モンテッソーリ幼稚園でわが子が変化したこと

わが家は第二子育休中、第一子をモンテッソーリ教育を行う幼稚園に通わせました。
そこでの経験をシェア。

1. モンテッソーリ教育とは

まずは、モンテッソーリ教育の概要を簡単におさらい。

・歴史
20世紀初頭に、医師・教育者のマリア・モンテッソーリが開発。

・目的
「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」こと。

・幼児期のモンテッソーリ教育の5分野
日常教育の練習、数教育、感覚教育、文化教育、言語教育

・「お仕事」
独特の教具を用いた遊びを「お仕事」と呼ぶ。(お仕事については別途紹介)

・モンテッソーリ教育を受けた有名人(敬称略)
オバマ元大統領
ジョージ・クルーニー
グーグルの創設者 ラリー・ペイジ
米マイクロソフトの創業者 ビル・ゲイツ
アマゾンの創設者 ジェフ・ベゾス
藤井聡太
など


2. 幼稚園の特徴

通っていた園について他の一般的な幼稚園との大きな違いは2点。

1)基本的に3学年一緒の縦割りクラスで生活

クラス替えがないので毎年クラスの2学年(年中少)と担任の先生は基本的にそのまま持ち上がります。そのため、4月も環境変化が少なく比較的穏やかな状態なのが良いところです。しかし、私としてはクラスが変わらないから同じ学年のお友達は少ない(十数人)まま、というのは残念な点でした。

多くの時間を縦割りクラスで過ごすことから、年下の子は年上の子たちの姿を見て日々刺激を受け、年長児は年下の子のお世話をする環境です。教える、教えられるが当たり前。自然とそういうことが上手になっていきます。
また、学年によりできることが限定されてるお仕事や行事もあり、「年中になったら何ができる」、など先の見通しがつきやすくなるのは、こういう環境によるのが大きいと考えます。


2)子ども達はそれぞれ好きなお仕事を選び、1人黙々と、時に友達と一緒に取り組む

教室には棚の上に1セットずつトレーに乗せた状態でお仕事の道具が用意されています。それを個々人がその日の気分に応じて選び、好きな場所でめいめいに取り組みます。
わからない時はお友達や先生に聞いたり、見本を見たりして進めています。
中には2人で取り組むお仕事もあり、仲の良い友達とやる時もありました。(2人1組でそれぞれ同じ袋を持ち、袋の中にあるいくつかのボールから手触りだけでお互い同じものを取り出す、というようなお仕事など)
編み物系のお仕事もあり、作品を持ち帰るのが親子で楽しみになっていました。

なお、平均的な1日のスケジュールはこんな感じです。
登園

お仕事

朝の会

お仕事または外遊び

昼食

外遊び

降園

お仕事の時間は正味1.5時間くらいかなという印象です。


3. わが子の変化

そんな環境でわが子が変わったことは下記の3つ。

1)他人から教わり他人に教えることができるようになった


2)物事を秩序立てて捉えることができるようになった


3)服やお仕事など自分で選ぶことを繰り返すことで、自立心が育まれた


ということで、保育園時代と比べて、モンテッソーリの目指す人物像に少し近づいたかな…という印象です。


4. 取り入れてみたい、と思ったら


興味を持たれた方は、まずは家庭でできることから始めてみてはいかがでしょうか。
3つサイトをご紹介します。

1)モンテッソーリ教育は、家庭が一番!今日からできる実践方法を紹介
https://www.eigofamily.com/archives/1871

親が言動をいかに変えるかという視点で書かれています。やや抽象的ですが、すぐに取り組める内容です。


2)家庭でできる知育遊び! 真似したい「#おうちモンテ」実例集
https://www.google.co.jp/amp/s/iko-yo.net/articles/3680/amp

手作りを中心としたお仕事の実例をまとめています。時間のある方向け。


3)モンテッソーリ教育の子育てを家庭できる環境の作り方
https://childcare-information.net/2016/05/26/montesso-ri-katei/

保育士さんが年齢別に家庭環境の整え方をアドバイスしています。



以上、経験談のシェアでした。気になったらエッセンスを今日から取り入れてみてくださいね。





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