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絵を描けない人(私)が買ったデザイン本~素人なりの創作ボドゲのイラストとデザイン~

2007年から同人ボドゲ、2015年からは商業(専業)でボドゲを作るようになって、イラスト、デザインの素人が買った本を紹介していくかなっていう記事です。

ぶっちゃけ、このnoteはテイク3ぐらいですw
っていうのは、デザイン系の話を書きたいなーと思って、やってきたことの羅列になっちゃって、読むのがしんどかったからね。

ちなみに、以下で書いている「デザイン」はボードゲームのデザインじゃなくて、文字やアイコン、イラストの配置をやるデザインです。

イラスト系は、描くイラストの他、それらを配置するデザインってのがあって、全く別の能力を使うのです。サッカーで言う、フォワードとキーパーぐらいな感じ。


1.ノンデザイナーズデザインブック

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調べたら、ボドゲを作り始めた年にこの本を買ってたのね。
ってことで、ボドゲでカードやボード、箱を作らなきゃ! って時に買った本がこれです。

デザインって何? って感じだったのを覚えています。
フォントサイズはいくつ? テキストはどこに置けばいいの? アイコンはどんなサイズがいいの? とかとか。
分かんない人は、1回でいいからドミニオンのアイコン、数字を自分で配置してみて? 大体こうでしょってところまではすぐ行けると思う。でもその先、きっちりこの場所って決めてみてほしいの。全然わかんなくなると思うから。

右も左も分からないときはこの本でいいと思ってます。今も。
なんでこの本を選んだかっていうと、比較的たくさんのデザイナーさんが読んでたのと、そういう人たちが「基礎としてはこれがいいんじゃない?」って書いてることが多かったためです。今も思うけど、確かにその通り。

写真は2004年に出されたときの物で、今は、本の色合いもだいぶ変わって白が基調になってますけど、今も変わらず、「デザインって何なの?」って人はこれをまず読みましょ。中古とか探すと安いしね。


2.レイアウトのひらめき辞典

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翌年に買ったのがこの本ですね。
デザインの基礎は分かったんだけど、じゃ、実戦でどうすればいいの? っていうのが全く分からず、例題集を求めて買った本。いまだに使ってるから、こういうアイデア基礎ブックって感じの本は1冊あるとすごく重宝するかもしれない。ボドゲデザインの方でこういう本、ほしいなぁ。カードのデザインもそうだけれど、ルールの背景デザインとか、レイアウトとかでもお世話になってるやつですね。

ちなみに中はレイアウト例(しかもイラストではなく、四角や丸の配置)ばっかりです。それに対する補足もほとんどありません。パッと見て、イメージを膨らませたものと掛け合わせて、とかそんなんで使います。

でも今回紹介する本の中では一番見てます。

余談ですが、デザインを知った後は、電車の広告に大変お世話になりました。
町中にあふれる広告、それのレイアウトや配置なんかはどうしてそうなんだろう。どうして読みやすいんだろう、って電車の暇な時間をつぶすようになりました。本やツイッターを開いている余裕はなくなりました。


3.他のボドゲやカドゲ

この辺りまで来たら、一度市販されているカードゲームやボードゲームを見るところかなと思います。最初から見てもいいと思いますけど、見るポイントが全然分からない状態で見ても何にもならないと思うんで、まずは基礎からですね。

しかし、最近になって思うんですけど、こういうことはデザインの学校に行ってがっつり教えてもらった方が確実に早道だと思いました。
友人や、イラストやデザインを依頼した方とお話していると、「ちゃんと理解できるのに5年かかったー」ってことを専門学校では1年目にやってたりと、独力の限界よなぁって思わせてもらえます。

とはいえ、決して無駄ではないので(定型句)独力もありっちゃありです。

後ね、毎回反省すること。
後悔はしないこと、かな。

何か失敗していたとしても、「その時の全力だった」で済ませてしまって、次に生かす方が万倍よいので、それを繰り返すとこかなぁ。

でも、多分だけれど、ある程度の目線を持っていないと(センスがないと)この辺りからなかなか上達が難しくなっていくところかもしれません。

とりあえず、自分の目で見て「すげー」って思ったものをしっかり見て、まねて、学習して、次の物を作り続けるのが多分よさそう。


4.タイポグラフィの基本ルール

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ひと言で「文字づめ」という言葉を聞いたことはあるけれど、それが実際どういうことか、というのが正しく分かっていなかったので買った本です。

