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【内容レポート】CMCラウンジ「〜セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは〜」

第1回目のCMCラウンジ、名古屋のパブリックビューイング会場からオンライン参加しました!
あまりにも素晴らしい内容だったので学んだことを多くの方に知ってもらいたい、そして何より未来の自分のために残しておきたいので、まとめました。
1度で咀嚼できるような量ではないので、何度も振り返れる参考書のように使ってもらえれば幸いです!

※削れるところなんて無く、全スライドを振り返って書いているため、6500字越えの超大作(?)になっておりますので、覚悟してお読みください!あはは!(笑)



参加しての感想

・高熱が出そうな勢いで熱量があがった
・やるぞ!という気持ちと、伝えきれていない歯がゆさから心がメラメラして、終了後は激辛麻婆豆腐を食べに行きました。
(かーっとなった時って辛いもの食べたくなりません!?あれです!w)

つい燃え上がりましたね…(ぜーはー)
まぁ燃えているだけではいけないのでね、実践してまいります💪
では、ご覧ください!

CMCラウンジとは?

コミュニティに関わる人たちが夜な夜な集まり、ちょっとしたおつまみとお酒を片手にコミュニティのこと、キャリアのこと、その他色々なことを談笑しあう、誰でも参加できるオンライン配信型のラウンジです。
毎回ゲストをお呼びして、マスターとコミュニティについて深堀って話を聞いていく様子をオンラインで配信します。

参照:CMCラウンジEventRegist

Tableauでは2200+名、Snowflakeでは1200+名のコミュニティを育成し、コミュニティの創設から発展を実現したご経験のあるKTさんをゲストにお迎え!


発熱しそうになるほど刺激と学びをもらうなんて、まだ知らない頃のわたし。こんなに楽しそうに喋っていたみたいw

\Let's アウトプットファースト♪/




01.なぜコミュニティが必要なのか?

いまいちピンときていないな…という方は、先にこちらの記事をご覧ください!

・コミュニティを通して教えられることに喜びがある
・師弟関係はかけがえのないもの
・イケてる製品だからコミュニティがあるのではなく、コミュニティがあるからイケてる製品である

そもそもあなたの中に製品愛や思い入れがあるか?という点も重要ですよね。


文化を生み出すコミュニティの3つの柱

①スキル
②ビジョン
③コネクション

スキルとビジョンを持った人同士がつながることで、帰る場所ができる
これがコミュニティとして重要な要素。つまりコミュニティは世界を変える人々がひとときの安らぎを得るホーム。


コミュニティの最初のメンバーを見つける方法

・10人からはじめる
 まず始めるのが大事。集めたら10人くらいはいるはず!ここで足踏みするくらいなら、始めないほうがいいのかもしれないですね。
・事例がない状態で選択している最初のユーザーこそコア
 
事例がない状態で買ってる人は「強い」。自分軸で判断して買ってくれている方たちであるので、絶対に巻き込むべき!
・すでに広まっているプロダクトの場合はこの指とまれして来た人がコア
・営業と連携するのもアリ


メンバーを集めてなにをするか?

・イベントの理念は、あったほうがいい
 前回よりも人数を増やすことが必ずしも重要ではない。これコミュマネが落ちやすい落とし穴ベスト3があったら、絶対入りますよね!(笑)コミュニティは必ずしも数字で表せることばかりではないし、そして目的を見失ってはいけない。
・理念を無理に作ろうとして進まないくらいなら、イベントから始める
・やっているうちに気が付くこともあるとわかっておく
・あったほうがいいね、くらいは知っておいてスタートするとGood


集めたらとにかく続ける

・初期はイベント参加人数のアップダウンにめげない(回数が重要)
・あまりにも少ない場合は「初心者向け」を取り入れる
・自分が見たいものではなく、オーディエンスが見たいものを

高度な技術を学びにくるのが大目的ではない。オーディエンス目線でイベントをつくる過程こそが学びになる!
初心者向けのコンテンツは一見意味が無いように思うけど、それを作る過程こそが技術の深い理解とその先の価値や伝え方を磨く貴重な場になる。


