ジェンダーイコーリティーって?

職場で「ジェンダーイコーリティー」というワードが取り上げられていて意味が分からなくて調べてみたのでメモ。

とその前に、そもそもジェンダーって?ってとこで引っかかる笑

ジェンダーとは…
「男らしさ、女らしさ」というような社会的・文化的役割としての性、社会的・文化的性差のことを意味するようだ。

この社会的・文化的役割って?とか、ジェンダーとsexの違いは?とか調べだしたらきりがない…

今回のお題は
「ジェンダーイコーリティー(gender equality)」

辞書で調べてみると男女共同参画・男女平等とでてきた。
で、そこから派生して、男女共同参画を英訳したときにgender equalityでよいのか問題を書いている山岸勝榮さんのブログにぶち当たって面白かったのでシェア。

以下、結論部分を引用

「男女共同参画社会基本法」の“精神”は、まず間違いなく、“gender equality”(=「性に関係なく誰にも同じ starting line を用意すること」を強調) というよりも “gender equity” ( = 「性に関係なく誰にも あらゆる機会や恩恵を与える goal [finish line]を用意すること」を強調) と呼ぶべきものだろう。性による差別なく、健常者・障害者の区別なく、老若男女だれもが社会生活を幸せに送れること、それが社会生活者全ての“公平・公正な目標[ゴール]”であること、それこそが紛れもなく fairness すなわち equity の精神だからだ。したがって、私なら、「男女共同参画局」の英語名は Gender Equity Bureau Cabinet Office とする。

ジェンダーイコーリティー(gender equality)と
ジェンダーエクイティ(gender equity)

1単語で全然意味合いが違ってくる。
結局、同じスタートラインを用意されても、その時点で人それぞれ違いがあり、平等とは言えない。けど、結構そのことに気づかず、見過ごされている部分って多いような気がする。

例えば、育児休暇は男性でも取れる。(男女とも同じスタートラインは準備されている)が、社内の環境的が取りにくかったり、キャリアにとってマイナスだと思っている男性が多くまだまだ、取得されていない。
その結果、家事や育児の負担が女性の方が大きく、子どもがいる女性はキャリア形成しにくい環境が生まれている。
ジェンダーイコーリティー(gender equality)の精神的には同じスタートライン準備したじゃん!!なんだけれども…実際どうなん?ってことだよね?

ジェンダーエクイティ(gender equity)の精神で行くと
じゃー、男性も育児休暇取りやすくするためにはどうするか?ってことを考えていくってことよね?そして、女性もキャリアアップできるためにはどうするか?って環境づくりの部分を考えたりすることよね?

たった1単語。
たった1単語だけど考えさせられる。
カタチだけ整えられていることに満足していないかと。
それが、すべての人にとって公平・公正なゴールなのかと常に考えていくことが大切な気がする。

知らない言葉を調べて、こんなことを考えるなんて思ってもみなかった。
知らないことを知るって面白い!!

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