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【エクソシスター】ティアラメンツメタで活躍中!圧倒的墓地メタで相手を制圧、エクソシスター徹底解説!!

みなさんこんにちは!からふるです!
noteをご覧頂きありがとうございます!

今回ご紹介するのは、《POWER OF THE ELEMENTS》にて強化を受けて以降、大会環境でも多く見られるようになった【エクソシスター】の解説記事となります!

私は【エクソシスター】登場初期よりこのデッキを研究しており、以前もnoteの方を投稿しましたが、様々な強化を受けて大幅に動きも変わったことにより、今回新たに解説記事を投稿したいと考えました!

また、今回紹介する【エクソシスター】を使用し、6月25日に行われた大会にて3位に入賞する事が出来ました!別の大会においても私のデッキを貸し出し使用したハセ選手(@hasebe_981210)によって、同じく3位を獲得する事ができ、今期の【エクソシスター】の強さが証明されたと感じています!


今回の記事では
・以前より【エクソシスター】を使用している方。
・これから【エクソシスター】の使用を考えている方。
・【エクソシスター】との対戦に向け知識を得たい方。
など、様々な方にオススメとなっていますので、是非とも最後までご覧下さい!!

・8月10日追記
わよCSにて全勝優勝した深淵の獣型エクソシスターについてのnoteを新たに執筆致しました!
興味のある方はこちらも是非ご覧下さい!

1.【エクソシスター】とはどのようなデッキか

まず初めに、【エクソシスター】とはどのようなテーマなのか解説を行いたいと思います。

【エクソシスター】は墓地へのメタをテーマとしたデッキで、魔法使いレベル4の下級モンスター及び、戦士族ランク4エクシーズモンスターを主体としたデッキです。



相手が墓地のカードを移動させる効果を使うと、その効果に反応してエクシーズモンスターを特殊召喚する効果を共通して持っています。その為、相手の墓地へのメタを行いながら、エクシーズモンスターでビートダウンを行うといったテーマなのがエクソシスターです!

下級【エクソシスター】は共通して「自分・相手の墓地のカードが相手によって離れた場合、エクソシスターXモンスターを自身に重ねてX召喚出来る」と言った効果を持っています。

また、上記の効果などから出てくる【エクソシスター】Xモンスターは、相手を妨害する効果を持っている為、それらのモンスターを駆使し相手を妨害しながら戦うのがこのデッキの基本戦術となります!

2.【エクソシスター】カード紹介

それでは、【エクソシスター】にはどのようなカードが存在し、どのような妨害を敷く事が出来るのかについて解説を行いたいと思います。

●下級モンスター


まずは、基本的な下級【エクソシスター】の紹介から行っていきます。
現在、【下級エクソシスター】は5種類のモンスターが存在しており、それぞれが「自分・相手の墓地のカードが相手によって離れた場合、エクソシスターXモンスターを自身に重ねてX召喚出来る」と言った効果を持っています。

《エクソシスター・エリス》は自分フィールドに【エクソシスター】モンスターが存在する場合、自身を特殊召喚する事が出来ます。
【エクソシスター】はレベル4モンスターを2体用意しエクシーズ召喚する事で基本的に初動へ繋げる事が出来るため、展開の要となる1枚です。

《エクソシスター・ステラ》は、1ターンに1度手札の【エクシシスター】モンスターを特殊召喚出来る効果を持っています。
これによってエリス同様レベル4モンスターを揃え、Xモンスターの召喚を狙っていく役割を担っています。

《エクソシスター・ソフィア》は、自分フィールドに他の【エクソシスター】モンスターが存在する場合、1枚ドローを行う事が出来る効果を持っています。
【エクソシスター】Xモンスターを除くと、直接的なアドバンテージを取りやすいモンスターの為、強力な1枚であると言えるでしょう。
このドロー効果によって、他の【エクソシスター】カードを引き込む事で展開を伸ばしたり、妨害を引き込む事でより強固な盤面を形成する事が出来ます。

《エクソシスター・イレーヌ》は、手札の【エクソシスター】カードをデッキの一番下に戻す事で1ドローする事が出来る手札循環効果を持っています。
単純に見れば、先程紹介した《エクソシスター・ソフィア》の劣化ですが、後述する《エクソシスター・バディス》によってソフィアを特殊召喚する役割がある為採用しています。

