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【@イグニスター】ネクストプレイ杯優勝!斬機で安定感上昇&展開力向上!誘発ケアも出来る斬機型@イグニスター徹底解説!!

こんにちは、からふるです!

今回は以前より研究していました【@イグニスター】の新たな解説記事となります!

また今回も普段一緒に@イグニスターを研究しているたすく(@tasukusuraimu1)と相談しながら作成した記事となります!

ちなみに、初めて私の【@イグニスター】の記事をご覧になる方は、こちらの記事をご覧になる前に、以前投稿している【@イグニスター】の記事をご覧頂いた上でこちらの記事を読んで頂けると、より深く理解出来ると思いますので是非そちらを予習の上でご覧下さると幸いです!!(下記リンクよりご覧頂けます)


さて、今回の記事にてご紹介するのは、4/23(土)発売の【POWER OF THE ELEMENTS】にて新規収録された
《斬機サーキュラー》を採用した@イグニスターの解説となります!

このカードの登場によって@イグニスターは更に大幅な強化を貰う事になりました。

簡単に思いつく強化ポイントとしては

・初動が更に増え、最大15枚初動となった。
・召喚権を使わない攻め手が増えた事で、後手捲り能力が強化された。
・先行制圧の盤面が更に強化された。


等など、様々な恩恵を受ける事が出来ました!

次の章ではこれらの強化点についての詳しい解説、またデッキ解説やプレイ等について触れて行きたいと思いますので最後までご覧頂けると嬉しいです!

≪5月22日追記≫
今回ご紹介する【斬機型@イグニスター】を使用し、共同執筆しているたすくがネクストプレイ杯にて優勝しました!
新たな解説を追記しましたので、是非最後までご覧下さい!

《1月14日追記》
先日”遊戯王マスターデュエル”でも斬機サーキュラーが実装され、大幅な強化を受けた事からイグニスターのTier1入りも予想される様になりました。

そんな中、たすくが配信にて使用した斬機型@イグニスターで27連勝を収める事が出来ました!

更新現在のマスターデュエルの環境では”アライバル型”の方が環境的に適していますが、ダークフルード型に興味がある方や、今後スプライトが到来した際の為に練習を行いたい方は、こちらの構築を練習してみるのも良いかもしれません!

それでは、本編へどうぞ!

強化点①初動枚数の増加

まず最初に解説するのは『初動枚数の増加』についてです。
まずは新規カードの《斬機サーキュラー》の効果を改めて確認してみましょう。

効果モンスター
星4/光属性/サイバース族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「斬機サーキュラー」以外の「斬機」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター1体でしか攻撃できない。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドに他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「斬機」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

①効果では《斬機シグマ》等をコストで墓地に送る事で自身を特殊召喚する事が出来ます。そしてコストで落としたシグマ自身も自己蘇生効果を持っている為、②効果の発動条件を満たす事が可能です。
そして②効果のサーチ候補では《斬機方程式》等が存在します。

このサーキュラー1枚から①と②効果の両方を起動し、動きが自己完結して展開を伸ばせるのが非常に強力で、【@イグニスター】に限らず【転生炎獣】と言ったサイバーステーマ全体の強化カードと言っても差し支え無いでしょう…!



さて、ここで疑問に思うのは「新規は【斬機】で、【@イグニスター】モンスターでは無いから@イグニスターの展開にはならないのでは?」と思う事でしょう。


しかしながら、サイバース族モンスターには非常に優秀なサーチモンスターが存在します。
それは《サイバース・ウィキッド》です。

ウィキッドからのサーチ候補として【@イグニスター】では《ブルル@イグニスター》が存在します。
このブルルをサーチ出来るのが非常に優秀で、細かい展開については後述致しますが

ウィキッドからブルルをサーチ

ブルルを出して効果で他の@イグニスターを墓地送り

墓地に送った@イグニスターを場に出して展開


と言った流れで展開を行う事が可能となっています。
そしてこの展開では召喚権を使わずに展開を行っているのが特徴で、これが次の章における後手捲り能力の向上へと繋がって来ます。

強化点②後手捲り能力の向上

さて次はサーキュラーの登場で、後手捲り能力が向上した点について解説を行っていきます。

サーキュラーの基本的な動きとして、①効果によって特殊召喚。そしてコストで送られた《斬機シグマ》自身の効果によって特殊召喚。更にサーキュラーの②効果で《斬機方程式》をサーチ。
以上の流れがベースとしてありますが、サーキュラー・シグマ共にレベル4モンスターである為、【@イグニスター】においては《ライトドラゴン@イグニスター》へ繋げる事が可能となっています。

