30.borderを越える

年末にコーチとのセッションで浮かんできた未来の風景が、最近ふと手にとった本の中に描かれていて驚いた。

私の中には”自然”と”borderを越える”というキーワードがあるようだ。

私自身、美しい自然に触れることや、世代や国籍、バックグラウンドの異なる友人との関わりから力をもらってきたからかもしれない。

自分の目だけではなく、大切な他者の目を通して世界を見ようとすると、人生はより豊かになっていくような気がする。

”私とあなたは違う、でも私はあなたの考え方にすごく興味があるし、あなたのことが大切”だと伝え合える穏やかな場を作っていけたらと思う。そんな場に年を重ねても関わり続けることができたら、何歳になっても生きることが楽しいのではないかな。

と、ここまで綴って、これまでの人生で関わった様々な場のことが浮かんできている。

中学生〜高校生の期間通い続けた英語塾には、先生のお家にホームステイにきている外国の子どもたちがいて、一緒に遊ぶ機会をいただいた。中には初めて知る国からやってきた子どもたちもいた。

大学の頃住んでいた学生寮は、出身地も専攻も違うけれど、一緒になって夜中まで思いっきり遊んだり語り合ったりできる仲間がいた。

アメリカ滞在時に関わっていたNPOや通っていた語学学校には、様々な国から移住してきたメンバーがいて、お互いの文化や考えを伝え合う時間がとても楽しかった。

思い出すだけで、胸がジーンとしてくる。これまで受け取ってきたものを、大切にこめた場づくり。

どのくらい時間がかかるかわからないけれど、人生がくれるタイミングを信じ、少しずつ形にしていけたらと思う。2022.1.7 Fri 8:25