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自分自身が企画するイベント実現に向けて

この企画は、東京ヴェルディカレッジ2期生で行ったグッドプラクティス賞プレゼンにおけるカレッジ生の発表を記事化したものです。

グッドプラクティス賞とは、それぞれのカレッジ生が一年間行ってきた活動を通して自身がどのように成長することができたのかを言語化し、プレゼンを行うものです。自らの成長を言語化することで、どの部分が良かったのか、逆にもっと伸ばすことができる部分を改めて知ることができました。本記事は、ヴェルディカレッジnoteを書いているプロモーションチームではなく、昨年12月に行ったグッドプラクティス賞で優勝した、ホームタウンチーム配属の折川結海さんに書いてもらいました。

執筆

ホームタウンチーム2期生:折川結海

カレッジでの活動

東京ヴェルディカレッジでは、平日に講義と配属先での活動、さらに休日にベレーザやヴェルディの試合運営の補助というスケジュールで主に活動していました。
講義では、もちろん知識を教えていただく回もありましたが、楽しそうに働いている社会人の方のお話を聞く回もありました。そのような方々の数時間の講義から、仕事を楽しんでいる様子が伝わってきて、自分も将来楽しいと思える仕事に就けるように、大学生のうちに努力をしようと刺激を受けることができました。

配属先での活動では、主に日テレ・東京ヴェルディベレーザのホームタウン活動を行っていました。最初は、ホームタウンである板橋区・北区を知るために人口分析や施設調査を行い、次第にその調査を踏まえた具体的なイベントの提案や、実際にホームタウンを訪れて、ポスター貼りやポスティングなどを行いました。

さまざまな活動の中で特に注力したのは

このような配属先の活動の中で私が最も注力した取り組みは、自分自身が企画したイベントの実施に向けた活動です。

この取り組みに注力したきっかけは悔しさです。
私は小学生の頃から日テレ・ベレーザのファンで、多くの試合を訪れていました。その際に、サイン会やエスコートキッズやハイタッチキッズなど、多くの人が楽しむことができるさまざまな工夫されたイベントが開催されていました。

折ちゃんプレゼン3

このような経験から、私も自分自身が企画したイベントで人を楽しませられるようになりたいと思うようになりました。しかし、カレッジに入学して3カ月ほどたった頃に、配属先の担当者にイベントの提案を行ったところ、多くのアドバイスを受け、実際に動き出す段階にすら到達する事ができませんでした。この経験は本当に悔しく、絶対にカレッジを卒業するまでに自分自身が企画したイベントを行いたいと思いました。

自身が企画するイベントの実施に向けて

初めに、なぜ提案したイベントを行う事ができなかったのか、徹底的に原因分析を行いました。その際に考えられた私に不足しているものは、1.マネタイズの考慮、2.仮説立て、3.プレゼンスキルです。これらの不足しているもの一つ一つに対して行動していきました。

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1.マネタイズの考慮
まずマネタイズを考えるためには、実際のイベント運営の知識がなければいけないと考え、積極的にベレーザやヴェルディの試合運営補助に参加しました。実際に参加することで運営のフローや必要人数など、マネタイズに必要となる知識を得ることができました。

しかし、インプットだけでは実際に生かす事ができないと考え、アウトプットの場として他のカレッジ生とイベントを企画しました。具体的にイベントを企画することで、マネタイズをより実践的に学ぶことができました。

2.仮説立て
仮説立てでは経験が一番重要になってくると考え、他チームの過去のイベントを調査し、そのイベントの意図を仮説立てするということを行いました。この仮説立ての練習では、多くの事例を調査するため、イベントアイデアの参考にもなりました。

さらに、ターゲットとなるファンがどのような層でどのようなニーズがあるのかを把握するために、試合の観客分析やSNSでの感想のリサーチなども行いました。

3.プレゼンスキル
プレゼンスキルも仮説立てと同様に、経験が重要になってくると考え、配属先の担当者に調査報告などのプレゼンを3ヶ月間で計10回以上行いました。

その結果、自分自身には良くも悪くも端的に話す癖があることを知り、端的な資料が理想とされるパワーポイントでは十分に企画の魅力を伝えられないと考え、ワードにしっかりとしたプレゼン文章を書き起こし、それを口頭で端的に説明するという方法に変更しました。

活動を通した学び

このような努力をしたおかげで、卒業するまでに自分自身が企画したイベントを 実施予定にする事ができました。
また、この経験を通して思いは届くということを学べました。本当に悔しかった分、「絶対に自分自身のイベントを実施する」と思うことができ、成功するために努力し、その思いをしっかりと達成する事ができました。今までは努力してもうまくいかなかった時のことばかりを考えてしまい、全力で何かを行うことを躊躇してしまうことも多かったです。

しかし、カレッジでの経験から強い思いを持って、一貫して努力していれば、その思いを達成することができると学ぶ事ができ、少し前向きに新しいことに挑戦できるようになりました。



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