《POWER OF THE ELEMENTS》にて登場したのが、《エクシシスター・マルファ》です。
効果としては、自身とデッキ内の《エクシシスター・エリス》を特殊召喚する効果となります。このカードの登場によって、今まで【エクソシスター】が欲していた1枚初動を得る事が出来た他、動きも大幅に強化され環境入りする事となりました。

そしてこのカードの大きなポイントがもう1つあります。
それは、今まで紹介した4枚の【エクソシスター】は”相手によって墓地のカードが離れた場合”自身を素材にXモンスターを特殊召喚していましたが、このカードは自分が相手の墓地のカードを触れた場合にもX召喚可能という事です。
小さな違いの様に思えますが、これによって様々な応用が効くので覚えておおきましょう!

●エクシーズモンスター

続いてはエクシーズモンスターの紹介となります。
《エクソシスター・ミカエリス》はX素材を取り除く事で、自分のデッキから【エクソシスター】魔法罠をサーチする事ができ、後述する《エクソシスター・パークス》からモンスターを加えたり、《エクソシスター・リタニア》等の妨害カードをサーチする事も可能です。

また、X召喚したターン限定ではありますが、相手フィールドもしくは墓地のカードを除外する事も可能です。
サーチによるアドバンテージ・除外効果によるアドバンテージ、2つを得る事が出来る【エクソシスター】のエースカードとなります!

《エクソシスター・ジブリーヌ》はX召喚に成功したターン、相手フィールドの効果モンスターを無効にする事が出来る効果を持っています。
また、素材を取り除く事によって自分フィールドのXモンスターの攻撃力を800上昇させる事が出来ます。
《エクソシスター・ミカエリス》で妨害しきれない部分をカバーできる、優秀な妨害効果を持ったモンスターと言えるでしょう。

《エクソシスター・カスピテル》は、X召喚に成功したターンお互いに墓地からモンスターを特殊召喚出来ない縛りを付ける事が可能です。
これによって、墓地からの特殊召喚を多用する【@イグニスター】等のサイバース族テーマや、《枠カエル》による複数回の特殊召喚などを防ぐ事が可能です。
また、X素材を取り除く事によって【エクソシスター】モンスターをサーチ出来る事から、《エクソシスター・マルファ》や《エクソシスター・エリス》をサーチし、展開へと繋げる事も出来ます。

《エクソシスター・アソフィール》は、X召喚に成功したターンお互いに墓地のカードの効果を発動出来ない縛りを付ける事が出来ます。
現環境で猛威を振るっている【ティアラメンツ】に対し、非常に強力なメタ効果を持っており、このカードの効果を成立させる事で相手の動きを大幅に制限させる事が可能です!

また、X素材を取り除く事によって相手フィールドのモンスターをバウンスする事が出来ます。これによって、フィールドを離れた際に効果が発動する《氷剣竜ミラジェイド》の効果を発動させる事なく、処理する事などが出来ます。

《エクソシスターズ・マニフィカ》は他の【エクソシスター】Xモンスターと異なり、Xモンスター2体を召喚条件とするモンスターとなります。
1つ目の効果では、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができ、大幅なライフカットを狙う事が可能です。
2つ目の効果では、《エクソシスター・ミカエリス》同様フリーチェーンにて相手フィールドのカードを除外する事が出来ます。
そして3つ目の効果では、相手が効果を発動した際、自身の素材としているモンスターと入れ替えを行う事が出来ます。例えば、《エクソシスター・ミカエリス》を素材としている場合には、自身の②効果使用後にミカエリスを特殊召喚し除外を再度行う事によって、2妨害を行う事が可能となります。


●魔法罠カード

続いては【エクソシスター】魔法罠の紹介へ移ります。
《エクソシスター・パークス》は同名以外の【エクソシスター】カードをサーチするテーマ内万能サーチカードとなります。

また、サーチを行う他にもフィールド・墓地にサーチした【エクソシスター】の対となるモンスターが存在すれば特殊召喚を行う事も可能です。
これによって《エクソシスター・ステラ》を特殊召喚しステラの効果と合わせ大幅な展開を狙ったり、相手の墓地からの特殊召喚や《墓穴の指名者》にチェーンして特殊召喚する事で、【エクソシスター】共通効果からX召喚を狙ったりする事が出来ます!

