野良猫14: Cimoli

　インドネシア・バンドン野良猫第14番目に登場はCimoli（オス猫・去勢手術済み）。命名は私の会社のAcepさん（あれっ？いつもは私なのに？）。まずはCimoliとの出会いをお聞きあれ。

 仕事を終えて帰宅した時に、Cimoliは私の住まいの扉の前にいたのだ。段ボールに入れられて。つまり誰かが意図的に捨てていったのだ。きっと私が、Shiro（野良猫１参照）や他の猫たちにご飯を与えているのを見て、なんとかしてくれると思ったのかもしれない。

　まだCimoliは生後２ヶ月あるかないか。私はReoの件（野良猫11参照）もあったので、もう後悔はしたくないと、すぐに保護し写真を撮り、私の会社のスタッフ複数人へ、引き取ってもらえないかと交渉をした。諸々のメンテナンスは私が負担条件の下、承諾してくれたのがAcepさんだ。

　私はAcepさんへ子猫の名前をつけてくれと依頼したところ、出てきた名前がCimoliである。Cimoliは飲むヨーグルトの商品名だ。おそらく彼はその時にこれを飲んでいたのであろう。飼い主が名前をつければ、保有効果も生まれて大事に扱ってくれるのではないかと私は考えたのだ。

　予防接種をしなければならないから、Cimoliを１ヶ月半ほど私が預かり世話をした。その間、体を洗ったり爪を切ったりもした。幼いうちからやっとけば、Acepさんが困らないだろうと思ったからだ。最近もう一度私がCimoliを預かり去勢手術をさせた。

　Cimoliはお散歩が好きなようで、今は放飼いで飼われているが、ご飯の時はちゃんと戻って来るそうだ。加えて去勢手術もしたから、他のオス猫とケンカもしないし平和な毎日を過ごしている。Acepさんの家族に可愛がれてよかったね。Cumoli。