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【@イグニスター】エリアチャンピオンシップ横浜優勝!手札誘発20枚採用で制圧!!スモワ採用型@イグニスター解体新書

みなさん、こんにちは!からふるです!!
この度はnoteをご覧頂きありがとうございます!

また、前回のnoteを見て頂いた方々につきましても、本当にありがとうございます!

今回ご紹介するのは、新制限後にて先日行われた公式3人チーム戦”エリアチャンピオンシップ横浜”にて優勝する事が出来ました【@イグニスター】の解説記事となります!

今期の【@イグニスター】は上記の結果のみならず、他のプレイヤーも使用し優勝報告が見られ、環境においても非常に高いパワーで戦えていると言えます。

上記デッキレシピ【朝霞杯】優勝 雨宮選手

今回は、以前より使用している【@イグニスター】の制限改定後、新弾《AGE OF OVERLOAD》登場後における変化について解説を行いたいと思います。

・以前よりイグニスターを使用している方
・現在構築に迷っている方
・各対面におけるイグニスターのプレイングについて学びたい!

等のイグニスターが大好きな方に向けての記事となっていますので、気になる方は是非とも最後までご覧下さい!!


新制限における変化点

まず始めに触れて行きたいと思うのが、新制限後における【@イグニスター】の変化点についてです。

一番大きな変化点として挙げられるのは、やはりリミットレギュレーションにて制限カードに指定された《斬機サーキュラー》の存在が一番大きいと感じています。

今までの構築では《斬機サーキュラー》による安定性の向上、着地狩りへの耐性、一部手札誘発に対する耐性など非常に手厚いサポートを受けていましたが、リミットレギュレーションの変更で制限カードになった事でパワーダウンしてしまった事は否めません。

《斬機サーキュラー》が絡んでいれば捲れていた試合、初動の欠勤等で勝率が落ち込んでいた為、この部分を補強する必要性があると感じました。

そこで白羽の矢が立ったのが《スモールワールド》です。

過去の記事においても採用している構築を一度ご紹介しましたが、《斬機サーキュラー》が制限となった今、採用する価値が非常に高まったと感じています。

そして初動の補充の役割の他、相手の《増殖するG》が重い場合には《灰流うらら》をサーチする事によるケア。
現環境トップと言える【ピュアリィ】が繰り出す《エクスピュアリィ・ノアール》に対する回答を持ってくる等、非常に多くの役割をこなしてくれると言えるでしょう。

また、今回《スモール・ワールド》を起用するにあたり、初動モンスター・手札誘発・壊獣に加え、更なる役割を持たせる為《エキセントリック・デーモン》の採用を行いました。

《エキセントリック・デーモン》を採用する事によって、対【ピュアリィ】戦において先行側が使用してくる永続魔法や永続罠に対し処理を行う事が可能となります。

また、《スモール・ワールド》の経由ルートにおいても光属性と言う部分で《ピカリ@イグニスター》《エフェクト・ヴェーラー》等を経由地点と出来る他、レベル3と言う点から《灰流うらら》を経由地点に出来たり、攻撃力も800である事から、《アチチ@イグニスター》を経由地点とする事も出来ます。

その為、採用されている全てのモンスターを起点としてサーチを行う事が出来る事から、《エクスピュアリィ・ノアール》に対して回答を持っている場合には《スモール・ワールド》から永続の回答を得る事で、ゲームを安全に推し進める事が可能です。

デッキレシピについて

上記が今回の”エリアチャンピオンシップ横浜”にて使用した【@イグニスター】のデッキレシピとなります。

先程まで紹介した《スモール・ワールド》以外の変化点についても紹介を行いたいと思います。

・《ダンマリ@イグニスター》のメインデッキ不採用

1つ目の大きな変化点として挙げられるのはメインデッキにおける《ダンマリ@イグニスター》の不採用です。

以前まではメインデッキに標準搭載される事が多かったこのカードですが、今回はサイドデッキでの採用となります。

理由は主に2つ

・後攻において素引きした際の弱さが目立つ事。
・手札誘発の採用枚数を増やす為、メインデッキのスロットを確保したい為。

上記の理由からメインデッキから外す事としました。

勿論妨害数としては確定妨害数が5→4へと減ってしまいますが、そこは展開に《デコード・トーカー・ヒートソウル》を絡める事で手札誘発の引き込みを狙い、減った分の妨害数を補充する展開を行い試合を展開しました。

メインデッキ内には手札誘発が15枚採用されている事から、展開を行いデッキを圧縮した後に行うドローは非常に期待値が高く、かなりの確立で妨害を追加して用意する事が出来ました。

ちなみに、《アチチ@イグニスター》や《ピカリ@イグニスター》1枚のみからの展開では

・《デコード・トーカー・ヒートソウル》
・《ファイアウォール・ドラゴン》
・《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》
・《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》

以上のモンスターを1枚から展開可能となり、それに加え後続の《めぐり-Ai-》の確保に加え、《ガッチリ@イグニスター》の効果をいずれかのモンスターへ付属可能な為、非常に強固な盤面を形成する事が出来ます。

展開方法については、前回投稿しましたnoteにて紹介してありますので、気になる方はそちらにてご確認下さい。

それでは、何故《ダンマリ@イグニスター》を不採用にしてまで手札誘発の採用枚数を増やしたのか…?

