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何で絵を描く?

今日も先月のこども色彩知育教室の
レポートです。

さぁ、絵を描くよ。
そんなとき、用意するものは?


こども色彩知育教室って?

脳にアプローチする
色彩理論・言葉がけ・呼吸法を取り入れた
こどもの生きる力を育む新しい習い事。

自由制作で考える力・分析力・創造力を身につけ、
人前での発表でプレゼン力や自他を認める力を養い、
呼吸法で心と脳を整え、
自らの能力を発揮できる方法を習得できるお教室。
お絵かき教室でもあり、工作教室でもあり、知育教室でもあるけれど、
どの言葉も当てはまらない、それがこども色彩知育教室。


10月後半のこども色彩知育教室のテーマは

「身近にあるものを道具にして色を混ぜて描こう」

綿とラップが筆がわり / 6歳男の子

今回のテーマはいつも使っているもの(固定概念)をなくし
自分の用意した筆になりそうなもので絵を描くことで
新しい発想をもつ(融通無碍ゆうずうむげ)こと。

何かにとらわれることが大っ嫌いな10歳女子さんは
こうゆうテーマ、ものすごく好きなんです。
新しく何かをやっていい、
新しい発想で何かを作り出していいと言われた時、
目が漫画のように "キラキラ" します。
私は、自分の発想で好きなようにやっていいよって言われるのが
とっても苦手なので、そんなこどもの姿がちょっとうらやましい。


脳はワクワクしている時が落ち着く

みなさんはどんな時、心が落ち着きますか?
脳はα波(アルファ波)の時にリラックスして落ち着くんです。
では、リラックスってどんな時?

実は、
何かに没頭していたり、
ワクワクしていたり、
ものすごーく集中していたり、
そんな時にリラックスして落ち着く脳波のα波が出るんです。

そして、このα波状態の脳が最も力を発揮する時なんですよね。
この、脳が最も力を発揮するいい状態の時に
たくさん手を動かして、
周りからいい言葉をかけてもらうと、
無意識の中に「いいこと」がたくさん溜まっていって
自己肯定感が高まっていくんです。

だからみなさん、こどもが(大人もですが)集中して何かにワクワクしている時
ネガティブな言葉をかけてはだめですよ。
ネガティブな言葉で、もうリラックス状態がとけてしまって
力を発揮できなくなってしまうので。


さぁ、こどもたちの作品

6歳男の子(小学校一年生)

彼は、新聞紙、プチプチ、梱包材などのさまざまな道具を使って
キャンバスに同じように塗ることを実験。
違う道具を使っても全く同じようにぬれるのかを試していました。
そして、いくつかのくすみカラーが並んだ時
「虹色ができた!」と大喜び。
大人は、虹色っていうと原色の7色を思い浮かべるけれど、
くすみカラーでもたくさんの色がグラデーションになったら
虹色と表現できるんだということを私が子供から学びました。


6歳男の子(年長さん)

彼は、キャンバスを何色で塗るかを考えたとき
「水色」と真っ先に大好きな色を口にしました。
ただ、彼、
どんどん色のトーンが落ちていくことがあまり好きではなく
選んだ青と黄色を混ぜることなく塗り込みました。
彼は、たくさんある中でラップの芯を使い、
ラップの芯一つでどこまで表現の違いが出るかを実験していましたよ。
そして、この後、
手を洗いにいって、
「最初にこの色作りたいって言った水色、手を洗ったら洗面器の中にできたよ」
と嬉しそうに叫んで帰ってきました。
そう、こどもって忘れたようでちゃんと最初の目的を忘れていない。


10歳女子(小学校5年生)


テグスや小さな小さなビーズを使い、
繊細に細かく細かく色塗りを楽しんでいました。
好きな色は水色。
淡い淡い色が好き。
でも、その中に黒を入れるところ、センスあると思いませんか?


こども色彩知育教室の良さ

こども色彩知育教室は異年齢で楽しめるのも一つのポイント。
人との違い、成長の違い、感じ方の違いは同じ年齢だけではなく
異年齢からも学べるもの。
特に、私たちの子供の頃と違い
大人や近所の子供たちとの交流が少なくなっている現代で
昔みたいに自然に触れ合えるようではなくなってしまっているので
歳によっての違いや
あんなふうにやりたいという憧れをお互いに持てるのは
やっぱり楽しい時間で学びも多い。

さりげなく、深く
脳科学と量子力学の考えが散りばめられてるなと感じる
こども色彩知育教室。
読んでるとどんどん興味が湧いてきませんか?

こどもの脳にも
ママの脳にも
大人の脳にも
響くお教室ですよ。



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