この動きによって、ライトドラゴンで相手のモンスターを処理したり、相手の効果無効等を吐き出させた後にライトドラゴンを素材にインファントをリンク召喚すれば、この後に展開する【@イグニスター】も召喚権を使わず展開可能となっています。
また、シグマはエクシーズ素材となっている事から除外されずに再度墓地へ行く為、次ターン以降にも再度シグマを絡めて展開を伸ばす事が出来るのも強力と言えるでしょう。

そして勿論、後手を考える上で重要なライフカットもサーキュラー1枚からワンキルも狙う事が可能です。

ただ、その際に懸念されるであろう要素が、サーキュラーの攻撃制約です。

〜この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター1体でしか攻撃できない。

しかしながら、サイバース族モンスターにおいてはこの縛りをクリアしながらライフカット出来る便利な動きとして、《アップデート・ジャマー》を絡めた《アクセス・コードトーカー》の2回攻撃ワンキルが存在します。
これならば、サーキュラーのモンスター1体でしか攻撃出来ない制約の上から相手のライフを全てカットする事が可能です!

展開例

サーキュラーEF、コストでシグマ墓地でSS。

シグマEF、墓地から自身をSS。

サーキュラーEF、斬機方程式をサーチ。

サーキュラーとシグマでダランベルシアンSS、EFでサーキュラーサーチ(別な斬機モンスターでも可)

サーキュラーNS、サーキュラーとダランベルシアンを素材にスプラッシュメイジSS。

メイジEF、サーキュラーSS。

斬機方程式EF、サーキュラー2体目をSS。

サーキュラー2体でアップデートジャマーSS。

メイジとジャマーを素材にアクセスコードトーカーSS、チェーン1ジャマー・チェーン2アクセスでEF起動。

アクセスEFで相手フィールドのカードを破壊し、ジャマーEFで4300×2=8600でワンキル

この様に展開する事でサーキュラー1枚からワンキルを狙う事が可能となっています!

特にこの動きで優秀と言えるのが、制約がかかっている中でワンキル可能なのも優秀ですが、シグマをダランベルシアンの素材とした事で除外されず墓地にリソースが残るという点も見逃せません。
仮に何かしらの妨害によってワンキルが失敗してしまっても、墓地にリソースが残るので、残りの試合展開も余裕を持てるのも、この斬機ギミックの強みと言えるでしょう。

強化点③盤面形成能力の向上

そして3点目の強化点として、斬機サーキュラーによって展開能力が向上し、盤面形成能力が向上した事が挙げられます。

今まで《アチチ@イグニスター》や《ピカリ@イグニスター》1枚からの代表的な展開では、5素材アライバル+墓地ダンマリ+墓地ウィンドペガサス+後続と言った展開が主流でした。

しかしながら、《斬機サーキュラー》の登場によって、ダークナイト展開後にダランベルシアンを出す事で、上記の展開に加えて《ファイアウォール・ドラゴン》を同時に形成可能となり、最終盤面は5素材アライバル+ファイアウォール・ドラゴン+墓地ダンマリ+墓地ウィンドペガサス+後続と言った盤面形成を行う事が出来るようにこれからはなります!

展開例

ピカリNS、EFでめぐりAiサーチ。

ピカリ素材にインファントSS、EFでアイランドサーチ。

めぐりAiEF、アチチサーチ。

アイランドEFでアチチSS、EFでドヨンサーチ。

インファントとアチチ素材にウィキッドSS。

アイランドEF、ウィキッドのリンク先にドヨンSS、EFでブルルとピカリ回収。

ウィキッドとドヨン素材にトランスコードSS、ドヨンEFでめぐりAi回収。

アイランドEF、ブルルSS。EFでダンマリを墓地へ。

トランスEF、ウィキッドSS。

トランス・ウィキッド・ブルルを素材にダークナイトSS。

アイランドEF、ピカリSS。

ピカリを素材にインファントSS、チェーン1ダークナイト、チェーン2インファントでEF起動。インファントを神属性に変更しながらマーカー先へ移動し、ダークナイトEFにてブルル・ピカリ・ドヨンSS。

