見出し画像

はじめての2ヶ月育休体験記 ~妻からもらった嬉しい言葉とは~

この記事は、2021年6月7日に執筆し、加筆・修正を加えたものです。

みなさんこんにちは!
クラウドワークスHSの大橋です^^

GWが明けたと思ったらすぐさまじめじめする季節に入りましたね。
例年より早めに訪れた梅雨ですが、そんなじめじめも吹き飛ぶ新たな話題をみなさんにお送りします!

今回のテーマ:男性社員メンバーの"育休"について

カラフルワークスではクラウドワークスで働く"人"に焦点を当て、Colorfulなワークスタイル、社内の様子、取り組みをメインに取り上げてきましたが、男性社員の育休にスポットを当てるのは初の試みとなります!

この記事を書いている最中、改正育児・介護休業法が6月3日午後の衆院本会議で可決、成立しました。
・男性版「産休」を新設、生後8週間以内に4週間まで2回に分けて取得可能に
・原則1回の通常の育休を、男女とも2回まで分割可能に
・企業に産休や育休の取得意向の確認を義務付け
といった改正になり、2022年度中にも施行するとのことです。

当社では2019年以降、毎年継続して2、3名の男性社員メンバーが育児休業を取得しており、今年に入ってからもすでに3名が育休を取得しています。

▼当社の育児休暇取得率
・男性 :2021年1月以降 100%、2020年1月~12月 33%
(参考)雇用均等基本調査 平成31年度7.48%
・女性 :2021年1月以降 100%、2020年1月~12月 100%
(参考)雇用均等基本調査 平成31年度83.0%

こうして前例が蓄積された状態で発信することで、皆さまにお役立ていただければと思っています。

今回は5月に育休から復帰された福岡営業所の岡さんに話を伺いました!
(ご協力いただきありがとうございました!)
経験者だからこそお伝えできる内容が盛りだくさんとなっています。
ぜひご覧ください!

育休取得の背景とは?

ー岡さんよろしくお願いします!
 早速ですが、育休を取るという意思決定の背景をお聞かせください!

子どもが好きなので育児に関わりたいという思いは昔からありました。
私も妻も"共働き"という選択を取りたいと考えてたので、お互いが家事、育児を分担するのは子どもが生まれる前から2人で話し合い、決めていました。

その前提で、
・育児が初であること(お互い新生児の扱いがわかっていない状態であること)
・実家は近いが常時ヘルプが出せるわけではない
という現状がありました。夫婦で話し合いの末、「今回育休をとって一緒に試行錯誤しようか!」
という流れになり、決定に至りました。

ー今回の育休の取得期間を2か月にした理由や背景はありますか?

2か月間取得することは正直、結構悩みました。
なぜなら取得の方法が複数あり、期間は自由に選べたからです。私は一括で複数月を取得しましたが、それ以外にも条件付きで複数月を分散し、取得するなど、選択肢をカスタマイズすれば様々な取得方法が考えられます。

我が家は
・育児が初であること
・実家のヘルプが常時ではない
という点から「初動がきついのではないか。」と判断し、最初に複数月育休を取得することで、2人で育児に慣れる期間を設けようと考えました。

実を言うと最初は1か月の取得を検討していたのですが、
・妻:体を回復させる、授乳に慣れる、諸々育児に慣れる
・私:妻のサポート、家事中心
の期間だけで終わりそうな気がしたこと、長期的には自分も育児に慣れた方がいいなと思ったことから、2か月にしました。

画像1

育休中のあんなこと、こんなこと

ーはじめての育休ということで、てんやわんやされたことかと思います。真っただ中のリアルなお話や、大変だったお話を聞かせてください!

2か月の間でいろんなことがありました。

出産後、妻の入院中はコロナ感染予防のため、病院は30分のみの面会だったこと(毎回、あっという間の面会時間に感じていました)から始まり、自宅に戻ってきてからは夜中は2~3時間おきには起床し、妻と交代で子どもの対応をしたことが印象に残っています。

挑戦したことは、料理の担当をしたことです!
子どもが小さければ小さい分、どうしても妻メインの対応が多くなってしまうので、負担を減らすために挑戦しました!一人暮らしはしていたので、掃除、洗濯は経験していたのですが、料理はあまりしたことがなく...。料理本を買い、この育休の期間で和食全般を作れるようになったことは大きな収穫になったかなと考えています。

また、ハプニング的なことをお伝えすると
・おむつを変えているときに追いうんち、追いしっこをしたこと
・あやしすぎて、ぎっくり腰になったこと(笑)
ですね(笑)
すべてが初めてのことなので、とても刺激的な毎日を過ごせました!

