はるだから 20240323
冬の間は、分厚い靴下を3枚重ねにして履いていました。
冷えは女の大敵、とばかりに、靴下だけではなく頭から足までブクブクに着ぶくれて今年も冬を越しました。
ここ数日、寒い日が続いているものの、ゆっくりと確実に季節は緩んできていて、わたしの着衣も少しずつ身軽になってゆきます。
身軽になってゆくのは、服だけではなくて、春が近づいてくると、どことなく気持ちも重さを失くしてゆく気がするから救われます。
問題はそのままなのに、「春だから」という理由ひとつで、あっけらかんと根拠もなく大丈夫だとおもってしまう。
春のはじまりに飛散される明るさは、何でもかんでも深刻にとらえてしまうわたしにとっては、背中をポンポンと叩かれているような気楽さと安心感があります。
まぁ、そのぶん花粉は飛ぶし、結局、問題には向き合わなければならないのだけれど。
それでも、自分が背負ってしまう重力が半分になるのはありがたいのです。
そういえば、昨日、久しぶりに裸足のまま日の当たる縁側を歩きました。
なんだか気持ちよくて、まだ遠くにいる夏の気配を、そっと感じました。
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