ここの文章はこのフォントでよいのか? どのフォントがよいのか? というのに迷ってたので、それで買いました。

とはいえ、分かったことは「自分ではほぼ不可能」と感じました。何回も作って試して、そうなっていないと気持ち悪い、という感じになってきてからがタイポグラフィに手を出す瞬間なのかな、って感じましたね。これ読んでて。深い……

ただ、フォントの選び方、というのはなんとなくわかったつもりにはなりました。

後、フォントを買い集め始めたのもこの時期だと思う。
いや、以前からフォントはちょいちょいフリーのを使っていてはいたんだけれど、それだけじゃ足りないっていう。

それに、ネットにある「フリーのフォント」って無断転載が馬鹿みたいにあって、調べ続けると、「それ、許可されてないうえ、Web販売、配布されてないやつじゃねぇか」ってのが山のように見つかるというね。

フリーフォント、無料素材、ほんと危ない。まとめたやつ、特に危ないよね……


5.なっとくレイアウト

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最後に紹介するのが、最近買って、ほんとによかったと思う「なっとくレイアウト」です。
見開きで、左ページに正解が、右ページにダメなパターンが乗っていて、それがテーマごとに約30種程度。
それの例題や実際商業で使われたデザインもあります。

特に、ダメなパターンがすごく良くて、最初の方は「そりゃあかんやろ」ってなるんですが、半分超えたぐらいから「え、それあかんの?」ってのが多数出てきます。私にとっては、ですが……
そして、正解を見ると、「そう、そういうのたまに見るけど、どうやって考えて作ってるか分からない」っていうのになってます。
そして、それがどう違うのか、まで書いてくれているという。

結局13年ぐらいデザインに触れるようになってからあれこれ独学でやってても、お願いしているデザイナーさんたちの足元にも及ばないんだけれど、その長年の疑問をたくさん解いてくれた本でもあります。

私の悩みが結構ニッチなんで、そういうところに刺さる人は少ないかもですが、これはよかったなと思う本ですね。


6.最後に

ってことで、あれやこれや、自分が買った本の紹介程度の記事になりました。他にもいろいろな本を買ってますねぇ。読んだやつ、途中でやめたやつ、読んだけど、わからなかったやつとか、ちょいちょいありますね。

こういう本は、近所の中古本ショップで探しています。いや、新品で簡単に探せられればそっち行くんですが……
というのは、近所に大きな大学があって、そこの学生が(おそらく)本を売ってるんですよね。そんなこともあって、結構多種多様なデザインの本が並んでいます。どういった経緯でここにあるかはあまり考えませんけど……
ネットで雑多に探すよりも圧倒的によさげなものが手に入るのはいいですね。ほんと。中古ってとこだけが、「著者にお金が落ちない」ってのが引っかかるんですけれども。むぅ。


私は個人事業主で従業員なんて1人もいないのですけれど、そんな時は1から10まで、ボドゲの製作に携わります。

デザインやイラストを外注するとはいえ、指示するのはこちらだし、聞かれて答えられない、なんてことは何度もありました。

その度に、どうすればよかったかなと見返して、相談して、調べてました。

特に箱のデザインが入ってくると、「自社製品のコンセプト」みたいな話にもなってきて、素人が決めないといけなくなってくるあたり、ボドゲの創作ってホントハードル高いよね……

でも、作ることは楽しいし、遊んでもらって「楽しい」って言われるのもうれしいし。

難しいし、せっかくのイラストを生かせなかった時は泣きそうになるし、やってるときはしんどさばっかりが目立つこともあるけれど、リアクションもらえるとすごくうれしいよね。

余談だけれど、ゲムマ予約とかで「自由記載欄」とか用意してるんだけど、そこでイラストに惹かれました!とか書いてもらえると、イラストレーターさん、デザイナーさんにも連絡を入れています。
だって、自分でさえ、モチベにつながるんだしで。

ってことで、イラスト、デザイン分からない人向けに勉強したいときのお話を本ベースで書いてみました。

多分もっと他のいい方法があるだろうし、なんならデザインにもっと力をいれろよ、って話もあるんだと思っているけれど、1つの例としてとらえてもらえるとありがたいです。

ほんと、デザイナーやアートディレクターさんの目線、マジでほしい……


という訳で、いつも通り全部無料で読めるけど、役に立ってたらジュースおごってくださいのコーナーです。
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