コロナ禍の為、なかなか外出ができず閉塞感を感じたこともありましたが、
家のまわりを軽く散歩できるようになってからは気晴らしができるようになりました。

子どもは可愛いのですが、育児ってそれはそれは大変で。
すべてが初めてなので一つ一つの行動を心配する感じで、常に気を張って生活する日々でした。ただ、妻と協力しながらだったので、育児を楽しむことができたのは本当に良かったと感じています!子どものおかげで親戚との接点が増えたこともあり、嬉しく思っています!(アプリ越しに連絡を取り合っています^^)

育休明けの稼働スタイルについて

ー育休を経て、岡さんの稼働スタイルに変化はあるのでしょうか?

育休が明けてからは9時~18時で稼働しています。
もちろんクライアントやメンバーにも伝えたうえで仕事をしています。夜は子どものお風呂担当なので、なるべく18時ちょっとには仕事を終えるよう日々スケジュールを調整しています。

まだ復帰して1か月ほどですが、スケジュール管理能力が以前より格段にアップした気がします!(笑)

岡さんにとって育休とは

ー育休を経て考えること、世の中への提言などをこの場でお伝え下さい!

振り返ると2か月はあっという間で、むしろ短かったなと感じています。
生まれてから本当に怒涛のスケジュールで、家事・育児・その他親戚の挨拶・定期健診などで一瞬で時が流れました(笑)仕事でいうと繁忙期の状態が続く感じです。子ども中心の生活になり、”自分の為の時間”というよりも"家庭の為の何か"をしている時間がメインになったなと思います。
ただ、この先寝返り、はいはい、つかまり立ち、歩行など、目が離せない状況になるので、これからの方が大変かも...と思っています。


私から伝えたいことは、育児に関わりたいと思っている男性陣がいたら、ぜひ取得してほしい!
妻はお腹に子どもが宿った時にお母さんの意識が芽生えるし、お腹の赤ちゃんを大事に行動する。夫は体に変化が出ないし、生活や食など特に気をつける必要は高くない(赤ちゃんへの影響は低い)分、妊娠中の”意識の差”が出てくると感じています。その意識の差が出た状態で、出産後も初育児の大変さを夫が知らないままだと、妻に孤独感を感じさせることもあると感じました。
育休を取得することで母になる妻の気持ちを正確に”理解する”ことは無理ですが、”想像できるレベル”には達すると思っています!

育休の最後には妻から「育休中の育児、楽しめたよ」と嬉しい言葉もいただきました。忙しい、寝れない、体力的にもきつい状態にも関わらず、この言葉を伝えてくれたことは本当に嬉しかった。育休を取得して良かったと心から感じた瞬間でした!
ここまで二人で話し合いながら進められたことが良かったですし、何より家族としての絆も深まったと感じています。

ーなんて良い話...。そして、この上ない嬉しい言葉ですね!

友人に聞いてみても育休は取得してほしい派、しなくてもいい派に分かれているので、一概に「育休を取得しましょう!」とは言えないなぁと考えています。

個人的な考えとしては「育休は家族の"カタチ"によるので、取得したい人や悩んでいる人が居たらぜひ取得してほしい!」という思いを持っているのですが、会社としては、「持続可能な組織になるために」という観点で男性が育休を取れる組織、もっと言うと管理職の方が一定期間の育休を取れる体制があるといいなと思ってます!

ーそうですね。世の中全体で解決していくべき点ですよね!
育休を取得されたからこそお伝えできること、社会全体や組織のことまでお話いただき、ありがとうございました!

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

今回の岡さんのインタビューにはたくさんの気づきがありました。
中でも私自身、「男性側も必ず育休は取るべきだ!」という考えを持っていたので、岡さんの「育休は家族のカタチによる」という言葉から、各々のライフスタイルや考え方に基づいて2人で意思決定し、進めるものと改めて感じました。岡さん、本当にありがとうございました!

今回の記事を通して、育休を取得する方もしない方も「自分ならどんな選択をしたいか」をパートナーと話し合うきっかけになれば良いなと思っています。


他にもクラウドワークスで育児休暇を取得した男性メンバーがnoteを書いています。
こちらも併せてご覧くださいね。
https://note.com/contrabass/n/n17afd9c4e201?magazine_key=mefb735c65676

それでは、また次回のカラフルワークスもお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?