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愛のかて 20240304

午前2時に起きて、顔を洗って、いそいそと宿の食堂に移動して、オレンジ色の灯りの中で、分厚い座布団に座ってペンを握る時間。

この時間が本当に至福で、今日はひとりで呟いてしまいました。

「あーしあわせ。」

純粋にひとりになれる時間って、わたしの場合、もうかなり少なくなったから。

昨日起きたことを日記に書き留めて、大好きなチャイを飲んで、ちょっとだけ腹筋をしてみたり、アイマスクをして瞑想してみたり、明日の予定を組み立ててみたり。

自分を生きる上で、自分の心の赴くままに過ごす時間って、なくてはならないと思っています。

そうでなきゃ、心が飢えてしまう。

わたしに愛の糧がいるとしたら、それは他の誰でもない、自分が自分にかけてあげる労わりです。

自分自身が、自分を大切にしてあげられたとき、はじめて自分以外のひとへ愛を贈ることができる。

「愛」ってのがなにかはわからないけれど、なにが「愛」かはわかる気がするんですよね。

あたたかい部屋で、お気に入りのブランケットに包まれながら、『センス・オブ・ワンダー』を読み終えた朝に、夫に「おはよう」と言える今日を、愛と呼ばずして何と呼ぶの。


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