ブルルとピカリを素材にウィンドペガサスSS、ブルルEFでピカリ蘇生。

ダークナイトとペガサスを素材にインファントのマーカー先にファイアウォールSS。

ピカリとドヨンを素材にダランベルシアンSS、EFでサーキュラーサーチ。

サーキュラーEF起動、シグマをコストで墓地へ送り自身SS。

シグマEF、自身をSS。サーキュラーEFで斬機方程式サーチ。

サーキュラーとシグマを素材にメイジSS、EFでペガサスSS。

斬機方程式EF、墓地からサーキュラーSS。

メイジ・インファント・ダランベルシアン・サーキュラー・ペガサスを素材にファイアウォールのリンク先にアライバルSS。

最終盤面:5素材アライバル+ファイアウォール・ドラゴン+墓地ダンマリ+墓地ウィンドペガサス+後続めぐりAi

以上の様に展開する事が可能です!
これによって、今までは1枚初動からの実質的な妨害は《ダンマリ@イグニスター》1枚でしたが、サーキュラーの登場によって《ファイアウォール・ドラゴン》も妨害として構える事が可能となりました!

今まで相手の手札が相当強い場合に限っては、盤面が返されてしまう事も稀に見られましたが、今後はファイアウォールが同時に盤面形成される事でそういった場面も少なくなると予想されます!

【POWER OF THE ELEMENTS】以降の大会環境

この章では、【POWER OF THE ELEMENTS】以降の現環境における【@イグニスター】についてや、環境における立ち位置、更には環境トップと渡り合えるパワーやポテンシャルがあるかについて解説を行いたいと思います。

まず、大会環境をメインにプレイされている方については周知の事とは思いますが、現環境のトップメタデッキとして君臨するのは、新規テーマの【スプライト】である事は誰が見ても間違いありません。

スプライトの登場以降、群雄割拠していたデッキ分布は一気に【スプライト】一色となり、デッキ選択の自由も殆ど消えてしまいました。

【スプライト】の強みは様々ですが、個人的に考える強さのポイントとしては、手札誘発による特定のメタカードが機能しにくいと言った点であると思います。
これまでの展開テーマの多くは、《ドロール&ロックバード》や《ディイメンション・アトラクター》と言ったメタカードが有効的で、それらのメタカードを発動される事で展開が止まってしまう事が殆どでした。

しかしながら、スプライトの場合にはこれまで展開系デッキに有効だったとされるメタカードは効力が薄く、逆にスプライト側がこれらのカードを使用してくる始末です。
例えば《ドロール&ロックバード》に関しては、相手側が発動してきた《増殖するG》をケアする為に使用する事も出来ます。

特定のメタが有効ではない事に加え、もう一つメタに対する大きな耐性を持っているのが、手札誘発の貫通能力の高さです。

展開系デッキを抑え込む役割としてよく見られるのが《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》と言った手札誘発カードでしょう。
勿論これらのカードが全く効かない訳ではありませんが、基本的には2枚以上の合わせ持ちをしていないと一定以上の展開の抑制は見込む事が難しいです。

効果無効であれば、打ち込む候補となるのは《ギガンティック・スプライト》や《スプライト・ブルー》《スプライト・ジェット》ですが、狙った1点に誘発を絞り込めない事に加え【スプライト】には《スプライト・レッド》《スプライト・キャロット》と言った手札誘発から展開を守るカードまで存在している始末です。


これが手札誘発に対し高い耐性を持つ大きな理由となっており、展開系でありながら高いメタ耐性を持つ【スプライト】独自の強みと言えるでしょう。


そして高いメタ耐性に加え、【スプライト】の大きな強みとして挙げられるのは、デッキスロットの自由枠の多さです。

こちらのデッキレシピを見て分かる通り、スプライトの基本的な必須パーツによるスロットは少なく、空いた枠に手札誘発等を採用する事が出来るため【@イグニスター】と同じく自由枠の多い展開デッキとして構築する事が可能です。
また、構築によっては【勇者】ギミックを採用する事も可能で、そういった点でも自由度が高いと言えるでしょう。

近年の現代遊戯王において、代表的な展開デッキは【電脳堺】【ドライトロン】【天威勇者】等がありましたが、これらのデッキはデッキスロットの自由枠が少なく、2枚初動が基本の為にメインギミックを多く採用しなくてはならない事から、手札誘発の枚数はどうしても控え気味となっていました。