最初はやって見せるが必要

・ユーザーグループの幹事、スピーカー、場所を貸す
・最初は一人何役もやることになって当たり前
・徐々にスピーカーの間口を広げていくと良い
 
→幹事がずっと話していると敷居が高く見えるので、2~3回やっても自然にスピーカー立候補が出てこなければ「初めて枠」を作るなどもあり
・最初から話したい人を募集して発信の文化づくりをするのもGood

運営メンバーはツールのことをよく知っているから、自分が見たいものをやっていると高度で敷居が高いものになってしまいがち。初心者が集まることが継続すれば、その中から上級者が出てきて、長い目で見て学び合いの相手を増やすことになる。


02.コミュニティ運営の極意

第一次発展期~一つのグループで限界が生じ始める~

・長く使っているユーザーは上級者に、しかしマーケットの成長に合わせて初心者も出てくる
・それに伴い、オーディエンスに合わせることがほぼ不可能になってくる

同じコンテンツに対して「簡単すぎた」「難しかった」と反応に幅が出てきた時こそ 広がっている証拠!喜べ!


内輪っぽいという評価が出てくる

・コミュニティが盛り上がり「いつメン」が目立ってくるとありがちな現象
・ただしコミュニティが仲良い証拠でもあるので、喜んだうえで即対応
・ 入り方をオープンにし、新しい人にほどスポットを当てる
 但し、オープンにしたうえで「入ってこないのは相手の勝手」

一つのグループで限界を感じた場合は、分科会を開催する(技術レベル、関心軸、地域)

分科会が増えると、運営してくれるリーダーも増える
リーダー(=運営サイド)が増えることによって新しい関係者が増えるので、ここが内輪っぽいという評価も解消できるタイミングがくる。

<リーダーの選び方>
・自分で手を挙げる人
・やりたそうな人の背中を押す
・バイネームで誘ってOK!

やり方は教えられるが、やりたい気持ちは教えられない
「やりたい」と思ってくれる人がいることが価値。

コミュニティリーダーの活躍を応援するためには、1on1をする

・発信していないけどできそうな人に「やりなよ」と声をかける
・最近活動ができていないなと感じるリーダーには「最低月1は動いたほうがいいよ」と声をかける
・アンバサダーなど称号持ちの人には「活動がないと継続が難しいこと」をしっかりと伝える

1on1で個々人のやりたいことを具現化し、その実現のために運営メンバーを動かすことがコミュニティマネージャーの役割である。

\こんな気づきもいただきました!/

アクティブ率は変動するもの

まず、一度コミュニティに参加した人が常にアクティブであるという発想はやめる。具体的には初期は8割、徐々に5割、拡大して増えても新規/リピーター5割ずるを目指す感覚でいるといい。どちらかに偏ってしまうのが1番NG。

年に一度はみんなで集まる!

年次イベントはまさに「大人の文化祭」!
どんなことでも一辺倒は難しいのでハレの日(山)をつくることは大事。
参加者の幅が広いがゆえに定義は難しいが、ミッションは持つ。イメージとして「初心者もなんかすごい!」となるようなお祭りにする。

コミュニティメンバーの一人ひとりと向き合い、貢献者に対して直接感謝を伝える機会を設ける

KTさんのこういう愛溢れるところを心から尊敬する。たった1つの思いやりが未来を変える。
自分のセンサーが反応したことを自信を持ってできる自分でありたいことと、センサーが反応できるような余白を持っていられるようにしたい。

いつも支えてくれる人たちに誰よりも深い愛を持っている自信があるけど、それがちゃんと伝わっているかは自信がなくて、もっと伝えていくことを宣言します!!!