《エクソシスター・アーメント》は自身の【エクソシスター】モンスターを素材に、別な【エクソシスター】Xモンスターを特殊召喚する事が出来ます。
これによって、相手のスタンバイフェイズで《エクソシスター・カスピテル》や《エクソシスター・アソフィール》の効果を起動し、相手の行動を制限させるプレイや、相手が自分のモンスターを効果で除去しようと狙っている場合等、リリースエスケープし別なモンスターを構える事等が出来ます。

《エクソシスター・バディス》は自身のデッキから対となる【エクソシスター】モンスター2体を特殊召喚する効果を持っています。

主な用途は2つで、1つ目は相手が墓地に触れる行動に対しチェーンして発動する事によって、特殊召喚した【エクソシスター】モンスター2体をXモンスターに変換し、妨害を構える行動です。
よくある場面は、自分が発動した手札誘発に対し相手が《墓穴の指名者》を発動したケースでしょう。例えば相手の行動に対してチェーン2《増殖するG》、チェーン3で《墓穴の指名者》を発動。これにチェーン4にて《エクソシスター・バディス》を発動した場合、2体の【エクソシスター】が特殊召喚された後に《墓穴の指名者》によって墓地の《増殖するG》が除外され、解決後2体の【エクソシスター】Xモンスターを特殊召喚する事が可能です。

そして2つ目の役割として、自分ターンにアドバンテージを稼ぎながら展開を行う役割が存在します。
この場合、主に特殊召喚するのは《エクソシスター・ソフィア》と《エクソシスター・イレーヌ》となります。
《エクシシスター・ソフィア》の効果を使用し1ドローを行い、更に手札に余分な【エクソシスター】カードが存在する場合、《エクソシスター・イレーヌ》の効果で手札循環を行います。そうする事で結果的に2ドローを行った上で、ソフィアとイレーヌを素材にXモンスターを召喚する事が可能となっています。

最後にご紹介するのが、《エクソシスター・リタニア》となります。
このカードも《エクソシスター・マルファ》と同じ「POWER OF THE ELEMENTS」にて収録されたカードで、【エクソシスター】における妨害数の増加、相手のメタカードに対するケア等、様々な恩恵を受ける事が出来ました。

基本的な効果としては、相手のフィールド・墓地のカードを除外する罠版《エクソシスター・ミカエリス》と言った所でしょう。
しかしながら、このカードの真価は追加効果と言っても良いでしょう。

1つ目の『●自分フィールドのモンスターを素材として「エクソシスター」Xモンスター1体を特殊召喚する。』効果では、先程紹介した《エクソシスター・バディス》によって特殊召喚したモンスターを素材にX召喚すると言った事等が可能です。
《エクソシスター・バディス》によって特殊召喚したモンスターは、エンドフェイズにデッキに戻ってしまう事から、相手の魔法罠除去によって開かされてしまった《エクソシスター・バディス》がある場合、その効果で特殊召喚されたモンスターを有効活用する事が出来ます。

また、応用として相手の《ハーピィの羽根帚》に対するケアとなる事も魅力です。
相手に《ハーピィの羽根帚》を発動された場合、チェーン2《エクソシスター・リタニア》、チェーン3《エクソシスター・バディス》と発動する事によって、バディスで2体のモンスターを特殊召喚後、リタニアの追加効果で特殊召喚した2体のモンスターを素材にX召喚し、妨害を残す事等が可能となります!
除去カードが増えるサイドチェンジ後等、使用頻度の高いテクニックですので、覚えておきましょう!!

そしてもう1つの追加効果が「このターンに自分がモンスターのX召喚に成功している場合、相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。」効果です。
単純に除外する枚数が増える為、相手とのアドバンテージ差を広げる事が出来たりする他、更に重要が役割があります。

それは、「選んで除外する」と言う除去能力がある事です。

現在の環境では、環境トップとして【ティアラメンツ】が存在し、それに続き【スプライト】が台頭している環境です。そんな環境の中で、【スプライト】側が【ティアラメンツ】に対して様々なメタを張っていますが、そのメタの1つに《双穹の騎士アストラム》の採用が見られる場合が増えました。

