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さすらわない 20240217

自分のすべてを否定しながら、ほんとうはすべてを肯定したくてもがいていた時期があります。
随分長い時間かかって、やっと、どんな自分でも自分だよなぁと思えるようになりました。
普通は10代から20代の間に、そういう自分との葛藤とか、自分探しみたいなことをやるんだろうけれど、わたしはその時期を生きているか生きていないかもわからない状態で過ごしたので、いろんなことがわかるのが今になってしまいました。

それが悪いことだとは思わない。でも、かなり遠回りをしてしまったなと思います。
だけど、それすらもこれでよかったんだと思えるのは、正直楽です。
やっと、やっとで、ココまで来れた。

年をとるというのはいいことだと思います。
老いてゆくことは、自分を許せるようになること。
息が止まる瞬間が近づいてくると、小さなことはさほど気にならなくなるようです。

人間なんて、たかが百年。そんなに深く考え込まなくても良かったんだよな。
深く考え込まないで、だけど真剣に生きられれば。

もう流離わないでいいんだよ。って、万作の花が言ったの。
信じなくてもいいよ。


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