その点、【@イグニスター】や【スプライト】では展開系でありながら自由枠を多く取る事ができ、その分柔軟な対応をしやすい次世代の展開デッキであると言えます。
これらの点から、スプライトは今までの展開系よりも強力な強みを幾つも持っており、環境トップたる由縁となる要素を多く秘めています。


さて、ここまで【スプライト】における強みを解説して来ましたが、次はスプライトを相手取る上で必要になる要素を考えていきましょう。

❶相手の展開を止める為に手札誘発を多く採用できる。

1つ目にスプライトを相手取る上で必要なのは、デッキ内に手札誘発を多く採用できるだけのスロットがある事です。

先程の解説で少し触れましたが、スプライトの展開を手札誘発にて止めようと考えた場合、必要になってくるのは2枚以上の手札誘発の合わせ持ちです。
これを実現する為にはデッキ内に多くの手札誘発の採用を行い、2枚以上引く確率を求める事が必要となってきます。

例えば、【天威勇者】の様なメインデッキに手札誘発が7枚程度しか入らないデッキの場合において、2枚以上の手札誘発を引く確率は以下の通りとなります。

確率は約2割となっている事から、CSのような7~8回戦試合を行っていく上では不安を多く抱えてしまう事になるでしょう…。
続いて、【スプライト】や【@イグニスター】のような多数の手札誘発を採用できるデッキタイプの場合を想定し計算を行ってみたいと思います。
今回は例として、先程のデッキレシピ内の誘発枚数である14枚で計算を行ってみました。

結果としては約6割で2枚以上の手札誘発を引く確率となりました。
これは先程の確率から約3倍近くとなっている他、多数の試合を行っていく中で十分であろう期待値と言えます。
そして後攻想定のサイドチェンジ後では、メインデッキの手札誘発に加え更に3~4枚程度誘発が追加されます。

サイドチェンジ後においては、確率は75%を超え4回中3回以上は2枚以上の手札誘発を引き込める期待値を持つ事が出来るようになりました。

スプライトの先行展開を止める事は、後攻において勝率を上げる重要な要素となりますので、今期は手札誘発をなるべく多く搭載できる事が大会で勝ち上がる為の重要なキーポイントであると言えます。
そしてこの前提条件を満たすデッキが、今期の環境にて勝ち上がる為の必要な要素であると考えています。


❷少ない手札からでも動く事が可能な安定性の高いデッキである事。

次に必要な要素として考えられるのは、そのデッキが動く中で高い安定性を持っている事です。

先程の章にて解説しましたが、現環境において後攻は2枚以上の手札誘発を引いて相手を止める事が前提としてあります。そしてこれは言い換えれば、手札誘発を発動している事から2枚以上の手札を失った状態からスタートしているとも言えます。

せっかく手札誘発にて相手の動きを抑え込む事が出来ても、自分が動けないのであれば試合に勝つ事はできません。そういった事から、手札誘発を搭載しながら安定性も高くなければ勝つ事が出来ないのが事実でしょう。


❸相手の妨害を貫通できるor貰いにくい性能である事。

そして最後に可能であれば持っていた方が良い要素として、妨害の貫通性能です。

今期は先程の章で解説した通り、手札誘発を多く採用し相手の展開を止める事が前提としてある環境です。つまり、相手からも手札誘発を発動されるのは前提条件でその上から展開を行う事が必要であると考えられます。
もしくは、そもそも相手の手札誘発の様な妨害をそもそも食らわないデッキ選択も1つの選択肢であると言えるでしょう。

以上の3点の要素を満たすデッキとして、今期の環境にて戦えるであろうデッキは【スプライト】【ティアラメンツ】等のデッキであると個人的に考えています。
そして【@イグニスター】はこれらのデッキと同様、自由枠の多さもあり戦いの土俵に立つためのスペックは揃えていると感じました。

@イグニスターの課題点

さて、ここまでの解説にて【@イグニスター】は環境で戦える条件を満たしている事が分かりましたが、1点問題があります。

それは、今までの主流な型である【@イグニスター】では妨害性能が環境的に合っていない為、【スプライト】を相手取る上で不安要素が残る事です。
これについて、具体的な例を交え解説して行きたいと思います。