ご存じの方も多いと思われるこのカードですが、自身の効果で相手の効果の対象にならず、さらに《I.Pマスカレーナ》を素材にしている場合、破壊耐性効果も持つ事が可能です。
耐性を持った《双穹の騎士アストラム》を【ティアラメンツ】側が突破する手段は非常に乏しい為、最近の環境ではこのカードの採用が多くみられるようになりました。

そんな中、【エクソシスター】でこのカードの処理を行おうと思った場合、《エクソシスターズ・マニフィカ》以外だと、《エクシシスター・リタニア》の追加効果で除去する場面もあります。
《エクシシスター・ミカエリス》の効果は対象を取ってしまう事から、《双穹の騎士アストラム》を処理できず、他の採用カードも対象を取る効果が多い為、《エクソシスター・リタニア》の追加効果での除去を覚えているかどうかがゲームの勝敗を左右する結果となる事も珍しくありません。
相手がこういった対象耐性モンスターを採用している場合には、このカードによる除去ができる事を念頭に置き、プレイしましょう!

3.【エクソシスター】の基本展開について

続いてこの章では、【エクソシスター】の基本的な展開についてご紹介したいと思います。

基本となる動きとしては、レベル4モンスターを2体用意する事が条件となります。
今回の手札は例として、《エクソシスター・エリス》《エクソシスター・ステラ》の2枚と仮定して行っていきます。

《エクソシスター・ステラ》召喚、効果で手札の《エクソシスター・エリス》を特殊召喚。

《エクソシスター・ステラ》《エクソシスター・エリス》を素材に、《エクソシスター・カスピテル》をX召喚。

《エクソシスター・カスピテル》の効果で、デッキから《エクソシスター・マルファ》をサーチ。

《エクソシスター・マルファ》の効果発動、手札から自身とデッキから《エクソシスター・エリス》を特殊召喚。

《エクソシスター・マルファ》《エクソシスター・エリス》を素材に、《エクソシスター・ミカエリス》をX召喚。

《エクソシスター・ミカエリス》の効果で、デッキから《エクソシスター・リタニア》をサーチ。

《エクソシスター・ミカエリス》《エクソシスター・カスピテル》を素材に、《エクソシスターズ・マニフィカ》をX召喚。

最終盤面:《エクソシスターズ・マニフィカ》+《エクソシスター・リタニア》

以上の様に展開を行う事で、《エクソシスターズ・マニフィカ》によるフリーチェーン除外、《エクソシスター・リタニア》による除外、《エクソシスター・ミカエリス》による除外で計3妨害を行う事が可能です!

展開に必要な要求値もレベル4モンスター×2体と緩い為、非常に手軽な基本展開となります。

4.現環境におけるエクソシスターの強みと立ち位置

さて、それでは現在の環境におけるエクソシスターの強みを考えていきましょう。
まずは、現環境のおさらいです。

今現在の環境では、環境トップとして【ティアラメンツ】が存在し、次点として【スプライト】が後を追っている状況となります。

まずは環境トップである【ティアラメンツ】との対面について考えていきます。
現在の構築では、「デュエリストパック 輝石のデュエリスト編」にて登場した、《宿神像ケルドウ》《剣神官ムドラ》《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》等を採用した、通称【イシズティアラメンツ】が猛威を震っています。

この【イシズティアラメンツ】の特徴としては、《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》の効果でデッキから5枚カードを墓地へ送る事により、【イシズ要素】や【ティアラメンツ】カードを墓地へ送り、大量のアドバンテージを獲得しながら動く事が強さの1つにあります。
これらの効果によって《ティアラメンツ・シェイレーン》《ティアラメンツ・ハゥフニス》《ティアラメンツ・メイルゥ》等を墓地へ送り融合する事等から強力な動きをスタートさせます。

さて、ここで重要なのが《ティアラメンツ・シェイレーン》《ティアラメンツ・ハゥフニス》《ティアラメンツ・メイルゥ》等が使用してくる融合効果についてです。

これらのカードは墓地へ落ちた場合、墓地の自身と他のカードをデッキに戻す事によって融合を行います。
つまり、相手の墓地のカードが離れる状況が起きやすく、【エクソシスター】のX召喚効果の条件を満たしやすいと言えます。

