素の強い話にはなってしまうので 信じる/ 信じないは 各々にお任せするのですが、

私も もともとは 非科学的なことには疑ってかかるタチで。
かといって はじめから「あり得ない」と 否定することもできません。なぜなら 「あり得ない」ことも 証明されていないから。


ドラマ『ガリレオ』の湯川先生(福山雅治さん)のように 逆スイッチ入ります。

ということで、科学のように 仮説→検証→考察 の 過程を経ていきましょう。
(ちなみに他の行程は長くなるのではしょります)


まず、仮説として今回の『自分で撒いた種 回収させ説』が上がっている訳なのですが、あれこれ考えてみたものの、実は この時点で全て辻褄が合ってしまってたんですね。もちろん 証明はできないのですが。

逆に 否定するための材料が、「非科学的」とか「そんな訳ない」、「そんなヤツおらんやろ」と こだま師匠になりがち、というだけで そっちの方が非科学的。



いずれにしろ、どちらも 現代科学では 証明しにくいため、とりあえず はしょって『検証』の行程にすすむことにしました。


『もしも 自分で種を植えていて、それを タイムカプセルキーパーたちが 掘り起こそうとしてきているならば』

タイムカプセルキーパーたちが 来た(= 不快な思いをさせられた)時点で、『種』を見つけることができれば、その後 タイムカプセルキーパーは 同様の不快な思いをさせてくることはないはず。



そうして 意識しながら「これかな?」と 「感情」と『種』を探して検証していたところ、いくつか問題が発生し始めました。



① めちゃくちゃイラっとしたときは、やっぱりすぐに切り替えるのが難しい


② 落ち着いた頃に探そうとしてみると、もうイラッとしてないので 「まあ いいか」になりやすい


③ そもそも『種』が 何なのか 分からない


のような問題です。


① と②は、ただ ひたすら 自分との戦い。

とにかく 先は見えないけれど ひたすら続けるしかないのです。
のちのち、これを人に紹介するときに『ポケモンGOのように』と例えているのですが、我ながら的確な例えだと思っています。

(余談ですが、彼らは本当にポケモンのように 雷タイプ 水タイプ のように さまざまなタイプが存在しています。
そして どのタイプも こちらが前のめりで探し始めると なぜかなかなか姿を現さない。
はぐれメタルを彷彿とさせます)


ですが、『ポケモンGO』と違って「感情GO!」は 非常に成果が分かりにくいので 心が折れてくる。なぜなら 目に見えないから。
記録しておくのが望ましいけれど、だんだん面倒になってくる。
体重計にも乗れない、乗れても減ってない、結果が出ないダイエットのようです。本当に 心が折れます。


でも もともと私に この方法を薦めてくれた人が、「コレ」というものしか 薦めない人だったので、
そこだけ信用することにして、
とりあえず モンスターは集まってないように思えるけれど、『感情GO』を 続けてみることにしたのです。



暇さえあればポケモン… もとい 不快な感情たち を探す。
正解が分からないながらも 自分なりに これかな? と『種』も 探し続ける日々が 数か月は続いた ある時、ふと 気づきました。



「あれっ、そういえば 最近 あのテのやつら見かけないな」



特定の種類のタイムカプセルキーパーが激減していたのです。


この時、『種』は 見つけたつもりではいましたが、正解なのかどうかは 自分でも分かっていませんでした。


でも、特定の事象が 圧倒的に起こらなくなっていた。
些細なことでいうと、強引な割り込みやウインカーなしの車線変更の車とか。



もちろん 全くのゼロになった訳ではなかったのですが、気づいたら 圧倒的に減っていた。



目には見えないけれど、科学的な証明は できないかもしれないけれど、

『種』を見つけ出せたこと
それによって 不快な感情を感じる機会が減ったこと

これは『事実』として 起こっている、そう確証を得た瞬間でした。


タイムカプセルキーパー ⇔ 種 の はっきりとした因果関係の特定は できなかったものの、

間違いなくタイムカプセルキーパーは いなくなっているんだ、と。


・不快な感情
   ↑
・『種』がある
   ↑
・『種』を見つけて取り除く
   ↑ 
・お知らせする必要がなくなる


「タイムカプセルキーパー」という概念を知る前は、
不快にさせてくる対象(= タイムカプセルキーパー本人)に対して、どのように対処するのが望ましいか? を 考えていたのですが、
それは 何度も生えてくる雑草をカットして 庭掃除していたに過ぎなかった。

何度も生えてくるのなら、根っこから取り除けばいいだけのこと。

でも 私は、その根っこは『種』ではなく『嫌なやつ本人』または『そう感じてしまう自分の思考』だと思っていて、
だから 取り除こうとしても難しく、しかも 仮に取り除けたとしても 本当の根っこじゃなかったので
ワサワサまた生えていてきていたので 困り果てていた。


「その1」でも書いたように、ケンカをふっかけてきた 相手に立ち向かったり、

 「アイツ おかしいんちゃうか」とか 腹を立てたりしていたけど、実は 非常に時間も手間も もったいないことだったのです。

むしろ
「おつとめご苦労様です。あとは こちらで確認させてもらいますので」と 早々に切り替えて タイムカプセル探しに努めるのが最善の策だったのです。


詳しくは 長くなるので タイムカプセルキーパー関連のお話は 一旦ここまでにするのですが、

・目の前の事象や 相手に対して、どんなに働きかけても ほとんど意味がない

・「感情」を 見つけること、そして その『種』を 見つけて取り除くことで、不快な事象は 圧倒的に減る


これは 身をもって体験・証明できた『事実』です。
もちろん 信じるか/信じないかは あなた次第。

そうこうしながらも 私の『タイムカプセルキーパー探しの旅』は まだ続いています。
たぶん これからも。

私が 人間である限り、「感情」は生まれ続ける。


だけどこれからは、タイムカプセルキーパーたちと それなりにうまくやっていけるだろうな。そんな気がする 今日この頃です。 


長々と散文にお付き合いくださりありがとうござました。


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