今まで主流な型であったのは、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を最終地点とするアライバル型@イグニスターでした。
【POWER OF THE ELEMENTS】登場前までの環境では、このアライバルが非常に強力で、5素材以上のアライバルを超えられるテーマが限られている事もあり、非常に強力な型であったと思います。
妨害数は《ダンマリ@イグニスター》による物だけなので1妨害ですが、アライバルを超える手段にダンマリを当てれば良いだけと言った事や、そもそも5素材のアライバルを超える事が出来るデッキ自体が環境トップデッキには殆どいなかった為、妨害数自体はそこまで必要とされていませんでした。

しかし、現在環境トップである【スプライト】はこの布陣でターンを返した場合には、おそらく盤面を返されてしまう事が予想されます。
その理由は、①高打点モンスターを生成できるギミック、②妨害を貰わない為のギミックがスプライト内に混在しているからです。

1つ目の高打点モンスターの生成ギミックは、《ギガンティック・スプライト》と《キャット・シャーク》における高打点モンスターの生成ギミックがある為です。

《ギガンティック・スプライト》は自身の効果によって元々の攻撃力を倍にする事が出来る為、打点が3200として場に出す事が出来ます。そして、《キャット・シャーク》によってその打点を更に倍化させる事で攻撃力6400のギガンティックを成立する事が出来ます。
ここまでならば、《ダンマリ@イグニスター》の効果によって止める事が出来ましたが、【スプライト】にはダンマリをケア出来る動きが存在しています。
それは、《スプライト・エルフ》の対象耐性効果です。

《スプライト・エルフ》の①効果によって、マーカー先のモンスターが対象に取れなくなってしまう事から、エルフのマーカー先に《ギガンティック・スプライト》と《キャット・シャーク》を展開する事でケアされてしまいます。

そもそもエルフ以外にも《スプライト・レッド》も存在する事から、ダンマリの効果無効による妨害はあまり見込む事が出来ません。

それでも、一応《ファイアウォール・ドラゴン》が盤面に形成出来ている為、妨害としては完全に無くなる訳ではありませんが、心もとないとも言えるでしょう…。


そして次の課題として挙がるのが、デッキ内に素引きしたくないカードが増えてしまった事です。

以前の環境までの構築では、素引きしたくない代表的なカードとして《ダンマリ@イグニスター》が存在していましたが、今後《斬機サーキュラー》を採用していると同時に《斬機方程式》を投入した場合、素引きが好ましくないカードが増加してしまいます。
サーキュラーを採用しておくならば是非とも採用したいカードではありますが、言わば【勇者】における《騎竜ドラコバック》のような存在の為、人によっては評価が分かれるポイントだと思います。

やはりデッキ内に複数に渡って素引きしたくないカードを採用していくのはリスクが伴うと考えられます。

そして最後の課題が、【@イグニスター】が1枚初動から構えられる妨害数が既存の動きでは最大2妨害である事でしょう。

冒頭での展開例にて実践した例では、アチチやピカリの1枚初動から形成できる盤面はアライバル+ファイアウォール+墓地ダンマリ+墓地ウィンドペガサス+後続となり、その中の実質的な相手の動きを制限する妨害はファイアウォールとダンマリの2妨害です。
勿論、展開途中で《デコードトーカー・ヒートソウル》を絡め、妨害カードの引き込みを狙えば1妨害増やす事を望めますが、その場合にはアライバルの打点が3000となってしまい、増えるか分からない妨害のリターンに釣り合っているか疑問が残る所でしょう。

以上が現在@イグニスターが抱える課題点で、改善していく事が求められるポイントと感じました。

今期の@イグニスターについて

それでは、先程の章にて解説した課題点を補うにはどうしたら良いか。

それは既存の構築や動きでは無く、新たな構築と盤面を作成する事で解決する事が必要と感じました。
その為、現在使用している構築ではピカリやアチチ等の1枚初動から3~5妨害を構える事が出来る構築を使用しています!

この後の記事では、現在使用中の構築やプレイング等について解説を行っていきますので、是非最後までご覧いただければ嬉しいです!

まずは今期使用している構築について解説を行いたいと思います。
使用レシピは以下の通りとなります。

変化したポイントとして一番目に止まるであろうポイントは、《ダンマリ@イグニスター》《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の不採用。そしてもう一点が、《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》の採用です。

まずは最初にこの点を解説したいと思います。

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