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発達障害の私が適応障害で休職

はじめまして。デザイナー兼イラストレーターのyouです。
私は2023年1月にADHDの診断を受けました。
その頃から、職場環境に馴染めなくなっていき、頭痛やめまいの適応障害を徐々に悪化させていました。そして生まれて初めて『休職』という福利厚生を使うことになりました。

備忘録も兼ねて、今回は適応障害で休職に至るまでの手続きについてまとめていこうと思います。


休職は上司・関係部署に相談する

出勤できている場合は、すぐ直属の上司に、
「至急でご相談したいことがあります、お時間ください」
と伝えて、会議室や個別面談のできる場所で落ち着いて報告したほうがいいと思います。

他の同僚が休職に入る時に耳に入ったやりとりで、部署内全体の士気が下がるので、休職理由が病気というマイナス話題を上司が嫌厭していました。(そりゃそうですよね)

復職後の自分へのまわりの印象にもつながるので、詳細は別室でお伝えしたほうがいいと思います。

私の場合は、職場環境に適応できなくて体調を崩していたため、先に診断書を医師にもらって欠勤していた状態でした。
休職について、会社の就業規定も知らないままだったので、メールで報告・相談を一気に送ることにしました。
次のような感じです。

休職のご相談 メール例文

◯◯部長

◯月○日に精神科を受診してきました。その結果についてご報告させていただきます。
〇月頃から、頭痛と吐き気が起きることが増え、一過性のものだろうと思い、仕事を続けてきたのですが、症状は悪化傾向にありました。
家族の勧めもあって、◯月◯日、◯◯病院を受診しました。
主治医の先生より「◯◯原因で、抑うつ状態になったものと考えられる。診断は適応障害で、治療のために自宅療養が必要である」という指示を受け、診断書を発行していただきました。

とても混乱していて判断がつかなかったため、この結果を家族にも伝えたところ「医師の指示に従って休んだ方が良いのではないか」とアドバイスをもらいました。

大変申し訳ないのですが、医師の診断書に従い、◯月◯日より仕事をお休みさせていただいても構いませんでしょうか。ご相談させていただければと思います。

業務引継ぎなどに関しては、本日と1日に1度30分以内のやりとりで、休職から1週間以内に済ませるように主治医の指示を受けました。もちろん、現状の事情は一刻一刻変わるので、やりとりの頻度や期間は変わってくることは医師の理解もいただいてます。ただ、この原則をできるだけ守るように指示されました。

また医師より、
・有給はどのくらい使用して、病気休暇にうつりますか?
・傷病手当金についての説明(こちらの申請日はいつからになるのでしょうか?)
・今ついている仕事から、職場の環境調整はできますか?
などを質問され、就労規則を確認・指示をいただくように言われました。

私自身、初めての診断・休職願いについての説明に理解が追い付かず、上記
メモを取るのが精一杯でした。

今後は◯週間〜1ヶ月に1度の頻度で通院予定です。
病状については通院時に報告させていただこうと思います。
すぐ返信できないこともあるかもしれませんが、ご理解よろしくお願いします。

休職お願いメールの結果

報告・質問・休職お願いを一括で送ってしまった感がありますが、何度もやりとりして具合を悪化させたくなかったことと、私にとっては冷静に伝えられる手段だったので、以上のような文面にしました。

会社からは就労規則の福利厚生に則った形で、休職のお願いは聞き届けられました。
人事から質問への回答もいただき、就労規則も入社時に必ず確認したほうがよいことを学びました。入社時の雇用契約書はしっかり読んでいたのに、盲点でした。

今回のようにピンチになる前に、勤め先の福利厚生の詳細を知っておくことが本当に大事です。

休職手続きの書類を揃える

手続きに必須な書類は、

  • 医師の診断書

  • 休職願(または休職届。会社の指示に従えば大丈夫です)

  • 添え状(郵送の場合)

となります。
医師の診断書は、症状によって最初は暫定的に1〜2ヶ月の休養期間となることが多いようです。私の場合は1ヶ月でいただきました。
休職願い(休職届)は会社によって様式があったりします。こちらも診断書の後で出すこともありますので、会社からの指示を待ってで良いと思います。
休職願い(休職届)にある『休職期間』の欄を書く時は、ちょっと迷いました。
1ヶ月分の診断書でしたが、今回の適応障害の原因には、職場に適応できなくなったことだけではなく、最近診断を受けた発達障害のショックも含まれます。
会社のルールによると『休職は最大6ヶ月のうち復職を目標とした休職を希望する期間を書く』とあったので、とても1ヶ月で解決する原因ではないと感じていたことから、欠勤日〜4ヶ月後の日付を記入し、提出しました。
提出する診断書の休養期間(1ヶ月)と自分が希望する休職期間(4ヶ月)の書類の提出結果については、結果を書きたいと思います。
提出の結果、私の場合は目標は聞き届けられず、休養期間+1ヶ月=計2ヶ月間の期日での『休職辞令』が書面で届きました。)

休職書類一式を郵送する

私は配達追跡ができるレターパックライト(370円)を使いました。
使ってみてよかったと思ったのは、封筒と違って表書きのルールに悩むことがなかったこと!笑
体調が悪いのに、『親展』だの『診断書在中』だの必要なのかどうか、書くか迷ってしまう方におすすめです。
私は、

宛先:会社の住所・上司宛(または指示のあった部署や役職の方)
品目:届出書類一式

と書き、クリアファイルで書類一式をまとめて封入し、近くの郵便局内で投函しました。
その他、郵便物を差し出した記録のつく特定記録(基本郵便料金+160円)という方法もあります。こちらは普通の封筒で準備する必要があります。

私傷病で休職する手続きまとめ

  1. (心に余裕があれば)就労規則の福利厚生にある休職詳細を確認

  2. 医師に診断書をもらう

  3. 上司や関係部署に診断書を渡して報告・相談

  4. その他提出書類の準備・提出(後日で大丈夫な場合が多いです)

  5. 休職

休職に入るには、この順番だとスマートだということがわかりました。
就労規則を閲覧したくても社内のどこにあるかわからない場合って多いです。その時は、総務や人事、上長に確認すると必ず見せてもらえます。

退職はちょっとまった! 休職で落ち着こう


私の場合に限りますが、休職を選ぶことになった適応障害の発端は、職場環境で困ったときに相談しづらかったこと+今になって確定した発達障害の特性が原因です。
そのことを思うと、過去に退職する時は毎回同じようなシチュエーションだったなと気がつきました。

しかし今回、1年以上、正社員で同じ会社に勤めることが出来ていたことで、職場の公平な判断のもとに、休職をさせていただくことが出来ました。休職の無い会社や、休職を使わせてもらえない会社(有給休暇消化のみで回復しなければ退職勧告など)もあるなかで、きちんと備わっていたことには、とても感謝しています。

まだ、気持ちも体調も落ち着いていないので、退職への意思はとても強いのですが、今後のことは体調の回復を待ち・発達障害診断の事情を説明して、会社の方針を聞いてから、進退を決めようと思います。

職を転々とされたり、退職を言い出すか悩まれている方はどうか、少し立ち止まれる時間があるか、勤め先の『休職』の仕組みについて調べてみてください。

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