低迷期

低迷期とは?
・ネタ切れ
・責任感だけで継続している
・私物化されてしまっている など

低迷期の脱出方法

「「「「新しい人に来てもらう」」」」
前提として、こうなる前に先手を打っておくことで回避可能
基本的には1から作るのと同じ。

自分だけで選ぶのではなく、元々いるメンバーもいいと思う人にすること。
ここで絶対に忘れてならないのは、もともと頑張ってくれていた人たちへの配慮。頑張ってきた人たちは傷ついているし、同じことが起こることをこわがっていることを理解したうえで動いていく。


代替わり期

リーダー交代をセレモニー化する。
①卒業制度で私物化を防止する
②継承して次世代が担う
③新しいリーダーが入れるスキマを用意
ー最初は声掛けベースでOK、徐々になぜ選ばれたかがわかるようにする
次を担うべき人が出てくると、前任者は卒業したくなったりもするとか!

コミュニティの参加者は出入り自由。ただしリーダーは交代/継承がいる。
責任感が強いほど熱量が下がってもやり続けてしまうこともあるので、抜けられる体制があることも大事。

\マジックワードはこれ!/


第2次発展期=セルフドライブ期

コミュニティを引き継ぐうえで必要なこと
「「「「情熱と仕組み」」」」

情熱:私が受け継ぐのだという確固たる信念
仕組み:誰でも運用できるようにマニュアルやプラットフォームを整える


03.いつでも使えるコミュニティTips

イベント内でネットワーキングを盛り上げる方法

・早く来ている人は繋がれるチャンスなので、1人にしておかない
・一緒に来た人は必ずバラす
・ずっと一緒に話している人たちがいた時もバラす
 ーバラすのが難しい場合は、新しい人を追加する
・初参加の人には受付時点で声をかけ、ベテラングループに混ぜる

知り合いが増えると自然にバラけ出す!
誰かと話せたら次はコミュニティ経験者になれる!
コミュニティ初心者なのは初回だけになるように工夫する

交流に反発的な人が居た場合、「そういう場所なので」というスタンスをしっかりと伝える。文化づくりは丁寧に何度も伝えていく。

役割をもらうと頑張れちゃう。
経験者は語る!!!といういうやつでしょうか♡


参加者が集まらないとき

・そもそも死力を尽くしていない人が多すぎる
 ちゃんと誘ったか?SNS投稿する/掲示板に投げるだけ、などは誘ったことにはならない。
・個別声掛けと公開募集を両立
・営業に協力要請し、お客さんへ連絡してもらうのも〇

・集まらなかったら、最終的にはダイレクト連絡
 →来れなかったとしても、つながりの継続性になる

スパムみたいなDMを送っていませんか?

本当にこれ!!!!!!大事!!!!!!!!!(大声)
当たり前だけど手抜きはバレるし、反対に想いは伝わる。

・ダイレクトに連絡していいのは、個人に宛てたメッセージを書いたものだけで、人によってメッセージを変えるのは当たり前
 ーコピペしていいのはURLだけくらいの気持ち
・短くてもOKなので、重要なのは自分宛であることが伝わること

コミュニティリーダーが集まらない

・最初はやっている姿を見せる
・やりたいけど何をやったらいいかわからない人にも、隣で見せる
・懇親会などで企画の予兆を見つけたら、即実行宣言してもらう
 →必ず自分自身でしてもらうことが大事
・いきなり完璧なリーダーはいない、みんな成長していくもの

ここでも思わず反省する我!(笑)


コミュニティリーダーの指名と公募のバランス

・創設期は思いついた人(もともと発信が多い人など)にお願いする
・第一次発展期以降、見逃す人が増えるので注意
 ーやっても選ばれない、内輪という評価が発生しがち
・公募は誰でも見える場所にする
・どうしても誘いたい人が居る場合は、公募を出してから声をかける
・ルールに沿って人を集める

やりたい素振りを見逃さない!


コミュニティ参加のうえでのお願いゴトは明確に

・ハッシュタグをつけてポストしてください
・参加してください
など

例えばQRを出してもスマホを掲げていない人が居たら声をかける。

\アクションを見届ける!/


プラットフォームの運営方法(Slackなど)

・盛り下がって見えるので、空のチャンネルはどんどんアーカイブする
 (必要になったら戻せばいい)
・コミュニティマネージャーが率先して投稿や反応をする
・投稿が必要になるようなイベントを発生させる
・チャンネルリーダーをアサイン

・日常使いしてもらえないなら危険信号

わかりやすさ<盛り上がっているか
但し、ナレッジはいつでも見やすい場所に!

