からだと会話する
narukkkoさん、こんにちは!
この度は「空想の喫茶店でおしゃべりしましょう」という私のお誘いを受け入れていただき、ありがとうございます。
Twitterでnarukkkoさんの紡ぐ言葉たちに共感し始めてから、半年ほどになるでしょうか。
こんな風に、note上で往復書簡できることをとても嬉しく思います。
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さて、最近の私の関心は、「からだと会話する」ことです。
きっかけは、コーチングの学びを深める中で、「フォーカシング」という心理療法を知ったこと。
フォーカシングは、次のように定義されています。
フォーカシングとは、まだ言葉にならないような、からだで感じられる微妙な感覚に注意を向け、そこから言葉を出していく作業です。
(日本フォーカシング協会 ホームページより)
体験してみると、言葉にならない気持ちをまず体でゆっくりと感じていくうちに、実感のこもった鮮度の高い言葉が出てきて、自然と自分が欲している方向がわかるような感覚がありました。
その体験から、からだの感覚をより研ぎすませていきたいなと考え始めました。
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そんなタイミングで読んだのがこちらの本。
文化人類学・医療人類学を専門とする著者の磯野真穂さんが、ジェンダーや、他者の期待を超えて自分と向き合うことについて綴った一冊です。
特に印象に残ったのはこちらのフレーズでした。
いまを楽しく生きるためには、具体的な世界の彩りと、それを一緒に作り上げてくれる仲間、そして何よりも、あなた自身にその彩りを感じ取れる力が必要です。そのために数字を手放す勇気をもってください。数字はツールであって、あなたの主人ではないのです。
食事を感覚ではなく厳密なカロリー計算だけに頼ることの危険性を説いているのですが、この文章、「数字」を「客観的指標」や「世間一般の価値観(とされているもの)」と読みかえると、ダイエットだけでなく様々な文脈に当てはめて考えられると思うのです。
日々の選択をする中でふと不安がよぎる時、「これって一般的にはどうなのかな?」という声が聞こえてくることがあります。
もちろん、他の人のケースを知ることも役に立つのかもしれないけれど、最終的には「こちらの方向が明るい気がする」という感覚を大切にしたいなぁと思います。
そして、その「世界の彩りを感じる力」をつけるための方法の一つが、フォーカシングやヨガ・気功で体と会話することなのではないかな、と感じています。
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narukkkoさんはどんな風にご自身と会話されていますか?ぜひ聞かせていただきたいです。
しんと静かになる冬のはじまり、心のともしびの様子も繊細に感じていきたいなぁと思っています。
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今日の飲み物:ラムラテ(ラム酒の香りが好きです)
今日のBGM:「Murmuration / Jo Mango」
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