さらに【エクソシスター】側の持っている妨害が、【ティアラメンツ】相手に有効に働きやすいのも、今環境で【エクソシスター】が戦いやすい理由にもなっています。

例えば、【イシズティアラメンツ】側の攻め手の大半は墓地効果を軸として形成されています。その為、《エクソシスター・アソフィール》の効果を起動した場合、墓地の効果が発動出来ない事から、相手の攻め手は大きく限定されます。
残る相手の攻め手はエクシーズモンスターに依存する事になりますが、このエクシーズモンスターで攻める際に素材に使うモンスターは《ティアラメンツ・レイノハート》《ティアラメンツ・シェイレーン》《宿神像ケルドウ》《剣神官ムドラ》等が挙げられるでしょう。
しかしながら、《ティアラメンツ・レイノハート》であれば、本来召喚時に墓地に落とした【ティアラメンツ】で強力な動きが狙えた所を封じられていますし、《ティアラメンツ・シェイレーン》も手札から切ったモンスターや効果で落として発動するはずのモンスターが封じられています。《宿神像ケルドウ》《剣神官ムドラにおいても同様で、《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》等を手札から切りながら特殊召喚し、その後《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》の効果を発動させるのが強い動きですが、それらを封じられた上で動かされています。

つまり、本来獲得できるはずのアドバンテージを失わせながら相手に動く事を強要させているという事になります。

また、仮にこれらの動きを行いランク4エクシーズを狙ったとしても、そこに行き付く前に、《エクソシスター・リタニア》等の妨害がある事から、その動きさえ封じられ、完封試合となる事も珍しくありません。

これが対【ティアラメンツ】における【エクソシスター】の優位性です。

また、対【ティアラメンツ】で非常に強力な拘束力を持つ《ディメンション・アトラクター》を採用した際、自分の動きが制限される事無く使用できるのも、【エクソシスター】の強みの1つであると言えるでしょう!



続いて、対【スプライト】について考えていきます。

【スプライト】は自分フィールドにレベル2またはランク2のモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる共通効果を持っています。

よく前期の【スプライト】全盛期環境でも見られたメタではありますが、相手の召喚したレベル2モンスターを潰してしまうと、残っている【スプライト】モンスターが特殊召喚できず、展開が行えないのが【スプライト】の弱点となっています。

上記の弱点を考えた時、重要になってくるのが《エクソシスター・ミカエリス》《エクソシスターズ・マニフィカ》《エクソシスター・リタニア》の盤面除去カードです。
これらのカードによって、相手の召喚したモンスターを除外する事で、相手フィールドにレベル2・ランク2のモンスターが存在できず、相手の手札に存在する【スプライト】モンスターが特殊召喚出来ない事から、展開を止める事が可能となっています。

そしてもう1点、今期のスプライトに対して有効なのが【スプライト】側のリソース回復手段として、《スプライト・エルフ》が絡む事が多くなった点です。

前期までの【スプライト】の基本展開は、《餅カエル》というリソース回復及び、万能の防御札が存在しました。しかしながら、リミットレギュレーションの変更から今期は《餅カエル》が使用不可能になり、盤面形成が変化していきました。
その中で、今期行われるようになったのが、《スプライト・エルフ》《I.Pマスカレーナ》《スプライト・レッド》等による布陣です。

上記の盤面では、《I.Pマスカレーナ》によるリンクモンスターの妨害と、《スプライト・レッド》による妨害を行いますが、多くのモンスターを消費してしまいます。その為、《スプライト・エルフ》による特殊召喚から、モンスターの供給及びリソース回復を行っていきますが、下級【エクソシスター】モンスターが存在する場合、相手が安易に墓地のモンスターを特殊召喚出来ない状況を作り上げる事が可能です。
《スプライト・エルフ》がメインフェイズにしか蘇生効果を使用出来ない事を狙い、自分のメインフェイズ開始から優先権を持っている状態を使用し【エクソシスター】モンスターを召喚して動き出す事を行えば、相手にその召喚したモンスターに妨害を当てさせる事を強要出来たり、他の攻め手を通すための布石となったりする事もあります。

上記の理由等から、今期の【スプライト】に対して相手に少なくとも5分の戦いは挑めるのが、今の私の見解となっています。

上記2デッキを考えた場合、対【ティアラメンツ】に対し有利であり、対【スプライト】においても5分の戦いが出来るデッキ。それが今期の【エククソシスター】です。
今現在の環境のデッキ選択として、十分価値があると思われます。

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