それは【R-ACE】の台頭が大きな理由となります。

【R-ACE】の主な妨害アクションは2つ

・《R-ACE タービュランス》によるデッキ内魔法罠を構える妨害
・《幻獣機アウローラドン》からのシンクロ展開による妨害

上記2つが主な妨害形成の動きとなります。
いずれもが非常に強力な妨害と言え、【R-ACE】の強みの1つだと言えるでしょう。

ただ、デッキによってはいずれかの妨害はデッキ内のギミックにて乗り越える事が可能と言えます。今環境で言えば【ピュアリィ】がその最たる例と言え、《ストレイ・ピュアリィ・ストリート》によって対象耐性を得る事で【R-ACE】妨害を受けなくする事で乗り越える事が可能です。

しかしながら、【@イグニスター】においてはどちらのギミックを受けた場合でも乗り越える事は容易では無く、非常に高い要求値や相手のミスを前提にしない限り捲る事が出来ないと感じました。

つまり、2手ある相手の攻め手の全てを無効化する事を前提に進めないと後手においての勝利は絶望的と言え、多くの手札誘発を採用する事が必要となりました。

そしてこれが、次の章における手札誘発の大量採用の理由へと繋がってきます。

・手札誘発20枚採用における後手重視構築

さて、先程までの章において【R-ACE】対面における要求値が手札誘発2枚と言う話を行いました。
その期待をより上げる為に今回の構築では、自分のデッキを動かす為のギミックを最小限に留める事で、後攻における手札誘発の採用枚数を20枚まで上昇させました。

これによって初手における手札誘発の期待値は2.5枚となり、対【R-ACE】対面における必要枚数を十二分にクリアする事が出来ました。

おかげで調整段階での【R-ACE】対面勝率も7割を超えており、非常に高い確率で勝利を収める事が出来ています。

ここで1つ疑問となるのが、手札誘発では無く後手捲り札によるプランです。
例えばですが《ライトニングストーム》や《拮抗勝負》等による捲りプラン等が筆頭と言え、後攻における山上6枚目でも間に合う可能性を考え、捲りプランの方が確率的に良いと考えるプレイヤーも存在するでしょう。

しかしながら、ここで致命的となる点が2つ存在します。

1点目が後手捲りプランだと妨害が残ってしまう点です。
例えばですが、相手の《幻獣機アウローラドン》を無効誘発で止め、《R-ACEタービュランス》からセットされた魔法罠を《ライトニングストーム》で除去した場合を考えてみましょう。

上記の行動を行った場合、少なくとも罠2枚に加え《EMERGENCY》《RESCUE》がセットされると仮定します。
こうなった場合、スタンバイフェイズにて《EMERGENCY》から《R-ACEプリベンター》を特殊召喚し、そのまま特殊召喚したモンスターをリリースする事で除外されている《R-ACEハイドラント》を特殊召喚する事が可能となり、セットされている罠の効力を最大限活用する事が出来る様になります。

また、この後のアクションが特に厄介と言え、《ライトニングストーム》等によって罠を除去したとしても、チェーンして《RESCUE》を発動される事で墓地の《R-ACEプリベンター》を特殊召喚されてしまい、1妨害が残ってしまう事となります。
【@イグニスター】視点においては、この1妨害が非常に厄介と言え、召喚したモンスターを裏側表示に変更されてしまう事によって《ダークインファント@イグニスター》に変換する事が出来ず、攻め手が途切れてしまう事となります。

上記状況を突破する為には、《斬機サーキュラー》の様な第2の攻め手や、《R-ACEプリベンター》の効果を無効化するカードが必要となってしまい、突破する為の要求値が非常に高くなってしまいます。

それであるならば、そもそも《R-ACEタービュランス》の効果を止めてしまう方が効率的と言え、要求値に関しても後手捲りよりも低く設定する事が可能となっています。

では、捲り札を《拮抗勝負》にする場合には、上記の問題を解決しやすい為大丈夫なのでは無いか?という意見が出るでしょう。

ここで2つ目の問題となるのが、ライフを切り切れない状態での《増殖するG》の受けという点です。

基本的に後攻において《増殖するG》を受けた場合、サイバーステーマ特有の高い殺傷能力を用いる事で、アドバンテージ差を覆すと言ったプランを取る事が出来ますが、ライフカットを行えない状況ではこの強みを活かす事が出来ません。
【@イグニスター】において《増殖するG》を受けた場合には、相手のライフを削り切れるかという勝負に持ち込む事が出来るのが強みの1つではありますが、その勝負に持ち込めない場合にはかなり厳しい物となってしまうでしょう。

少なくとも大量ドローの中から妨害や回答になりうるカードが飛んできてしまった場合には、非常に分の悪い勝負となってしまう為、個人的にはオススメ出来ないと言えます。

サイドチェンジについて

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