見出し画像

映画でも話題の「事故物件」って本当にあるの?

こんにちは!「KAT-TUN」の亀梨和也さんが主演を務める、「事故物件 恐い間取り」が8月28日に公開されます。

“事故物件住みます芸人”松原タニシさんの体験がベースとなっています。ホラー映画の巨匠・中田秀夫監督です。もう最恐間違いなしと話題になっています。

夏の心霊番組などでも、事故物件についての話はよく出てきますよね。

そんなことから、事故物件と聞くと、「殺人」と言うイメージを持たれるかもしれませんが、それだけではありません。

今回は、事故物件と呼ばれる物件とは具体的にどういったものなのかを紹介します。

殺人や火災が代表的だが、単なる死亡も入る

事故物件、不動産業界では心理的瑕疵(かし)物件と言われるものは、そこに住む人間が心理的な嫌悪感を持つような物件です。
最も多い事故や心事理的瑕疵と言えば、その建物内での殺人事件や殺傷事件。
(映画で扱われている部屋はきっとこの部類)

しかし、決して殺人に限ったものではありません。

火災などの事故、災害に遭った場合や、孤独死で時間が経ってから遺体が発見された物件。中には自宅で人が亡くなっただけで心理的瑕疵物件扱いされてしまうこともあります。

画像2

小学校も心理的瑕疵物件となることも

人の死以外にも心理的瑕疵の要因となるものはたくさんあります。

代表的なものは、反社会的な組織の事務所。
事件に巻き込まれることもあるかもしれないし、治安に不安があるものとして避ける人は多いでしょう。

それ以外にも墓地や葬儀場、工場、原子力発電所やガスタンクなどの危険施設、風俗店やパチンコ店、繁華街なども、住む人によっては心理的瑕疵とも言えます。

最近では、保育園や幼稚園の建設に周囲の住宅から反対の声が上がるのがニュースになったりと、子どもたちが通う施設や小学校、中学校も心理的瑕疵施設になることもあります。

画像2

告知義務あり!だけど期間の決まりはなし・・・

心理的瑕疵物件は、告知義務のある条項となっているので、不動産売買に伴う重要事項説明書には必ず記載し、契約の場で説明を行わないといけません。
しかし、あどれくらい前まで遡って告知をしなくてはいけないかに関してまだ明確なガイドラインが定められていません。

賃貸物件の場合は、多くの場所で2年間が経過した、もしくは、一度賃借人が変わったあとは告知をしていないというケースが多いようです。

一度人が住んでしまえば、その期間特に問題がなかったということで、心理的瑕疵も消えたとみなすケースが多くなっているのです。

一方で、不動産売買の場合は数十年前のことでも告知をしているケースが多いです。

気分で住む場所を変えられる賃貸と、長期所有することの多い売買では心理的瑕疵の存在も大きくなってしまうということでしょう。

友人の不動産の営業マンは、物件の売主が多くを語らないので、不審に思い調べてみたら、その物件で殺人事件があった。なんてことがあったそうです。(もちろん取引は中止)

ちなみに、私も土地を購入する際、近くに井戸と防空壕があったと説明を受けました。やめようかと思いましたが、「戦時中にはいろんな場所で人が亡くなっているよ」と父から言われ、気にしないようにしました。(それでも引っ越して1ヶ月はなんだか怖かった)

そして事故物件を紹介するサイトで、近所の物件が掲載されていて震えました。

心配な場合は、家を借りる、買う際には、不動産会社に相談してみましょう。あるいは、知らぬが仏を通す。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?