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私は何のために生まれてきたのか?

 こちらは、2年前に東京で開催された「表現アートセラピー」のワークショップに参加したときに描いた最後の作品です。

 ワークショップは土日を使って2日間開催されました。全国から集まった、15名ほどの参加者と一緒に、描いたり、音を奏でたり、踊ったり、工作したり、詩を作ったり…。様々なツールを通して、新たな自分の一面と出会い、自己表現することを楽しんできました。

 参加者の顔ぶれも様々で、心理療法を学んでいる人、デザイナーさん、子育てが一段落した家庭の主婦のかた、ヒーラーさんや、音楽療法士のかたなどもいて、アートセラピーの幅の広さを改めて感じました。

 2日目の最後に、特にテーマを指定されず、自由画を描いて終了となりました。
そのとき描いたのがこちらの作品です。

天と地を繋ぐ

 2日間のワークショップを終えて、エネルギーが満ち溢れていたのでしょう。特に何かを描こうと意図したわけではないのですが、紙を前にしたら、真ん中に黄色い光の柱のようなものを表現したくなりました。
 描き進めていくうちに、大地が描かれ、天が描かれ、背景に細いエネルギーの線が無数に加わって、制作終了となりました。
 描き終わって、自分が付けたタイトルは「天と地を繋ぐ」。

 大地と天を繋ぐ存在でありたい。
 混迷の時代にあって、多くの人たちが、行き詰まり、迷い、深い闇の中にいるのではないだろうか。一方で、周囲を見渡すと、困っている人たちをサポートしたいと願っている魂たちもたくさんいる。一人ひとりが、天と、地と、しっかり繋がって生きられるように。
 私もそんなふうに、それぞれの天と地を繋ぐお手伝いをしていきた。そんな祈りのような想いが溢れてきました。

 今、私のアトリエの壁で、静かに私を見守り、エールを送ってくれています。


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