オンラインでも文化をつくる

・やり慣れていない人の前提に立つ
・発信だけでなく、いいねやコメントなども立派なアクションであることを伝える

いいね、コメント、スタンプなど遠慮なくやること。みんな遠慮しすぎ。アクションは簡単なこと!


【これ以降は私的には高度なTipsであると考えています。読み進めて自分には早いかも…と思った方は、04.おわりにまで飛ばしてください。】


アンバサダープログラムの活用

・順調に進んでいけば、認定を取る基準も上がっていくもの
・アンバサダーの活動が停滞している場合には、はっきりと伝えたうえで活動を再開してもらう


主要なコミュニティメンバーにはインセンティブを用意する

・創業者やエグゼクティブとのミーティングセット
・プロダクト開発者との意見交換会

コミュニティメンバーにとって「中の人」は大好きなものを作ってくれている人たちで、「推し」のような存在。話したい存在であることを忘れない!


外部コミュニティと連携する

大前提:相手のコミュニティに貢献し、コミュニティの一員となる
・相手コミュニティの参加者、文化、ルールへのリスペクト
・お呼ばれの場合は、リスペクトしつつ多少自分コミュニティのエッセンスを刺激として入れさせてもらう


任されることがHappyになるように

・イベントサポーターなど、仲間の一員として動いてもらうことで親密度が高まる
・手伝いたいと思ってくれる土壌づくり
 ーこの場所が絶対に必要だという信念が伝わっていること
  居心地の良さ
  発展を手伝いたいという気持ち
・定期的に立候補を募る
 →※ここでコミュニティの習熟度がはかれる


04.おわりに

自分ゴト化してもらう

絶対に必要なものだとわかってもらい、誰かが引っ張るものではなく「あなたのものなのだ」とわかってもらう。

情熱と仕組み

「引き継ぎ」なんて生ぬるい。情熱を伝播し、できた仕組みを渡していく。
そしてこの2つをはっきりと伝える。
「あなたが次の担い手である」「担わなかったら、無くなってしまう」

コミュニティのゴールは、「このコミュニティをきっかけに人生が変わった人をどれだけ育てられるか」


以上、ここまでがCMCラウンジの内容まとめでした。参加された方にもしていない方にも、参考になっていれば嬉しいです!


名古屋サテライト会場爆誕の経緯

CMCラウンジは当初、東京の現地参加とYouTubeLiveでのオンライン参加のみで公開されていました。が、コアメンバーの声とCMC運営メンバーが快く対応くださったおかげで、名古屋サテライト会場が爆誕したわけです。

全てのきっかけとなったポストがこちら!

相談してから爆速対応いただいたおさざさん、野北さんに大感謝です!

CMC_Meetup名古屋を支えてくれるコアメンバーの声だったので、是非とも叶えたくてカラダが勝手に動いていましたw
そして相談なしに開催を決めたのに、快く一緒に動いてくれたCMC_Meeup名古屋運営メンバー「HYDOS」の仲間たちにも感謝です。いつものことながら、愛してます🫰

結果的に集まることができたことにより、リアルタイムアウトプットが盛んになり、全体の熱量を上げることもできたのではないかと思います。本当に開催できてよかった!

みんなで集合写真!
#俺たちのシルクロード


つくづく思うこと

コミュニティ運営を学ぶイベントってコミュニティに関わっていない人も絶対に参加したほうがいい。経営や組織内での考え方、営業スキルなどなど、私たちの日常に活かされる学びの宝庫だなと何度も思う。関係がない人なんて居ないんじゃないかな

もしかしたら今あなたが足踏みしている悩みの解決方法が、コミュニティの世界では当たり前だったりするのかも?



ひゃー!こんな長いnoteを最後まで読んでくれたあなたを心から尊敬するとともに、感謝を伝えたいです。
「最後まで読んだよ!」の報告、絶対くださいね🙌!!!(笑)

ありがとうございましたっ🫡


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