【ROOTS-名古屋サロン】Vol.6〜公民連携とインフラDX〜 その1
前回から間が空いてしまいましたが、7/12に恒例のROOTS-名古屋サロンを開催しました。
前回のROOTS-名古屋サロンレポートはこちら
今回のテーマは2つ。
1.名古屋市総務局総合調整部が推進している「公民連携名古屋フロンティア」
2.緑政土木局技術指導課のインフラDX
今回も名古屋市役所から担当課が直接参加者と意見を交わします。
まずは、公民連携名古屋フロンティアから、、、
冒頭に、公民連携で作ったナゴヤフロンティア紹介動画をみて内容を確認しました。
※この動画も公民連携から生み出されたものだそうです。
名古屋市公民連携ポータルサイト - 名古屋フロンティア -
名古屋市は、公民連携を次のとおり定義しています。
名古屋フロンティアでは、名古屋市が抱える課題について、市の職員がテーマを設定し、民間事業者がテーマに沿った提案する形式と、名古屋市との連携を模索する民間事業者から、テーマのない自由に提案する形式で、公民連携ポータルサイトから幅広く提案を受けつけています。
今回、市の担当者からの課題として、名古屋フロンティアに登録している企業数が少なく、提案数も少ないと感じているとのことで、登録事業者と提案数を増やすための意見交換を行いました。
現在の状況は次の通りです。
上記のような担当者からの話に、参加者からは次のような意見が出ました。
参加者と担当者でコミニュケーションを図る中で、大前提となる「公民連携」という言葉がわかりにくく、認知や浸透がされていないのではないという話になりました。事例として、群馬県前橋市のビジョン「めぶく。」が紹介され、名古屋フロンティアをわかりやすく、親しみやすい名称へ変更し、認知・浸透させていくことへのディスカッションがされました。
また、ポータルサイト上の提案受付フォームをクリックするハードルが高いといった意見が出ていることが、職員から参加者に投げかけられ、そこから「どこまでの提案書を作成していいかわからない」、「提案した後どうなるのか不安」といった意見があり、ページの作りや提案プロセスの明確化などの課題も併せて浮き彫りになりました。
また、取り組み全体を通して、提案者の目線や市民の目線ではなく、誰かに言われたかのように、お題目に従ってただ作っているだけといった印象を受け、再度目的から再検討する必要性を感じました。
とはいえ、今年3年目を迎える名古屋フロンティアは、まだまだ道半ばです。話をしてくれた担当者をディスカッションをしていると、挙がった意見を原動力に、歩みを止めないことで、民間が提案しやすいポータルサイトを実現していけると思いました。
ここまでは、テーマの1つ目の公民連携について記しました。
次回のnoteは、2つ目のテーマであるインフラDXをレポートしていきます!
終わりに。。。公民連携や名古屋市の課題について、自治体職員と直接意見を交換したい方、活動に興味のある企業の方、自治体とのやり取りに課題を感じている方、ファシリテーターを探している方など、いらっしゃいましたらご一報ください。一緒に解決の糸口を探っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?