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水にながす 20240319

先日の山七文庫が参加したイベントで、友人が『水の巡礼』という本を買ってくれました。

彼女の名前には「水」という字が入っていて、その自分の名をとても気に入っていると話していました。

「水って、変幻自在で透明で、
 とどまることがないから。
 わたし、そんなふうに生きていきたい。」

忘れる、という消し方よりも、流す、という失くし方の方が好きです。

起こったことは消せないし、その時抱いた感情も忘れられないことが多い。

だから、消さなくてもいいし、忘れなくてもいいとおもうんです。

ただ、流して失くしてしまうことができれば、事実だけはどこかの海に流れ出て、ここにあるこころは楽になる。

「水に流す」という言葉は、「ゆるす」という言葉ととても近い場所にあるなぁとおもっています。

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